表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/16

なかまに してあげますか?

「僕、いいえ、ワタクシ…ミッシェル! ミッシェルと申します。

突然、不躾にごめんなさい。でも、どうしても勇者さまに着いて行きたくて…。」


なんと びょうじょが あらわれた

なかまに なりたそうに こちらをみている!

なかまに してあげますか?


こんなん 


▸はい 


 に決まっているだろう!!! 一択だ! よっしゃああぁぁああああ! オレは素早く美幼女ロリを持ち上げ、小脇に抱えた。

「お世話になりました。」

と再度、ホールで固まっている連中に向かって頭を下げ森へ向かう。


 何だか、この美幼女ロリの感触オレのお手手フィーリングにジャストフィット! この肌触り、まるで初めてじゃないかのように手になじむ。終わり良ければ総て良し!! いや、始まりだけど前途、YOUYOUヨウヨウチェケラッチョ!!!


「「「「って待てや、ボケぇエ!!」」」」


 お城の勇者モブどもが一斉に騒ぎ出す。


「んぬゎぁあに考えとるんじゃああああ、お前さん! こんなゾンビについていくなんて!」

「そうですよ!!!! 危ないですよ。早くこっちに戻って!!!」

「そうだよ! そんなゾンビじゃなくて、僕たちと冒険しようよ! 楽し~よ?」

「それにその子は、まだ子供ですわ。手を放しなさい、この誘拐犯!!!」

「これだから、最近の若者は…。なに考えとるかよー分からん!」


 何故かオレが犯罪者扱い! 理不尽! 嫉妬だろ!? こんな、くぁいいい子ゲットしたオレに対する嫉妬だろ! 本人の希望じゃん! いいじゃん!


 だいたい、日本人なら分かるだろ! 可愛い子には旅をさせよって、な。いい言葉だなあ~。


「お前らには、ヨナタンを残しておいてやるよ。」と言い捨て、歩き出す。お前らには、化物退治カマがお似合いだ、ケっ。


「待たんかい!」

「ぐぅっほおーーーー!!!!」


 腰にドワーフ爺(日本人だけど)のタックルが炸裂する。いいタックルだ、オレは軽く3メートルは吹っ飛んだ。元冒険者は伊達じゃなかったらしい。


 しかし、いきなり背後からとは悪質だ!! けしからん! こいつは、異世界にいたから知らんだろうが日本じゃ大事件になったんたぞ!!! ふざけんな! 出るとこ出てもええんやぞ!


「お前さん、何考えとるんか? あのゾンビに借金でもあるんか? 何で城にいたんだ? 家はどこだ、親はどこにおる? まさか、その年で冒険者でもないだろう」

「きっと、汚いゾンビがこの子に魔法をかけたのよ!! なんかあるんじゃないですか?魅了チャームとか? ウエっ。ゾンビの魅了なんて想像すると、気持ちわる!」


 一応、爺は手加減してタックルをしたらしい。確保した無傷な美幼女ロリを、床におろし問い詰める。あと、女子高生許すまじ。勝手にオレの魅了オイロケを想像すんじゃねえ!!


「ち、違います! 借金もないし、魔法になんてかけられていません。」


「僕…いえ、ワタクシは、このかたに命を助けられたのです!! このかたは、ワタクシの命の恩人なのです。それに、今日は冒険者になるために城に来たんです。このかたがいなければ、今頃きっとワタクシは…。だから、この勇者さまについていきます! 恩返しをしたいのです。」




潤んだ瞳でこちらをみる、バラ色の少女。


マズイ!!

きっと、それゾンビ違い!!!!!!

まだ、名乗ってもいない主人公。この2人メインでやっていこうと思います。初めてのご評価いただきありがとうございました。嬉しいです!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