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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第13章、3つの戦い
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勇次チーム、ドラゴン第2形態

ドラゴン第2形態だろうが、亮達も来たぜ、これなら打破は出来るはずだ!

相手はどう頑張っても1匹! 1対7のこの状況なら行ける!


「よし、あんたら、壁は俺がするから、お前らは援護頼む」

「行けるのか?」

「大丈夫だ、回避能力には自信がある!」


亮はそう言うと、ドラゴンの方に突っ込んでいった。

さっきの一撃もあり、ドラゴンはすぐに亮の方を狙った。


「じゃあ、うちらは側面に回るかね」

「了解っす! あ、そうだ、花梨たちは少し距離を取ってろ」

「そこで援護すれば良いんだね」

「そうだぜ、遥人は2人を守る役だ」

「おう!」


細かい指示を送るって言うのはどうも苦手だ。

正直、これでいいのか? と言う疑問もある。

誰かに指示を出すなんて、基本的にしないからな、そういうのはりえるさんか修介だし。

でも、現状指示を出せそうなのは俺とミミさんくらいだしな。


「食らいやがれ!」

「がぐぁ!」


亮の攻撃がドラゴンに直撃した、あの威力は相当だぜ。


「ダイアちゃん! 噛みついちゃえ!」

「がうん!」


そして、その攻撃の直後に、美香とダイアが攻撃を仕掛けた。

大した連携だぜ、あのドラゴンがどっちに来るか分かってた様な動きだったな。


「チャンス! 食らいな!{チャージクラッシュ}」

「がらぁ!」

「こいつも食らえ!{パワーアロウ}」


ミミさんの追撃、そして、怯んだところに俺の追撃。

結構なダメージを2発も食らい、流石のドラゴンも怯んで倒れた。

当然、これでくたばったとは思わねぇが、結構なダメージだろうよ。


「がぁ!」

「火炎放射か!」

「下がるぞ!」


その状況で、ドラゴンは火炎放射を出し、周囲にまき散らしてきた。

この危機的状況で、火炎放射なら回避が出来る、そういう判断だろうよ。

確かにそうだ、あんな色んな場所に連続でダメージを与えてくる火炎放射。

俺達からしてみれば、相当厄介な攻撃だ。

一撃のダメージはたかが知れてるが、当れば一撃では済まないからな。


「こっから火球に繋げるきか?」

「だろうね、警戒するんだよ」


そして、少しの時間が空き・・・その時が来た。


「何だぁ!?」

「ヤバい!」


ドラゴンは1発所か手当たり次第に火球をぶっ放してきやがった!


「クソ!」


手当たり次第の攻撃のせいで避けるのが難しい!

狙いすませた一撃よりも、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるの方が避けるのはムズいのがよく分かる!


「あぁ! こっちに!」

「遥人! 花梨! 亜那!」


ヤバい! 何発かあっちに飛んでいった! 距離的に間に合わねぇ! 


「逃げるぞ!」

「だ、駄目、足が・・・動かない・・・」

「亜那!」


1発の火球は、確実に亜那に当る軌道だ・・・それなのに亜那は動こうとしない・・・

あれは・・・きっと動揺して足が動かないんだ・・・左でも右でも良い!


「さっさと動け! 当るぞ!」

「う・・・うぉーーー!! 亜那!」


あと少しで当るって時に、遥人が走り出した!

間に合うか!? いや、間に合わねぇ! あのままだと一緒に当る!


「間に合えぇ!」

「うわぁ! 兄ちゃん!」

「遥人!」


遥人は亜那と一緒に避けなかった、あいつは亜那を突き飛ばした!

確かにあの距離で抱きつく事での回避は無理だっただろうが!

あ、あの場所だと! 間違いなく当る!


「遥人! 逃げろ!」

「もう無理なのは分かってる! うおぉ!」


遥人は避けることはしないで、火球の方に剣を向けた! あいつ・・・馬鹿か!


「う! うぐぅ・・・!」


遥人は剣を火球に向かって振り下ろし、火球を止めようとしている。

だが、レベル7のあいつが止められるようなヤワな攻撃じゃ無い!


「うわぁ!」

「遥人!」


遥人はその攻撃を止めれず、直撃した! あ、あんなの・・・死ぬ!


