レッドアイズの頭脳と呼ばれる少年
レッドアイズの指揮官は少年であった
通称泣き虫ピエロ
自分の指揮で仲間に死人が出ると必ず涙するが
戦略が成功したとしても相手に死人が出ることが
悲しくて泣いている
戦争が嫌いだ
だからなるべく死人を出さない方法をとる
まだ少年だが瞬時の判断力ずば抜けており
レッドアイズに欠かせない存在だ
最近は笑っている事も多く
何を考えているか分からない事から道化師
の様だと仲間から言われている
鎖銃男解放
盗賊の頭クイーンナイト
は今盗賊を辞めブルーアイズへ
入るため罪を改めるべく
牢獄へ自ら志願し
鎖に繋がれている
繋がれるとよく昔
父親に木に縛られた時の事を
思い出していた
クイーンナイトの父親はどんな事があろうと
前国王を守るのが務め
と言って家を出たのが最後の言葉になった
逆族の罪を被っても
ボロボロになりながらも善戦したが
しかし親衛隊率いる現国王の前に
殺された
後日父親を慕っていた男がボロボロになった
甲冑を持参し家を訪ねてきた
死体を埋葬してやりたいがせめて甲冑だけでもと・・・
逆族の家系は殺される
だからこの家から早く出た方がいいと
母親は家に残るお前だけでも
逃げなさい
嫌だと言ったが母親は
その男に娘を託した
後日家は焼かれ母親も連行され処刑されている
男は娘を自分の本当の子供のように
育てた
元親衛隊の男は
助けることが出来なかったこの子の両親
に代わって何でも言うことを聞いた
武術を教えて欲しいと言われれば武術を
出来るだけ精一杯の愛情を注いだ
娘は我儘な性格になったのは
何でも言う事を聞いてしまう
育ての親によるからかもしれない
大きくなり甲冑を身に纏い
育ての親の職業でもある盗賊
稼業を継いだ
その情報網から
前国王の子供であった男が
ブルーアイズへ入団したことを知り
自分の夢でもあった親衛隊長になれる絶好の機会だと思った
父親の意思を継ぎ王子を守り
サンライズを潰すと心に決めていた
クイーンナイトは牢獄に自ら志願したのであった
その牢獄の中でも一番奥にあるのが重罪人である者の
牢獄である
警備も厳重で扉は二重で鍵も沢山してあり
窓すらない漆黒の闇の中
その牢獄に繋がれている
男はあの鎖銃男であった
鎖銃男は鎧野郎を強く憎んでいる
こんな目に遭っているのも
奴のせいだと考えている
考えを巡らすだけで右目が疼く
そんな日々を過ごしていた
クイーンナイト
罪の分だけ牢獄へ入れば釈放されるが
待つ気はさらさらない
何故なら盗賊の仲間に二日後に脱走する計画
を立てていた
盗賊としての意地がある
仲間は警備兵に扮装し難なく
クイーンナイトの下へ鎖を外した
開放されたクイーンナイトは
一番奥の牢獄を好奇心から近づいた
それまでとは違う雰囲気
の牢獄で胸が高鳴った
仲間にこの牢獄の鍵を外せるか
試したくなった
鍵を外す事では仲間の中でも一番腕が立つ
元鍵師の男だった
二人は早速試しだした
意外と苦労したが外しきった
牢獄の中にいたのは
壁に鎖で貼り付けにされていた
バンダナを巻いた男だった
酷く負傷していたのと縛り付けられてる様が
昔の自分と重なり
無性に助けたくなった
縛られた男に助けて欲しいか
訪ねた
助けてもいいが
今は気分が悪い殺すぞ
それを聞いたクイーンナイト
丸腰の相手に負ける気がしなかった
鍵師の男に鎖を外すように伝えた
本気ですか頭あんな奴助けるのですか?と聞き返した
なーに助けるわけじゃなく勝負したいだけだと
嬉しそうに笑った
ただその勝負体が癒えてからだ
鎖銃男は三年ぶりに長い牢獄生活から
解放された




