読んでも覚えられないのなら、作家デビューなどできませんよね。
良い作品を書くためには、良い作品を読まなければなりません。
ですが、良い作品を読んでも記憶できなければ意味がありません。
どこが良かったのか、どんな文章が良かったのか。
メモに残すのは有益でしょう。
けれど、メモに残しても頭の中に残らなければ意味がありません。
記憶し、昇華させなければ、作品を書く際に活きません。
確かに作品を書く際は、頭の中から出てくることだけで作りきるのは難しいでしょう。手元に参考資料等を置きながら書くものでしょう。
ですが、記憶に残さず、膨大なメモだけを積み残すと、確実に役に立ちません。
メモを使いこなせないのです。知識を使いこなせないのです。
メモはメモでしかありません。財産かもしれませんが、使いこなせなければ宝の持ち腐れです。
覚えましょう。何回も読んで覚えましょう。
そうすれば、確実に進歩していくのです。
──だから、覚えられない私は進歩しないのです。
読んでも覚えられません。記憶できないです。頭に入らないのです。内容が分からないのです。
文字を見ても、よく分からない。1行前の文章を、覚えていない。
そんな人間が、作家デビューなんてできるわけありませんよね。
仮に何かの間違いでデビューしたとしても、プロの世界で生き続けられるわけがありませんよね。
記憶したいです。覚えられるようになりたいです。
とりあえず、普通に読めるようになりたいです。
読みたい、覚えたい、覚えたい、覚えて、覚えて覚えて覚えて覚えて、良い作品を書けるようになりたい。
書きたい、です。