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されど服  作者: 高見香里奈
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***

 今日は早く仕事を片付けて帰ろう。今日は大事なディナーだ。Marrisaのワンピースに着替えに一度家に帰るのである。


「お疲れ様―」そう言って私たちはワイングラスを合わせた。

 今日は私の誕生日。誕生日ディナーとして人気のフレンチレストランに来ていた。

 コースを食べ終え、食後のスイーツが出された時、皿の上の文字に私は驚き、嬉しさで胸がいっぱいになった。

『Marry me』

 チョコレートで美しく描かれている。

「これから俺と一緒にいてくれますか」

 恥ずかしそうに彼は言った。

「もちろん」

 ふいに彼と出会った日を思い出した。美容院で撮影に協力したあの日。

 これから私は苗字が野沢になる。

 なんだか色々不思議だ。

 何かがラッキーを運んでくれたような気がする。

 Marrisaのワンピースを着て美容院に行ったあの日。

「よかったらお二人のお写真とりましょうか」

 店員がこちらにカメラを向けた。

 私はMarrisaのレースのシンプルな黒のワンピースの裾を正し満面の笑顔を作った。


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