DARUMAと呼ばれた日
その昔
反逆罪の罪で一人の王が失脚を命ぜられた
逆族の赤子は民衆の声により
ギロチンの刑に処された
悲しみの鐘が鳴り始める
「ゴーン」
の鐘の音とともに
ギロチンが落とされる
右腕は「ザシュッ」と
音とともに無残にもそぎ落とされた
民衆の声は高らかに響き
また「ゴーン」という音ともに
今度は左腕をそぎ落とす
「ウォー」という怒号のような雄叫びが
広場を駆け抜けた
降り出した雨は
まるで悲しみの雨
右足と左足を跳ね上げるギロチン
鐘が鳴るたびに
雨は激しさを増した
民衆の声はまるで怒り狂っている
獣の声だった
しかし奇跡的にも
赤子は生きていた
外は雨が降っていた
嫌な夢を見た
あの日の夢だ
覚えていないが話で何度も聞かされていた
あの時も雨が降っていたらしい
手足の無い少年は
これからブルーアイズに所属しようとしていた朝だった
いつかレッドアイズに所属し
復讐する為にも絶対に通らなければならない道
それがブルーアイズだった
自分一人では何も出来ないが
自分には唯一頭脳がある
ただ今は高い賞金首を必ず仕留める
その為にはこの中から手を組まなければならない
と考えていた
見た感じ中々話辛そうな面々だと思った
矢先においDARUMAちゃん新入り?
と話かけてきた
大きな剣を弐本クロスさせ
背中の鞘に納めている
テンガロンハット被った
馬鹿っぽい男だった
大体DARUMAちゃんって何って思ったが
相手にしなければいいと思った
その体じゃここで生きていくのは無理だよ
DARUMAちゃん
流石にキレた
DARUMAちゃんって何だ
こんな所俺には通過点なんだよ
通過点という言葉に周囲の目つきが変わった
睨まれている
周りも皆死にもの狂いで生き残ってきた
者たちばかり
願わくばレッドアイズに入れればと考えている
レッドアイズに入るのはほんの一握り選ばれた人間のみ
それを入ってきた新人が簡単に口にする言葉ではない
テンガロンハットを被った男
気に入った!俺様もそう思っていた!
何故か嬉しそうに話しかけてきた
周囲の空気は増々最悪な事になっている
この変な空気すら読めないのかこの馬鹿だと思った
二人は周囲から完全に浮いてしまっている
いきなり銃弾が二人に向って放たれた
咄嗟に弐本の剣を軽々盾代わりしその銃弾を弾いて見せた
DARUMAはその機敏な動きに心を奪われた
テンガロンハットの男
誰だ気分が良い所に水差した奴出てこいブッタ切ってやる
周囲も皆驚き茫然としている
ギルドの所長
そのくらいにしておけ
ラブファントム仲間は多いに越した事はない
テンガロンハットを被った男は
ラブファントムと言うらしい
ギルドの所長
いやぁー怖い思いをさせたね
DARUMA君
此処では過去は一切関係ない
名前もいらない
名前は通称で呼ぶのが普通だよ
君はDARUMA君でいいかな?
何故かDARUMAにされている
DARUMA・・・それでいいです。
ギルドの所長
はい決まりね。これから宜しくDARUMA君
ラブファントム俺はDARUMAちゃんが気に入った!
DARUMAちゃんはこの俺様が責任を持って守る
と言って嬉しそうに笑っている
DARUMAは思った案外いい奴かも
後に成長した姿こそ
DARUMAそのものだった
復讐を誓う青年
蒼き瞳に復讐という
大きな念を秘めた瞳
父親を失脚させ殺された
父親の為
偉大なる父の家紋の復活を誓う
鎧野郎編
鎧を身に纏い
両腕には大きな盾を
装備し者
その両腕に装備し盾で
あらゆる者を倒す賞金稼ぎ
「守りこそ最大の武器」
の言葉を心底愛する
幼少期に虐待を受け
徹底的に体を守る事にした
虐待の傷は癒えてはおらず
故に無口
実は女である
鉄壁の武装故
女だと気付かれていない
周りから「鎧野郎」と呼ばれている
愛の亡霊編
愛の亡霊 ラブファントムと呼ぶ者あり
底抜けに明るい陽気な性格
天涯孤独な楽天家
テンガロンハット被り
大検と呼ばれる大きな太刀の二刀流
「攻撃こそ最大の武器」
守りなど鼻から考えていない
周りから馬鹿と言われているが
その通りである
幼少期
孤児院で育つ
親の顔すら知らないが
何故か悲観するなら
別の事考えよう位にしか考えてない
親からの愛情を知らず
誰よりも愛に飢えている
その姿愛に飢えた亡霊
ラブファントム
後に一刀流真陰流に弟子入り
体の強さには自信あり
腕っぷしが強くすぐに
頭角を現す
二刀流を編み出すが
「弐本の方が戦いやすい」位にしか
思っていない
病弱で臆病な卑怯者編
泣き虫ピエロ
「自分に何ができる」と言うのが
口癖の弱気な少年
しかし、聡明な頭脳を持つ
軍事戦略に置いて類稀な才能を発揮する
武力こそないが周りから一目置かれる存在
幼少期
治療所で過ごす
友達がおらず本が友達
特に好きなのは孫子兵法を愛読