「に、兄ちゃん!」

「勇次! あんたもよそ見してんじゃ無いよ!」

「くぅ!」


ミミさんの声が聞え、ドラゴンの方を見てみると、火球が飛んできていた!


「うお!」


だが、ミミさんの声がけのお陰で、俺はその火球を回避することが出来た。

あの声がけが無かったら・・・俺も直撃だった・・・


「ち・・・ちくしょう! あんな攻撃してきやがって!」

「もう、やけくそなんだろうね、狙いも何も無いよ!」

「あの火炎放射が無けりゃよ!」

「速く倒さないと!」


状況は悪すぎる、あの火炎放射のせいで近寄れない。

でも、遠くに回って後方を取れさえすれば、攻撃は可能だ。

だが、あいつは後方にも火炎放射を巻いているときがある。


「あぁ、もう! かったるいね! こっちは今忙しいんだ! さっさとくたばって貰うよ!」


ミミさんはそう叫んで、ドラゴンの方に突っ込んでいった。


「ミミさん! 無茶っす!」

「こう言うかったるいのは苦手なんだ! 時間も掛けてられない以上! うちが行く!」


ミミさんは火炎放射の中に突っ込んでいった!


「くたばりな!{グランドアックス}」

「がぐぁ!」


ミミさんの攻撃が当った! ドラゴンの火炎放射は止まり、絶好の攻撃チャンス!


「一気に仕留める!{パワーアロウ}」

「うおぉ!」

「これで終わりだよ!」


俺達はその一瞬で一斉に攻撃を仕掛けた。


「がぐらぁ!」


その攻撃は全てあのドラゴンに当った、そして、ドラゴンは地面に倒れ込んだ!

やってやったぜ! これで俺達の勝ちだ!


「よし! だが、遥人を見に行かねーと!」

「そうだね! 無事だと良いんだが」


俺達は全員遥人の方に駆け寄っていった。

遥人はそこで少し焦げ、かなりの重体だというのが分かる。


「遥人! 生きてるか!?」

「兄ちゃん!」

「起きて!」


全員で必死に呼びかけるが、遥人の返事は無い・・・俺は最悪の事態を想定してしまった・・・


「う・・・うぅ・・・」

「「「遥人!」」」


もう、駄目だと思ったとき、遥人は少し反応を見せ、ゆっくりと目を開けた。


「良かった!」

「生きてる・・・あぁ、そうか・・・修介兄ちゃんに貰った武器のお陰か・・・」


遥人は修介に渡されたゴブリンの武器を装備していたお陰でギリギリ生きていた。

全く、あいつは・・・自分が居ないでも誰かを守りやがったのかよ・・・へっ。


「良かったな・・・本当によ・・・」

「修介兄ちゃんには感謝しないと・・・」

「ふ、そうだな、悔しいが、感謝しねーとな」

「うん・・・・・・! み、皆・・・後ろを・・・」

「何だ!?」


俺達は遥人の言葉で全員後ろを振り向いてみた。

そこには再び鱗の色を変え、今度は銀色になったドラゴンの姿が見えた!

あいつ・・・まだ! まだ生きてやがった!


「ぐがらぁ!」

「何だあれ!」


ドラゴンは自分の鱗に火を点け、何発もそれを飛ばしてきた!

こんな技が・・・ヤバい、今は全員固まってる! それに、この範囲!

誰かが壁になっても・・・確実に後ろに当ってしまう!


「くっそぉ!!」


俺達が全員絶望しかけた時だった、どうにも何処かで聞いた声が聞えた。


「今回は珍しく幸運だったな{テンペスト}」

「な!?」


そして、今まで何度も見てきた大規模な風の嵐が目の前に現われ、その鱗の軌道を変えた。

この馬鹿みたいに広い範囲攻撃・・・あんにゃろう、なんでここに居るんだか・・・


「修介、何でここに!?」

「お前を探してたんだよ、勇次」


修介の奴が大きな狼に乗っかって現われた、明美ちゃんも、真野も居やがる。

あいつ、やっぱ動物を手懐けるの上手いな、ふ、それ以上に、登場の仕方、格好良すぎだろあいつ!

次回は再び修介視点です


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