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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第14章、謎のモンスター
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ホーリーアップル総動員

ギルド全員での戦闘か・・・こんなのは初めての戦いだな。

愛は・・・結構消耗していやる、最初は何とか愛を戦線から離脱させないと・・・


「勇次君! 修介君の援護をして! 修介君は愛ちゃんを!」

「分かっています!」

「うちも何とか支援するかな!{チャージアックス}」

「がぐぁ!」


勇次とミミさんが黒いモンスターの注意を惹きつけてくれているうちに!


「急いくれ!」

「がぅ!」「了解だ」


シルバーウルフのボスは俺の指示通りに愛の方に走って行ってくれた。


「愛! 大丈夫か!?」

「うぅ・・・しゅ、修介・・・先輩・・・よ、良かった・・・」

「回復する!?」


癒子は愛を回復するかどうかを俺に聞いてきた・・・でも、どうする・・・

あと1回だ・・・回復するか・・・でも、もしも前線に行ったときに失敗したら瞬間的に回復が出来ない・・・


「どうする・・・とにかく愛を後方に下げるぞ!」

「わ、分かった」


この状態で回復をするかどうかの判断を俺1人でするのは難しい。

ここは、とにかく後方に下げることを優先するか。

俺は愛をシルバーウルフのボスの背中にので、後方に運んだ。


「良し! 何とか戦線を離脱できた!」

「りえるさん、愛の回復をどうするかを指示して下さい!」

「そうね・・・回復はリエに任せましょう、攻撃を受けた場合が厳しいわ」

「分かりました」

「明美ちゃんはここにいて、後衛はその方が良いから」

「分かりました」

「それじゃあ、前線に向います!」

「お願い!」


俺と真野は再び前線に向った。


「こいつ・・・グレンでも押し切れないか!」

「勇次君! 修介君がそっちに行ったから! 一旦こっちに戻ってきなさい!」

「了解っす! 修介! 頼むぞ!}

「任せろ!{カマイタチ}」

「ぐがぁ!」


俺は勇次と交代し、前線に入った。


「やっぱり火力が高いね! じゃあ、うちも張り切るよ!」

「ミミさんは防御力は低いんであまり暴れないで下さいよ!」

「まぁ、暴れるけどね!{グランドアックス}」

「がうぁ!」


あまり防御力が無いって言うのに、何の躊躇いも無くあそこまで接近できるんだな。

どんなメンタルしてるんだよ・・・と思うが、あの人だからな。


「まぁ、ミミさんに暴れるなと言っても意味ないのは分かってましたよ{ホーリースタンプ}」

「ぐがぁ!」


シルバーウルフのボスに乗っかっていると、結構戦いやすいもんだな。

俺が攻撃しようとするタイミングに接近してくれるし、一緒に攻撃もしてくれる。

そのタイミングに真野の攻撃も入る、1回の攻撃で3回は攻撃が出来るのは強いな。


「ぐらぁ!」

「尻尾だ!」

「がぅ!」


あの黒いモンスターの尻尾攻撃に素早く反応し、シルバーウルフのボスは飛んで回避した。

やっぱりこいつは頼りになるな。


「がぁるあ!」

「追い打ちだぞ!?」

「ここはうちに任せな!{ギガントパワー}」

「がぁ」


後方からの追撃をミミさんが自分の能力を強化して、通常攻撃で殴った。

やっぱりミミさんの強化スキルはかなり強いな。


「追撃行くぞ!」

「分かった!」

「行くぞ!{稲妻斬り}」

「ぐあがぁ!」


俺の攻撃は足に当った、その攻撃を食らい、黒いモンスターは思いっきり倒れた。

流石にあんなに攻撃を食らったら、あの化け物もぶっ倒れるんだろうな。


「更に攻撃チャンスか、連撃を仕掛けるか」

「了解!」


そして、その隙に俺は通常攻撃で連続で攻撃を仕掛け、立ち上がる直後に焔斬りでダメージを与えた。


「がぐらぁ!」


あの化け物はひるみから立ち上がろうとした瞬間に攻撃を仕掛けてきた。


「うわ!{影走り}」


その攻撃を回避する為に、影走りを発動し、回避を行なった。


「ついでだ{黒疾風}」

「がぁう!」


回避のついでに攻撃するのが影走りの基本的な扱い方だな。


「がう!」

「来たのか」


シルバーウルフのボスは俺が攻撃した直後に近寄ってきた。

乗れって事だな、ありがたいもんだ。


「ミミさんもこいつに乗ってるんですね」

「そうだよ、うちもこの狼に乗った方が動きやすいしさ、速いしね」

「そうですね」

「がぁ!」


俺がシルバーウルフのボスに乗ると同時に、あの黒いモンスターが攻撃してきた。

そして、それと同時にシルバーウルフのボスは、その攻撃を回避し、素早く距離を取った。


「がらうぁ!」

「走ってきたか!」


黒いモンスターが俺達の方に走り込んできた。

だけど、タイミングが悪かったな、あいつは。


「よっしゃぁ! 後ろががら空きだぜ!{突進}」

「がうぁ!」


あいつが俺達の方に走っているタイミングに、グレンの突進が直撃した。

その攻撃は想定できていなかったようで、あのモンスターは回避できずに、直撃した。


「よっし! このまま追撃を仕掛けるぜ!」

「分かった! 任せろ!」

「ぐがぁ!」


最初は状況が悪いと思っていたが、今は結構状況が良いぞ!

やっぱりギルド全員でぶつかれば何とか倒すことは出来るだろう!


「ぐ・・・がぁ!」

「やっべ! 逃げろ!」

「ちぃ!」


しかし、俺達が接近しようとした直後、そのモンスターは光り輝きだした。

何か、こういうのをちょっと前にも見たお陰で、次に何が起るか、想像が出来る!


「がらぁ!」


予想通り、あのモンスターは鱗を全体にはじき飛ばした。

今回は距離を取っていたお陰で、攻撃の回避はかなり簡単にできた。

そして、鱗を吹き飛ばしたモンスターはもの凄く深い赤色の姿だった。

あんなに深い、深い赤色は見たことがない・・・深紅という奴か。

どうやら、こっからが本番のようだな。

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