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されど服  作者: 高見香里奈
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「川田様。こんにちは」

 久しぶりに来た百貨店。いつも恵理子の担当をしていた店員が恵理子に声をかけた。お気に入りのMarrisaというブランドの店。

 恵理子はスーツの中に着るインナーが必要になり買いにきていた。

 恵理子はきれいに畳まれたレースが施されたホワイトのインナーキャミソールを手にする。

「これをいただきます」

 店員が梱包している間、ラックにかかっていたかわいいデザインのブラウスが目についた。襟部分が大きく、流行のデザインのものだ。恵理子はそれを手に取る。同じような物を以前買った気がする。ラックにブラウスを戻した。

 以前と変わらず、恵理子は服が大好きで買い物も好きだ。

 しかし、もう以前のように、感情に振り回されて衝動買いはしなくなった。あれは一体なんだったのだろうか、とるで他人事のように恵理子は今では思う。溜まっていたカードの請求分は完済し、たくさんあったカードも解約した。本当に自分に必要な物だと感じたものだけを自分で考え選択していく。

 休養期間を経て恵理子はイベントやウエディングのフラワーコーディネートを請け負う会社の広報部に転職した。前職の営業の経験が活かされ、社外交渉はなんなくこなせた。

 クライアントの予期せぬトラブルや問い合わせにも前職でクレーム対応を多く経験したおかげか、対応が迅速で上手いと上司に褒められたりもした


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