003 魔力について
『狭間の標詩』の設定が多め。仕方ない仕方ない。
【概要】
人間(ヒト族)が持つ『正の力』を魔力、世界に満ちているのがマナ、瘴魔などが持ってる『負の力』を瘴力と呼ぶ。つまり、マナ=魔力や瘴気、でもある。
この世に生きる全ての生き物は魔力を持つが、魔法を行使するには魔道を学んだ上で魔力を一定量まで増やさなければならない。
『黄昏記』の時代は一括りでマナと呼ばれた。
『狭間』の世界では『瘴力』と『魔力』と、それぞれ呼ばれる。区分分けとしては理性がある生き物が持っているかどうか。
マナが豊かな土地であればあるほど魔法の威力も高くなるが、土地や動植物の修復力も高い。
マナは世界に満ちているものだが世界によって増減があり、アーシェたちの世界はマナが少なく、獣人たちの世界はとても多い。魔晶石の質が両者の世界で大きく違うのもこのせいである。
魔力には色があり、大抵は魔法を使用する使用者の属性や性質を反映している。
アーシェは薄い紫、フォスは孔雀緑、ソフィアは黄色、シャイラはオレンジとなっている。
魔耀石は魔力を流すと、使用者の魔力の色に染まる。
魔法薬や魔法を使い魔力を消費することで、魔力が増える。
例えば、魔力が一〇ある状態から三使うと体が魔力を回復させようと魔力を生み出し、魔力が回復するついでに魔力の量も十一に増えてしまう。
成長は計測器で確認ができる。学校や軍では毎年、魔力量を測定することが義務付けられている。魔力が増えると自分でもなんとなく自覚はある。
また、成長期は『魔力が伸びやすい時期』ではなく、『魔力の成長率が高い時期』である。この時期は、魔法を使うと魔力が伸びやすくなり、身体的な成長が止まるにつれ魔力の成長率も落ち着いていく。
俗に魔力は『飴』に例えられる。
魔力を飴のように練ったり伸ばしたりetcという感覚は、初歩的な魔道(魔法や魔力を扱う術)を学ぶ上でよく言われることである。
魔力の暴走も魔法の暴走もどちらもある。
稀に、魔力が成長しない者(極端に魔力が成長しにくい者)が生まれることがある。現実のアレルギーに近いもので、これを『不育性魔力症』と言う。
原因が親の体質にあった場合、兄弟に共通遺伝することが多い。こういった者は魔力を使用して効果を発揮する魔法薬や魔法が使えないため、要職ではなく使い捨ての効く閑職につかされることが多い。
【マナ】
世界に満ちている力。魔法を使える者は自分の魔力を用いて神々に願い、神々はマナを通じて現象を起こす。
人は死ぬとマナへ還る。
『原初』の時代では人間や獣人は当たり前に魔法を使うことができたため、魔力が多かった。そのため、死ぬと世界に還元される魔力も多い。この状態は未来に当たる『箱庭』の世界でも同じ。
しかし『狭間』の世界では、世界崩壊のせいで魔力が還元される仕組みの知識などが廃れたため、魔力をマナに還元できる存在(=魔道を学んだ者)が少なくなり、世界に満ちるマナはとても少なくなった。
そのため、マナの量に左右される魔性植物や魔晶石の質は悪い。
【精神感応】
相手の魔力と自分の魔力を同調させることで相手の深層心理や記憶の中に入り込む方法。これを引き起こすための魔法薬もある。
【魔力の吸収】
魔道に関する一定の知識技能のある者は、他者から魔力を吸い取ることもできる。身内など魔力の性質が似ていれば似ているほど吸い取りやすい。
それによってある程度魔力を回復させて魔力疲労による魔力症の進行を防いだり、他人の魔力の暴走を防いだりすることができる。




