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無から生まれたモノ  作者: coll
16/41

15:悪魔の嗤い

本領発揮の星の力とは

「終わりだ。呪いよ」


「...終わり?まだ分からないでしょう?」


「俺は今まで幸福という能力を嫌ってきたんだ。」


「...唯福君」


「勝手に発動するし、俺にだけ幸福なことが起きて俺の周りの人には不運が起きる。」


「なんで俺にこんな最厄の能力が...と何度思ったことか。」


「だけど...今、俺はこの能力本当の使い道がわかった気がするんだ。」


「これは俺を幸福にするのではなく無罪の人を幸福にさせる。最高の能力なんだって。」


「ありがとう。呪いの能力者」


「...感謝されたのなら素直に受けとっておきましょう。ですが、私はまだ負けてはいません。むしろ貴方を圧倒している。このまま押し切れば...」


「俺、嘘ついてたんだ...」


「っ...嘘だと...?」


「何の...?」


と絃夢に聞いてみると


「さ、さっぱりです...」


と返ってきた。まぁ当たり前だよね。


「本当は俺LX。最強の能力者の1人なんだよ。」


「...なっ!?」


「嘘!?」


「ほ、ほんとですか...!?」


「ただ、それと同時に最厄の能力者とも言われてた。そう呼ばれるのが嫌だとあの理事長に話したら、生きやすいようにとLIXにしてくれた。」


「...そういうことが...」


「だが、今は違う。俺は善人のためにこの能力を使いこの世を最高の幸福に...最幸に満たしていく。」


「だからすまねぇな...呪いよ...。」


「クッ...!!呪業!!!」


Eternal(限りなき) Fortune(天運)


「な、なんだこの現象は!!」


「こ、こんなこと...ありえるの?」


「幸運なら...ありえる...何でもありだから...」


「て、天候が...どんどん変わって...」


「しかも...強い風も吹いてる」


「雷もなり始めてる...」


「幸運ってよ」


と風の力で宙に浮きながら唯福君は喋りだした。


「...?」


「俺でも何が起きるか分からないんだ。起きる現象はランダムだからな。」


「ただ、今は俺の言う通り動いてくれると信じてる。」


「なっ!?風が俺に纏わりついてっ!?」


「こんなの...天候系の能力者と何ら変わりないレベルだよ...」


ただでさえ天候の能力はレアだと言うのに...


「上にぶっ飛べ」


「うぉぁあっ!?」


「急上昇した!?」


「ふんっ...」


「アレは...まさか...!!」


「アレは隕石だよ」


「い...」


「い!?」


「隕石!?」


「う、嘘でしょ!?地球に隕石が!?」


「ありがとうな呪いの能力者。俺に本当の力を出させてくれて。」


「うぐっ...!?あっ...!!」


「ど、どうするの!?」


「隕石を軌道修正する。」


と、唯福君が言った後、物理法則を無視したその力で、隕石が270度を一瞬で回って、宇宙へと帰って行った。


「う、嘘でしょ...」


「あ、あの...呪いの人は...」


「大丈夫。もうそろそろ上から落ちてくる。」


と、唯福君が言うと、またもやすぐその後に上から呪いの能力者が落ちてきた。


「え...今の死んでないよね...?」


「こいつには隕石にぶつかる前に幸運の能力をかけた。そして地面にぶつかる前にもな。だから死んでは無い。まぁ今は気絶してるけど」


「す、凄い...」


「てか、まさか唯福君がLXだなんて...」


「お前らには隠すつもり無かったんだけどな...」


「結果的に隠すことになった。すまないな」


「い、いや...あ、謝ることの程じゃないですよ...」


「LXって...乖たん以外見た事ないや...」


「生徒会長もLXなのか?」


「え、あ、うん!そうなんだ!」


「乖たんの能力は不正チート。文字通り自身を強化する。中には他人に干渉するやつもあるらしいけど...」


「...不正か...」


「と、とりあえず終わったので...せ、生徒会に報告して帰りませんか...?」


「...そうだな。」


「いやー...それにしても凄いなー」







「と、言うことです。」


「...ふむ」


「いかが致しましょう」


「もう少し様子見だ。夢が開花するまで待とうじゃないか。」


謎の勢力と夢の関係とは

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