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されど服  作者: 高見香里奈
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 切なさで涙が出る。

 今日は幸い化粧もほぼして無かったので涙でマスカラが落ちて目の周りが真っ黒になることは無かった。

 そうだ、これでよかったんだ。

 私は早歩きで家に帰った。


 雄一とはいろんなところにデートしたり旅行したり、三年間の思い出がたくさんあった。

 大体このくらいで結婚って流れになると思っていたんだけど、現実は違うらしい。雄一は私との将来が描がいてないうえに、浮気という最低な行為に走ってしまった。

 別れてから、彩菜に何度もやり直そうかと相談したが、あんた、ばかなの? と強く止められた。

 あれから雄一から電話の着信が三件あったが、でていない。

 雄一に歯ブラシを投げてから一週間が経った。なんか彼氏がいない休日なんて久しぶりで、どう過ごしていいかわからない。

 部屋にいると二人の思い出が蘇り、泣けてくる。一緒に行った沖縄旅行で私は密かに海辺の結婚式なんかもいいなぁ、なんて雄一との結婚式を想像していたこととか。

 笑える。私はいつ買ったか覚えていないくらい、昔のよれたロンTを着てうずくまり、雄一との別れの悲しみに浸っていた。

「ねぇ、外でなよ。失恋に浸ってないで。今日どうせ予定無いでしょ? 」

「うっうん……」

 彩菜のこの電話で、私は久しぶりに夜のお出かけをする。

「えっ、何ここ。お洒落すぎやしないか?」

 私は興奮して彩菜に言った。


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