ワクチンを4回打った男
人って不安にかられると思考が鈍くなるんですよね。
そして、鈍くなると危険を避けるために周りを見て同じ行動をとろうとする。
パニックって、こうやって起きるわけです。
ワクチンを4度打った北海道の男性も同じような状況でしょう。
ウイルスが怖い→みんなワクチンを打っている→ワクチンを打てば怖さが和らぐ→もっと打てばさらに怖さが和らぐ、と。
それを理解したうえで書くんですが、理屈で考えるとおかしなことをやっている。
この男性が、例えば1日のうちに決まった2人と接触するとします。
そうした場合、周りの2人に2回ワクチンを接種をしてもらったほうが、自分に4回打つよりも自分がウイルスに感染する確率は下がる。
1日に4人と接触するなら、4人に1回ずつ打ってもらったほうがいい。
要はワクチンって、感染リスクに着目するなら周りの人に打ってもらうほうが得なんですよ。
それに副反応のこともあるでしょう?
『感染時の重症化を避けるため』というなら、2回までならまだわかる。
少なくとも、ワクチンを3回4回打った場合の効力が十分検討されていない状況では無駄。
アレルギー持ちの方らしいんだけど、よくやりますね? って感じ。
今は相互保証的な意味で、『私も打つからあなたも打ちましょう』ってやっている状況なわけでね。
一人で独占しちゃったら、社会的に無駄です。
結局の所、自分勝手をさらけだしたうえで、危険を冒し社会的に無駄な状況を作っているわけで、非常に頭の悪い行為だと思います。