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されど服  作者: 高見香里奈
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「ありがとー! いつもはハワイで服を買うんだけど、今回買い物する時間無くて。着る服が無い、どうしよーって困ってたの。良いのが見つかってよかった」

 そう言って女性は嬉しそうに店を後にした。

 結局女性はグリーンのワンピースを購入してくれた。とても似合っていた。私がお見立てした服を誰かのバースデーパーティーに着てもらえるなんて光栄だ。ワンピースを着て素敵な時間を過ごしてほしい。

 嬉しそうな表情をして帰った女性を思い出し、喜びが広がる。

 今日は早番だったのでミナとミナの彼氏とその友人で飲む約束をしている。

 ミナの彼氏はOL向けのコンサバ系婦人服ブランドの営業をしている。背が高くイケメンでミナとお似合いだ。ミナの彼氏が連れてくる男性はどんな人だろう。

 待ち合わせの店のビルに着き、エレベーターに乗ろうとすると後ろから男性がはいってきた。男性と目が合う。

「あっ」

 同時に声を出した。

 セールの時にドアでぶつかりそうになったイケメンの営業の男性だった。あれから百貨店内で何度か見かけていた。

 お疲れ様です、と言い合う。外で会うとなんだか気まずい。待ち合わせの店は三階だったが彼も同じ階のようだ。ひょっとして同じお店かも……。

 エレベータは三階に到着し、案の定私たちの目的地は同じアジア料理のダイニングバー

のお店だった。先に私が店に入り、予約名を告げると、店員に席に案内され、奥のソファ席に案内された。既にミナは着いていてソファに座っている。数秒後、先ほどまでエレベーターで一緒だった彼もこちらのソファ席にやってきた。

「来たー! 有紗、紹介するね。彼氏の友達の亮くん。亮くん、こっちが有紗。あれ? 知り合いだった?」

 ミナが言った。

 ミナの彼氏の友人がこの人だったんだ。

 「彼ちょっと遅れるみたいで先飲んどいてって」

 私たちはビールを頼み乾杯した。

 亮くんは私の三個上の年齢で、ミナと同じくOL系国内ブランドの営業をしている。最初に見た時に思った通り、イケメンだ。話していると、亮くんはきりりとした外見とは違い、物腰は柔らかく、優しい雰囲気だった。姉と妹がいるらしく、その影響で女性向けの服やものにも詳しいようだった。

 遅れてミナの彼氏も合流し、四人で楽しい時間を過ごした。


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