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おまけ(J)

「桜を見に行こう!」

ある春の日、彼女は突然そう言った。


「なんだよ、突然……」

「ほら、ここで桜まつりが開催されています!」

彼女がスマホの画面を指さす。

そこには写真があり、桜が並んでいる道にはたくさんの人が歩いている様子が写っている。

写真の下には日時や場所、そしてイベントの内容などが書かれている。


「でもこの場所遠くないか?」

僕は場所を見て彼女に尋ねる。

大きな公園で行われるらしいが、ここからだと距離がある。


「地下鉄とバスを使えばすぐだよ!ほら早く準備して!」

彼女は一度言い出すと聞かないことがある。

僕は説得をあきらめて、彼女と一緒に桜を見に行くことにした。


そして数時間後、僕たちは目的地である公園に着いた。


「はぁ、やっと着いた……」

「本当! なんで地下鉄もバスも時間通りに来ないのよ」

「それはいつものことだからしょうがないだろ」

地下鉄もバスも時間通りに来たことなんて一度もない。


「とにかくせっかく来ただから見て回ろう」

「情報によると凧揚げや太鼓、それにバーチャルマラソンがあるらしいよ」

「バーチャルマラソンってなんだよ?」


公園には立派な桜の木が並んでいた。

ピンク色の花びらがひらひらと舞いとても幻想的な光景だ。


「ああ、きれいだな!」


実物の桜を見るのは初めてだし、写真とか動画でしか見たことがない。


それから僕は彼女と桜並木を歩き、桜とまつりを楽しんだ。


「それにしてもこんなところでも桜って見られるんだな」

「知らなかったの? ここって結構有名だよ」


「次は日本の桜も見てみたいな」

「そのためにはまず日本語を勉強しなきゃね」

僕たちはワシントンD.C.のポトマック公園を後にした。


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