背水の陣が一番のお気に入り
何かあるとすぐ逃げる為
周りから卑怯者呼ばわりされる
逃げるのではなく戦わないという
賢い選択だと思っている
鎖銃男編
鎖銃男 チェーンガンマン
銃の達人で額から右目にかけて
バンダナを巻いている
元賞金稼ぎで
今は自らにも賞金が掛けられている
何度も規則違反を繰り返し
その度に牢獄で鎖を巻かれている
規則違反を
繰り返すごとに鎖は
厳重になり
強固な鎖で何重にも巻かれている
現在も鎖に繋がれている
過去に鎧野郎に
負けている
流石のガンマンでも
あの鉄壁には銃は効かなかった
その時に負傷し
片目を失っている
鎧野郎の残虐な一面を垣間見る
馬乗りになり
必要以上に殴り続けた
右目のみを集中的に殴り続けた
賞金を稼ぐため命こそ取らないが
歪んだ正義を掲げている
女帝騎士編
クイーンナイト
短剣の使い手で武術も達者
ボロボロの甲冑を着ているが父親の形見である
細身ではあるが故素早い身のこなし
現在は盗賊の頭
野蛮な男達を束ねている
金目の物を女子供であろうと
容赦なく盗む
しかし「命は取るな」が鉄の掟
プライドが高く妙に自信家
基本的に我儘な性格
幼少期
国王直属の親衛隊長の娘
父親を尊敬し
女子であるにもかかわらず
父親の真似事だが毎日自己流の鍛錬を積む
母親の目を盗み
包丁を持ち出しては素振りをしていた
母親からキツク言われていた父親は
それを見つけるとその度に木に縛り付けた
怒られる事も気に食わなかったが
何より自分が女である事が
一番気に食わなかった
自分が男なら怒られる事無く
教えを乞う事も出来たはずと
木に縛られる時にいつも強く思う
いつか男より強くなると心に誓っている
そして父親と同じ親衛隊長になると
勝手に決めている
林檎弓編
ウィリアムテル
弓の名手
ガンマンが主流の今
弓は流行らなかった
時代遅れと馬鹿にされるが
弓に対する執拗までの執着心
矢は必ず心臓を射抜く
殺す事に躊躇いはない
見た目は草食系だが
一番残虐で矢の先端には鉛と毒をつける
万が一殺しきれなかった時を想定し
殺傷能力を上げている
林檎を使い練習する
何故林檎かというと
赤い物が弾けるというのが快感らしい
殺す時も血が弾ける距離まで近づく程だ
それに禁断の果実という
アダムとイブの話が好きで
それをぶち壊すという事
林檎が欲望ならそれを矢で射抜く
つまり欲望を絶望に変えるという
所が気に入っている
幼少期
母子家庭で育った為
母親は出来るだけ父親の代わり
を果たそうと厳しく育てた
元々家系は貧しく
狩猟で生計を立てていた
物心ついた頃には狩猟の生活
それが弓との出会いである
生きていくには狩りをする他なかった
母親は弓の名手で
息子に弓を教えたが
才能が無く思えた
初めは生き物を殺す事に戸惑いがあった
しかも下手だったから獲物にすら届かないほど
非力であった
しかし実は敢えて獲物を狙っている振りを
していただけであった
当てる気になれば当てられたが
その優しさ故だった
蜘蛛爆弾編
スパイダーボマー
爆弾を設置し華麗に爆破する
いつも火薬の臭いがする
自分に破壊できない物は無いと豪語する
しかし実際は臆病な男
敵を誘い出し自分は身の安全を確保し
敵が罠に掛かるまでじっと身動きせず待つ
ただひたすら待つ
その姿がまるで蜘蛛が巣に掛かる虫を待つかの如く
周りから蜘蛛爆弾野郎と蔑まされている事に
本人は気付いていない
暗く陰湿な性格
傭兵の中でも嫌われ者
幼少期
とにかく明るい性格で大法螺吹き
ガキ大将的存在だった
言うことが大きいが嫌う者はいなかった
そんな少年を変える出来事が起こる
裕福な家庭を何者かによって実家が爆破される
少年の親は両親兄弟共に命を落とす
その日以来少年の心に暗い影を落とす
歪んだ感情が芽生える
人の命など何と儚いモノなのだろう
爆弾に興味を感じ始める
華麗だと思った
それまで築き上げたものが一瞬で全て無くなる
地位も富も全て
少年はその日以来
乞食になった
今まで一度たりとも人に食べ物を恵んでもらう生活など
考えた時もなかった
欲しいもの全て手に入れてきた
しかし現実はゴミ箱をあさり
人にゴミ扱いされる日々
そんな中一人の男と出会う
それが傭兵になる切っ掛けだった
国王軍太陽の光編
サンライズ
国王直属の組織
今の国王は民衆を食い物にする
汚れた国になっている
反乱組織緋色眼編
レッドアイズ
国王軍に対してのテロリスト組織
この軍団は国王軍と同じくらいの勢力を持つ
何かある事に度々戦争を引き起こしている
レッドアイズの傘下に
賞金稼ぎのギルドがあり
通称蒼い眼
ブルーアイズと呼ばれている
ここで好成績を残すと
レッドアイズに引き抜かれる
能力の高い者だけが生き残り
力のない者は死んでいく
過酷な世界




