ティータイム
リビングに行き、
ミルクティーをいれて
ティータイムです。
カインには調べ物の事、
今後について話さなくては
いけません。
「カイン、聞いて欲しい事が
あります。カインは自分の事を
魔力が無いと言いましたよね?」
すると、カインの表情が
暗くなって…
「はい…僕に魔力はありません。」
「昨日、魔力が無いのは何故かを
調べたのです。先に調べた結果から
言いますね。」
カインは不安になりながら
頷きました。
「カインには、魔力が
あります。」
「そんなの嘘です!僕に魔力が
あるなら、魔法のマトや捨てられたり
しなかったはずです!!!」
カインが、そう言うのは
分かります。
魔力が有るなら何故、魔力検査の時に
水晶が反応しなかったのか。
魔力が無いから水晶は反応しなかったと
思っているのです。
「カイン、落ち着いて下さい。
何故魔力検査の時に水晶が反応
しなかったのかは、これから話ます。」
「反応が無かったのは、カインが
産まれてくる時に、自分で無意識に
魔力封印をしたからなのです。」
「魔力…封印…⁇」
カインは少し落ち着いて来たのか
魔力封印について聞いてきました。
「魔力封印とは、多い魔力を持ったまま
産まれてくると、母胎に影響をきたす為
産まれてくる時に、子供が無意識で
魔力封印してしまうのです。」
「だから、カインには
今は封印されておりますが
多くの魔力が有るんです。」
「僕に魔力が有る?本当に?」
泣きながら聞いてきました。
「ええ。あります。
封印の解き方も分かってます。
あとで、魔力解放致しましょうね。」
「はい!ありがとうございます!」
嬉しそうな顔してますね。
そうですよね。今まで魔力無しと
言うだけで、酷い仕打ちに
あってたのですから。
「魔力解放は昼食後にしましょう。
それと、もう一つお話があります。
カインのこれからの事です。」
「これから⁇
でも僕は、知り合いや行く所が
ありません。」
「もし、カインさえ良ければ
私の弟になり
一緒に暮らしませんか?」
「良いんですか?」
「私は良いですよ。この家には、
私しか居ませんし、部屋も余って
います。生活も心配いりませんよ?」
「リーナさん、お願いします。
ここに住まわせて下さい。」
「良いですよ。これからよろしくお願い
しますね。
では、そろそろ昼食の準備するので
少しお待ち下さい。」
「本当にありがとうございます。」




