迎撃作戦会議
俺達ホーリーアップルとホムンクルスの4人。
今回のモンスターとの戦いに参加するのはそれだけだ。
数は相当だと聞いたが、正確な数は不明。
今回の作戦、もしかしたら、1番の長期戦になるかも知れないな。
「さてと、とりあえず、今の私達の現在位置を確認するわ」
俺達はモンスターの群れが来ていると思われる場所から、そこそこ離れた場所で作戦会議をしている。
「恐らく、そこの狼に乗ったホムンクルスの予想ではこの辺りにいると言うわ」
「そう、そこだよ・・・あとさ、思ったんだけど、そろそろ私達の名前を呼んでも良いんじゃない?」
「お前ら、名前を名乗ってないじゃないか」
「あ・・・そ、そういえば・・・だからずっとそこのホムンクルスとかって呼ばれてたんだ」
「忘れてた、通りで名前で呼ばれないわけだ」
あぁ、ようやく俺達はこいつらの名前を知ることが出来るのか。
「じゃあ、私から、私は真野、よろしくね」
ふむ、赤髪の女の子の方は真野って言うのか、これまた覚えやすい。
「私は水尾よ、よろしく」
青髪の女の子の名前は水尾か、なるほど、これまた覚えやすい。
「俺の名前は亮だ、よろしく頼む」
男の子は亮か、これも結構シンプルな名前だな。
「で、私は美香だよ、よろしく、あ、こっちはダイアちゃんだよ!」
美香か、なるほどな、こっちも結構よくある名前だな。
「じゃあ、ま、俺達の方も自己紹介をしておこうか」
そして、俺達もついでに自己紹介をした。
その後に、作戦会議が再開した。
「モンスターの群れがこの場所にいて、国がここよ、そして、私達が交戦する予想場所はここね」
こんなに国の近くで戦う事になるのか。
しかし、こんな近くで戦ったら、国もかなり被害を受けそうだよな。
「こんな近くだと、国に被害が及びそうですよね」
「そうね、まずこんなに接近していたら、被害は受けるでしょう」
だとすれば、誘導して、離れた場所で交戦するか・・・
しかし、こんな群れから逃げるのは難しいだろう。
「それで、被害を回避するには、このモンスターを上手く誘導しないと行けないわ」
「でも、逃げ切るのは至難の業だと思うんですけど?」
「そうでしょうね、でも、そうしないと国への被害が出る」
確かにな、間違いなく受けるだろう、それに、こんなに近くだと、範囲攻撃もむずそうだし。
「それと、私達後衛は動きが遅い、だから、この誘導には不向きよ。
そこでよ、メンバーを分けようと思う」
「メンバーを?」
「えぇ、誘導組と迎撃組に分けようと思う」
「どうするんですか?」
「まぁ、簡単に言えば、迎撃組はこの目標地点でモンスターを迎撃するの
誘導組はその名の通り、この目的の場所に誘導する」
まぁ、それが無難か、でも、誘導組がかなり大変だろうな。
「それで、組み分けだけど、誘導組は勇次君と美香に頼むわ、勇次君はグレンに乗れるし
美香ちゃんは修介君の報告だとモンスターに襲われないようだし」
「い、いやいや、襲われないのは私が集めたモンスターだけだよ!
あのモンスターは関係ないし、私の指揮下に入れるのも時間が掛かるんだよ!」
「あの時、かなりの量のモンスターを引き連れてなかったか?」
「あれはね、長い間時間を掛けて沢山のモンスターを集めて、襲撃したんだよ
短期間の間にあんなに集めたわけじゃ無いよ!」
ふーん、モンスターを指揮下に入れるのにも時間が掛かるのか、意外な弱点だな。
「そう、まぁ、それを抜きにしても、あなたは狼に乗ってるし、速く動けるでしょ?」
「た、確かにそうだけど・・・うん、分かった、やってみるよ」
「よし、それで良いわ」
誘導組はこれで決まったか、後の残りは迎撃組かな。
「それで、迎撃組は2カ所に配置する、モンスターの群れの後方、中腹、前方を同時に攻撃したいしね」
「何処に配置するんですか?」
「まずは前方ね、ここは予想としてはそこまで強いモンスターは居ないはず、だから
ここは遥人、花梨、亜那、ミミ、亮、の5人、そして、誘導部隊と同時に戦闘って感じね」
初心者組と、問題児のミミさんが居るから、その補助として誘導組が一緒に戦うって感じかな。
「それで、中腹は危険が大きいから、愛、リエ、私、水尾の4人ね」
確かに中腹は結構危険なポジションだ、分断に失敗したら、挟まれる危険がある。
「それで、最後に後方は修介、明美、真野の3人ね、結構少ないけど、修介君の
範囲魔法で弱いモンスターは撃破できるでしょうからね」
俺達は3人か、でも、俺1人で雑魚掃除は出来るし、これ位が無難かな。
「それじゃあ、質問はあるかしら?」
「あっと、じゃあ、もしも指定の場所のモンスターを殲滅した場合、俺達はどう動けば良いんすか?」
「そうね、とりあえず、撃破したら中腹に合流して頂戴」
「分かりました」
「他には?」
「じゃあ、もしも厄介な相手が出てきた場合はどうすれば良いんですか?」
「その場合は雑魚の撃破を最優先に動いて頂戴、その厄介な相手からは逃げても構わないから」
「何でですか?」
「ダメージ調整ね、あと、ヘイトとかの調整のためにね
数が多いと厄介だし、ヘイトが前衛からズレる危険もあるからね」
「なるほど、分かりました」
「他には?・・・・・・そう、無いのね、じゃあ、美香ちゃん、モンスターの群れはどうなってる?」
「今はまだ動いてない・・・あ! 動き出した!」
昨日の連中が負けたか、流石に数が多い相手には厳しかったんだろう。
「よし、じゃあ、作戦通り動きなさい!」
「はい!」
そして、俺達はりえるさんの指示があった場所に移動した。
数が分からないから、かなり不安だが、やるしかないよな。




