『東の長者と西の長者とプレスマン』
掲載日:2026/06/06
東の長者と西の長者が、宝物比べをすることになりました。東の長者が千両箱を並べて、西の長者の屋敷まで並べてみせて、見せびらかしました。その道を歩いて西の長者の屋敷に着いた東の長者は、得意満面な表情で、西の長者に対峙しました。
東の長者を出迎えた西の長者は、子供たちを整列させて東の長者に挨拶させ、この子供たちが私の宝です、と言い切りました。
西の長者は、東の長者を言い負かそうとしたのではなく、単に本音を言っただけだったのですが、東の長者は悔しかったので、自分の屋敷から子供たちを呼び寄せ、手に手にプレスマンを持たせたところ、西の長者は大層感心し、何となく引き分けとなったということです。
教訓:長者以外の者たちからは、千両箱並べるとか、子供が宝とか言うこと自体、金持ち趣味だし、プレスマンを持たせると引き分けになるなんて、意味不明だ、と、不評だったという。




