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11-2 平和な日常

昨日も早朝出勤で、投稿できなくてすみません

いつも読んでくださってありがとうございます。

みんなの反応は、特には日本に行く前と変わらなかった。

私が日本に戻っていた事なんて、まるでなかったみたいで、ちょっぴり寂しくもあったけれど。

ここに居るのが当たり前の私なんだなって思えた。


目を覚まし、部屋着に着替えて子供たちに会いに行ってみた。

丈二はまだ寝ていた。寝顔を見ていると幸せを実感できる。日本の両親にも見せてあげたいなぁなんて考えてしまったけど、こっちに戻って来れなかったら本当に困るから、頭をブンブンと振って、余計な事を考えないようにする。


えみりのベッドを見ると、目をパチッと開いて、「おはようママ」って言いながら両手を前に突き出して抱き着くポーズをするので、近づいて行ってえみりを抱っこした。

「ままだいすき」えみりは眠そうな顔を押し付けてウトウトしている。

私が部屋に来たのがちょっと早過ぎたみたい。


しばらくえみりを抱っこしていたら、自分もえみりのベッドに座りながら寝てしまっていた。

いつの間にか、乳母のナターリアが丈二の世話をしていた。

「おはようございます」


まさか、このおだやかな光景を見た後に日本に戻るとは思わなかった。

本当にいつ何があっても良いようにしていないと、いけないんだなって思いました。


そういえば、日本に飛ばされてしまって、数日聖女の活動をしていなかったのでした。

ヴァヴィンチョから王都へは電車でおよそ1時間、建設中には私や貴族だけの特別列車を作ろうかという案もあったらしいけれど、利用者が多すぎて、そんな列車は走らせられない程の本数が走っている現在、特別列車を辞退しておいて良かったと思います。


聖女の活動というか、病人や怪我人を治療する会は、私がいない間、開いていなかったから、再開したらかなり需要はありそうなんだけど、王妃様がまだ早いわと、再開にストップをかけているらしい。


えみりは、私が日本に行ってしまった時、淡々としていたそうだ。

な~んか、やけに落ち着いているなぁと思っています。

いつかえみりに「あなたも転生者なの?」って聞いてみたいような恐ろしいような

そんな事を考えていたら、ウィリアムに久々にデートしないかって誘われてしまいました。

そういえば、いつも忙しくしていて、二人きりでデートなんてした事無いかも知れない。


ちょっとワクワクしながら、朝食を取りに食堂へ向かいました。

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この小説に登場する侍女アイシャの物語を掲載しています。 バールトン侯爵家は今日も楽しく暮らしています。
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