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ついにピンクのスカートの子を紹介してもらえるらしい。名前は有紗ちゃんというそうだ。俺が紹介を頼んだことは内緒にしてもらう。まずは俺と有紗ちゃん、香田君とミナちゃんで飲もうということになった。
相変わらず、白川さんは俺に頻繁に話かけてくるし、距離が近い。この間、他の店舗のスタッフに白川さんとできてるかと思っていました、なんて言われて焦った。白川さんはなんでそんな態度を俺にしてくるんだ。女は何考えてるかかからねえから、こええ時がある。
女だらけの職場で俺は女の怖さを色々見て来た。
ついに有紗ちゃんを紹介してもらえる日がやってきた。仕事が終わり、待ち合わせ場所に向かう。
「このビルの三階か」
ビルのエレベーターの前に行くと女性がエレベーターを待っていた。
有紗ちゃんじゃねえか。目が合ったのでお疲れ様と挨拶する。有紗ちゃんは俺が来ることは知らないから、俺も知らないフリをする。
エレベーターに乗り込んだ。すげえいい匂いがした。
エレベーターが開き、店に向かう。有紗ちゃんの後ろをついていく。席に行くと、有紗ちゃんは驚いた表情でこっちを見た。偶然を装って俺も驚いたフリをする。
遅れて香田君も合流し、話も弾み楽しい時間となった。連絡先も交換したし、デートに誘おう。映画が好きみたいだから映画デートにしようか。どきどきしながら携帯電話に文字を打ち、有紗ちゃんにメッセージを送った。




