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出会い@???

お詫びに連続投稿です

空いた口がふさがらないっていうのはまさにこのことだろう。

実に間抜けな絵面だが、それは勘弁してほしい。

何せ二度目の不思議体験だし、そもそも周りには俺たち以外誰もいないからだ。


口が乾いてカサカサになり、、そこでやっと自分が口を開けっ放しだったのに気づいた。

ため息をひとつつき、ざっと周りを見渡す。


色自体に不自然なところは見当たらないのだが、謎の違和感を感じさせる壁。

天井はかなり遠くにあるはずなのに、こっちにまではっきり見える。

床はなぜか少し暖かく、色も相まってますます不気味だ。


見ただけで材質が判断できないのはそうだが、触っても全然わからない。

強く押せばまるでスライムのように手が沈み込み、逆に軽く叩けばまるで金属のような感触が帰ってくる。


はっきり言って気持ち悪い。

しかも空気も若干…なんか…こう…気持ち悪い感じがする。

実際に吐きそうじゃないのに吐き気だけ延々と襲ってくるかのような…



「さっすが異世界だな。もう何が起きても動揺しねぇよ」

「ああ…」



気を紛らわせるために話を振ってみるも、帰ってきたのは生返事。



「おいてめぇ適当に返事してんじゃ………えぇ…」



文句を言いながら隣を見るが、怒りが途中でどっかにいってしまった。

なぜなら、晄牙の様子がそれはもうかなりおかしかったからだ。

眼は白目を向きかけており、口はだらしない笑みを浮かべ、膝立ちになって体を痙攣させている。





つまりアへ顔でビクンビクンしていた。

きめぇ。

いっそう気分が悪くなった。

何だコイツ変態だったのか。極まってんな。



「おい…きめぇからさっさと立って普通にしろ」

「むりぃ…ちからがひゃいらにゃい…」


「オボロロロロロロロロロロロロ!」

ビチャビチャビチャァ!



これはきっつい。

気持ち悪さが限界を超えた。男のアへ顔とか誰得だよ…

なんでこんな奴とこんなとこにいるんだろうか…


胃の中身を全部吐き出したおかげか、かなりスッキリした。

ゲロはいつの間にか床から消えていた。


なんだか考える気も失せたので、床に座り込んでボーっとすることにした。

やっぱり生暖かくて気持ち悪い。


ボーっとすること約十分。

ついに晄牙が床に倒れ、気絶して動きが弱くなった頃。


目の前に、白い幼女と黒い幼女が現れた。



…いや、それだけじゃあ表現に無理がある。

白いのに鮮やかさを感じさせる髪に、淡い光を放つみずみずしい肌。

心まで見透かされるような紅い目が、幼い顔に絶妙にマッチしている。

体躯に似合わないぶかぶかのローブがギャップを感じさせ、それがまたそそる。

微笑みがとても似合うであろう、見た目7,8歳ぐらいの幼女。


見た目相応に長く、そしてひきつけられるような艶やかな黒髪。

肌は小麦色で、動きやすそうな半袖短パンの見えそうで見えない領域が実にたまらない。

こちらを見つめる黄色い瞳に、妖艶な笑みが視線を釘づけて離さない。

小悪魔系という言葉がしっくりきそうな見た目10,11歳ぐらいの幼女。


こんな幼女が実在し「あの…」ん?」



「声…でてますよ…」

「知ってる。わざとやってるからな。」



変な空間での最初の出会いは、どこか人間離れした容姿を持つ幼女二人だった。



白い幼女が若干怯えた表情になり、黒い幼女は満面の笑みに。

反応が顕著で実に面白い。

ニヤニヤしていると、黒幼女が近づいてきた。


座ったままだとさすがにどうなのかと思い、咄嗟に立つ。

すると黒幼女は一瞬不満そうな顔をこちらに向けてきた。


何が悪かったのか全く分からない。

小さく、「まぁいいか」と聞こえたその後。


唇に柔らかい感触がした。

目の前には幼女の顔。






俺  幼  女  に  キ  ス  さ  れ  て  る  !







なんてこった!(大歓喜)














優斗「あぁ^~たまらねぇぜ」

晄牙「」ビクンビクン

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