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ケモノ道
錆び付いた鉄の梯子に触れて
茶色に少し染まった掌
気にせずに上へ目指す俺たちは
いわば永遠の少年
年老いた傍観者は
安全圏から得意げに高みの見物
頂上を手にした瞬間に待つ
希望と絶望を天秤にかけて釣り合ったなら
抱いてた不安や迷いを捨てにいける
また予測出来ない明日を少しだけ
小さな夢を見て待っていられる
きっと昨日が明日に明後日にも道標を残す
鉄と誰かの血の匂いが混ざったような
有限に縦に伸びるケモノ道を
進む怖さを押し殺して
不幸さえも吹き飛ばして
掌を自由自在に染めながら進む




