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もう一人の私

私の中のワタシ

なぜ私は生きているの?


産まれたから。



何のために産まれてきたの?



お母さんの為だ。



その人の為?それなら消えた方がいいんじゃないの?

その人はそれを望んでいるんじゃないの?



消えたほうがいいかもしれないね。でも見てみな。

教科書にも載っているように、世界中に苦しんでいる人がいっぱいいる。



うん。



幼稚園でも皆に相手にしてもらえない子がいた。



うん。



お前はその子達の為にいるんだ。産まれて来たからには、人の為になってから死にな。



うん。わかった。





私の中のもう一人の私が話してきた。奇声を発している母が、疲れたのかぐったりとソファーに横になっている。


目の前には文字が滲んでいる国語の教科書が広げられている。黒人の人が苦しんでいる写真が写っていた。


世界で苦しんでいる人を助けよう。いじめられている人の助けになろう。そう決意した。




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