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崩れていく音

今回、清十郎は出てきません。

あれから年月がたって、私と清十郎はすっかり大人になった。

清十郎は家の家業を継いでるし、私はというと自分で言うのもなんだけど看板娘として家の手伝いをしてるの。


「千代、千代!速くこっちに来てくれ!」


お父さんが嬉しそうな声で私を呼んでる。一体何だろう?


「どうしたのお父さん?」


お父さんの所に行くと煌びやかな着物を着た殿方が私を見つめていた。


「この娘が千代か。噂通り美しいな。」

「千代、この方はこの領地を統治してる殿様だ!この方が千代を嫁に迎えたいと言ってくださった!」


お父さんは嬉しそうな顔で話してたけど、私は何も嬉しくなかった。だって私は清十郎の事が好きなんだもん。


「千代、お前は一週間後にはわっちの妻となるのだ。嬉しいであろう?」


ねぇ…清十郎。私はどうすればいいの…?

ニヤニヤと笑ってる殿様の背後で花瓶に飾ってあるチメグサが風に揺れていた。

チメグサの花言葉の三つ目美人。

ちなみに美人の意味は主に外見の美しさに焦点を当てた言葉です。

前回の花言葉との意味の違いを理解すると…

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