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意地っ張りな女子高生の話

作者: 卵焼き

主人公達が登校中に喋ってるだけです。

少し下ネタ含みますので注意してください。


俺の名前は鈴木凛、ちょいとだけ男勝りな至って普通の女子高生だ。

今日は丁度2年生になって初めての登校日…別に特別なこともないので慣れ親しんだ道をいつものように歩く。


「おーい!凛ちゃーん!!おっはよー!!」


慣れ親しんだそいつの脇をいつものように通り過ぎる。


「って何さも何もなかったかのように無視してくれちゃってんのさ!?

私の心はお父さんが年頃の娘に臭いから近付かないでって言われた時のようにズタボロよ!?」


「ボケがなげえよ!あと鞄凄いスピードで投げんな!!こえぇから!」


ツインテールを揺らしながら俺に向かって野球部顔負けの豪速球を投げてくるコイツは同じクラスの佐野彩。

スレッスレで避けたけど当たったら只じゃすまねえよ、この鞄…。

いつも元気な怪力娘。顔可愛いし、胸でっかいし、性格が良いので男女問わず人気だ。

一年の時もコイツと同じクラスで結構仲が良かった。内心では二年も一緒にいれる事にほっとしている。


「そうだよ佐野さん、それは流石に危ないよ。」


ムカつく声が…早急に逃げよう、うん。

得意の早歩きでこの場から去ろうとした瞬間胸に男の手が…


「リンリンは他の女の子と違って在る筈のものがここに無いから動きやすくて助かったけど…」


「誰のどこがまな板だゴラ」


いや、確かに平均と比べるとかなりの差だけど、彩と比べたら天地の差だが…

それでもムカつく事に変わりはないので右フックをかますが涼しい顔で避けられる。こういう所も嫌いなんだ。


「おはよ、リンリン!」


「逃げんな変態!」


忌まわしい事にこいつもクラスメイト、名前は原田淳、少しハネっけのある髪が特徴的。成績優秀、スポーツ万能、顔もそこそこ整っていて絵に描いたような天才の癖になぜか執拗に俺に付き纏ってくる。

一言で言うとウザいやつだ。


「え?逃げんなってリンリンは俺にもっとイイコトして欲しいの?」


「そのすかした面に一発いれたいんだよこの変態。あとリンリン呼びやめろ。」


「俺の方がお前に一発いれてえよ、あ、

勿論顔じゃなくてお前の中な。」


「さっきからセクハラ発言しか出来ねえのかテメーは」


だからこいつは苦手なんだ。

なぜか彩はこいつが現れた瞬間顔を赤らめてモジモジしてる辺り、この変態が好きらしいが。絶対おかしい。ただの外面だけの変態なのに。いっそ変態って名前にしろよ。その方が名前で行為の印象が緩和されて普通の至って健康な男子高校生に見えるんじゃね?あ。男子高校生は皆変態か。こいつがちょっとオープン過ぎるだけなのか。はー…なるほど…


と訳の分からない結論に至った俺はそいつの女子に人気という少し童顔気味な顔を睨み付ける。すると奴は綺麗な微笑みを浮かべてどうした?という風に見つめ返してくる。

…敵意向けられて笑ってるってやっぱり変態なんじゃね?

寒気がする。とりあえず早く学校に行こうとした私の前に天使が現れた。


「お待たせ、淳!」


サラサラの髪、くりくりの目をした今年から高校一年生の男の子。原田晃太。

素直で可愛い。兄とは正反対である。


「あれ?凛さんおはようございます!また兄ちゃんがちょっかいかけてたんですか?

