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あきかぜ
秋風が吹く散歩道に
お似合いの二人
彼は少し恥ずかしそうに
両手をポケットに突っ込みながら
少し早歩きだ
そんな彼に歩幅を合わせて
曲がる事のない直線を描いていく
そんな何気ないシーンが
僕は微笑ましく思った
黒い服を着て悲しむ人達もいる
青空が涙色に染まってゆく
吹いてきた秋風に誘われて
街路樹の銀杏の葉が美しくも残酷に去ってゆく
咄嗟に彼はポッケから右手を出して
簡単に拐われないように
いつか来る別れを惜しむように
大切な冷えた手を強く握った
秋風が吹く帰り道で
秋風が吹く散歩道に
お似合いの二人
彼は少し恥ずかしそうに
両手をポケットに突っ込みながら
少し早歩きだ
そんな彼に歩幅を合わせて
曲がる事のない直線を描いていく
そんな何気ないシーンが
僕は微笑ましく思った
黒い服を着て悲しむ人達もいる
青空が涙色に染まってゆく
吹いてきた秋風に誘われて
街路樹の銀杏の葉が美しくも残酷に去ってゆく
咄嗟に彼はポッケから右手を出して
簡単に拐われないように
いつか来る別れを惜しむように
大切な冷えた手を強く握った
秋風が吹く帰り道で