いつもすみません。兄ちゃん凛さんが好きだから構って欲しいだけなんですよ。」


うむ。良い子だ。奴には勿体ないぐらいだ。

癒される…好かれるならアイツより晃太の方が良かったなぁ…

まあ好かれてるんじゃなくて反応を面白がられてるだけだと思うが。


「いいよ、晃太。こいつは寂しがり屋の構ってちゃんなんだから仕方ねえよ。

でもたまには俺以外のやつに目をつけてもらいたいな。休息が欲しい。」


「何言ってんだリンリン、俺が浮気なんてするわけないだろ、リンリン一筋なんだから!そんなこと言うなんてリンリンさては他の男に乗り換えるつもりか!?」


「ちょい待てよ!まず俺はお前の彼女じゃねえから!安心して浮気しろ!俺とは話をしたことは数回のクラスメイトとして付き合おう!」


「え!?リンリン俺と付き合ってくれるの!?やった!これからもよろしく!」


「話をちゃんと聞けよ!!その付き合うじゃねえから!まともな会話出来ねえのかテメー!その頭脳は何のためにあんだよ!?」


「リンリンの方が賢いじゃん?だから俺、リンリンの言ってる事所々しか分からなーい。

HAHAHAHAHAHA…」


むかつく。実はこいつは本気出してなくて俺より賢いのでは…

俺達がこんな言い合いしてるうちに彩と晃太の二人は世間話してるし。良いな、俺もあっちに混ざりたい。平和な世界で生きてたい。

あ、でも晃太は彩の事が好きって言ってたから邪魔しちゃ悪いか。彩もこんな小学生みたいなやつより晃太の方が絶対良いのに。物好きなやつだな。

四人で話をしながら学校に向かう。


「あ!い、言い忘れてたけど原田君もおはよう!」


「ん?おはよう佐野さん、原田君って晃太とややこしいから淳で良いよ。」


「え…?良いの?じゃ、じゃあ淳君…」


お…なんか良い感じだぞ…名前呼ぶ所までいけたか…


「うん、そうそう!ってかリンリンも俺の事名前で呼んでよ。」


げっ… 俺に飛び火が…

ここは友情を守るためあいつに冷たい態度をとらなければ…


「やだよ。テメーは原田で晃太は晃太だ。」


「つめて!もうちょいデレろよな!」


「俺は別にお前の彼女じゃないしデレる必要ねえじゃん。」


「いずれは彼女になるんだから良いだろ?」


誰がだ。何を調子の良いことを言っとるんだこいつ

絶対この手の話になるのは回避出来ねえの?

彩の悲しげな視線が凄い痛いんだけど?

空気読めないのこいつ?


「あっじゃあさ!俺とリンリン、佐野さんと晃太でダブルデートしようよ!」


「…は?」





やっぱこいつ頭おかしいわ。常人とは思考回路が違うのか?うんきっとそうだ!ソウニチガイナイ!


「ちょ、待てよお前、デートってなんだよ~ふざけんのも大概にしろよ~?」


精一杯の力をふりしぼって冷静に突っ込む。

少し軽い感じになっちゃったけど気のせいだ


そう言った途端、急にそいつが近づいてきた


「ふざけてねーよ、よく考えてみろ。」


意外と低く響いたその声に少しドキリとする


「俺の弟の初恋だぞ、応援してやるのが兄ってもんだろ。それに佐野さんもデートしてる内に俺より弟の方が良いって思うかもしれねーし、四人だと気まずくねーし、リンリンとの仲深められるし。」


…やっぱりふざけてんだろこいつ…ってか


「とりあえず腰の手をどけろコラ」


いつの間にか抱きよせられるようにして腰に手が添えられている…油断もすきもあったもんじゃない。

乱暴にそいつの体を振り払い、とりあえず距離を置いて冷めた目で見つめる。


「私は良いよ、四人で遊びに行くなんて楽しそうよね!」


「え!?良いんですか彩さん!?僕なんかで…」


「うん!どこ行こうか?」


なんか勝手に話が進んでいる…

それで良いのか彩。

いっそ相手をこの変態から晃太に変えてもらうか…あ、でもそれじゃあ晃太が可哀想じゃん。

くっそ!…あれ?俺が一緒に行かなければ良いんじゃ…

そうだ!そうしよう!


「あの~、俺はパス「リンリンが行かないなら俺もやめるよ?」……」


彩と晃太からキラキラした目を向けられる。

お願いってか。なんだよ!わかったよ!やれば良いんだろやれば!


こうして俺はひっじょーーうに!不服だが今度の休みに遊園地に行くことになった。

実を言うと少し楽しみなのは皆に隠して…

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