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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第1章、お風呂の為に!
8/201

決戦、レイジホムンクルス

風呂を求めて新しいダンジョンに潜ったは良いが、明美のミスでこのダンジョンの危険モンスター

レイジホムンクルスとの戦いになってしまった俺達、こいつは攻撃、素早さが高いモンスターで

接近戦闘では、かなり不利らしい、普通は援護射撃が重要なこのモンスター戦。

俺達はりえるさん達が定位置に着くまでこいつと援護無しで張り合うしか無い。


「ぐぉぉぉぉ!!」


レイジホムンクルスは俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。


「うお!」


俺は辛うじて攻撃を回避、そして、俺が回避した攻撃は隣の壁に激突した。

そして、その壁が一撃で崩れた、この攻撃力に直撃なんてしゃれにならん。


「修介!援護する!「ポイズンナイフ!」」

「ぐぉぉぉぉぉ!」

「はぁ!?」


勇次が投げたポイズンナイフをレイジホムンクルスは簡単に弾いた。

スキルを弾くなんてゲームじゃ考えられないが、今、ここは現実、普通にある事だろう。


「ぐぉぉぉぉ!!!」


レイジホムンクルスは今度は何度も飛び上がり、大きな揺れを起こした。

揺れはかなり強く、殆ど動けない。


「くそ!」

「ぐぉぉぉ!!」


その隙を見計らい、レイジホムンクルスは俺の方に突撃してきた。

こいつの動きはかなり機敏で、でかい図体とは思えない!

あぁ、もう!反則だろ!


「この!」

「ぐぉぉ!!」


俺は一か八かの賭けで、レイジホムンクルスの手に攻撃を入れた。

その攻撃は当然クリティカルで、レイジホムンクルスは再び大きく体勢を崩した。


「ぐぉぉ!!」


しかし、レイジホムンクルスは素早く体勢を立て直した。

やっぱり面倒きわまりない奴・・・そういえば、勇次のスキルにスロウナイフがあったはず。

もしも、そのナイフを当てれて、スロウになったら楽になるかもしれない。

ただ、確実にダメージを与えるためにも、まずは明美にファイアーネットを当ててもらいたいな。


「明美!ファイアーネットを使ってくれ!」

「あ、はい!分かりました!「ファイアーネット」です!」

「がぐぉぉぉ!」


明美のファイアーネットは無事にレイジホムンクルスに当った。

ファイアーネットは網状の炎を出し、相手の動きを制限する火のメイジのスキルだ。

確か、行動が遅くなったり、動きを制限したり、小さい敵を捕獲できたりする結構な万能のスキルだ。


「よし、次は勇次!俺があいつを引きつけて、そっちに背中を見せさせる!

 そん時にスロウナイフ頼む!」

「おう!任せな!」

「ぐおぉぉぉ!!」

「さぁ!行くぜ!」


俺は一気にレイジホムンクルスに接近した。

たとえ攻撃と速さが高かろうが、相手は所詮でかいだけの脳筋野郎だ!

俺はレイジホムンクルスの攻撃を避け、腕を攻撃して、反対側に回り込んだ。


「ぐぉぉぉ!!!」

「へ!でかいだけの間抜けが!」

「ぐぉぉぉ!!」


レイジホムンクルスは俺の方にに向き、突撃してきた、完全に狙い通りだ!


「そこだ!「スロウナイフ」!少しはゆっくりしときな!」


レイジホムンクルスが俺の方に突撃している最中に後方から勇次が攻撃を仕掛けた。


「ぐぉ!」


勇次が投げたスロウナイフは無事にレイジホムンクルスに直撃した。

そして、狙い通りにスロウ状態に変化した。

この状態になったレイジホムンクルスの動きは鈍く、かなり戦いやすくなった。


「よっしゃ!これで結構安定するな!」

「だな!一気に攻勢に出るか!」

「よし、明美ちゃん、援護頼んだよ」

「分かりました、援護は任せてください!」


俺達は一斉に攻撃を仕掛けた、スロウ状態になっている間にケリを着けたかったからだ。

しかし、この調子なら、援護が無くとも倒せるかもしれない。


しかし、しばらく攻撃を仕掛けているとレイジホムンクルスの動きに変化があった。

突如、動きを止め、何かをしようとしているようだ。


「ぐぉぉぉ!」

「不味い!勇次!離れろ!」

「だな、嫌な予感しかしねぇ!」


俺と勇次は同時に距離を取った。

確実にヤバいのが来るのが分かったからだ。


「ぐらぁぁぁぁ!!!!!」

「くぅ!」


レイジホムンクルスは、突如とんでもない大声を発し周囲に攻撃をし始めた。

距離を取っていたため、その攻撃の射程には入らなかったが、あれをもし近くで食らったら・・・

大声でひるんで動けない状態だし、間違いなく死んでいただろう。


「ぐ、ぅ」


レイジホムンクルスは散々大暴れした後に、倒れた。

きっと、さっきのが最後の抵抗のような物だったんだろう。


「うっしゃ!俺達だけでもいけるもんだな!」

「ほざけ、今回は運が良かったから勝てたのであって、普通なら負けてただろ?」

「かもな!でも勝てたのには変わりねぇんだ!もっと嬉しそうにしろよ!」

「ふ、そうだな、初めて俺達だけで大型を仕留めたんだ、素直に喜ぶか」


俺達は初勝利を喜んだ、結構俺達って強いのかもしれない。

そんな時、りえるさんから連絡が来た。


「レイジホムンクルスを1体倒したようね、やるじゃ無い、でも、警戒しなさいよ」

「ん?」

「レイジホムンクルスは1体倒した後、すぐに次が来るわ」

「あ、あぁ、皆さん!あの場所からまたでかいのが!」

「な!?」


そこにはさっき仕留めたレイジホムンクルスと同じモンスターが居た。


「ちぃ!連戦かよ!」

「1回勝ったんだ!もう1体くらい行けるだろ!」

「は!そうだな!もう・・・いった・・・い?」


よく、目をこらすと、新しく出たレイジホムンクルスの後方に沢山のレイジホムンクルスが現れた。


「はぁ!?多すぎだろ!!!」

「ぐぉぉぉぉ!!」

「な!」


集団で現れたレイジホムンクルスが一斉に突撃してきた!

このままだと押しつぶされる!そう思った瞬間だった。


「よし、間に合ったわ!」

「ぐぉぉぉ!!!」


後方から弾丸が飛んできて、俺達の近くにいたレイジホムンクルスの眉間に直撃した。


「りえるさん!」

「お待たせ、結構道中で苦戦してね、でも大丈夫よ!さぁ、一気に殲滅よ!援護は任せなさい!」

「はい!」

「しかし、このダンジョンはこんなにレイジホムンクルス出たっけ?まぁ、良いわ、殲滅あるのみ!」


りえるさんの登場で一気に状況が好転した。

レイジホムンクルスはクリティカルや大ダメージでひるむ傾向があるようで

攻撃が同時に来た場合でも俺が攻撃を防ぎ、その隙に攻撃する敵を後衛が援護する。

この様な形で、常に俺にヘイトが向いている限り、安定して撃破が出来る。


「はぁ、はぁ」

「ふぅ、終わったわね」


長い戦闘が終わり、俺達はレイジホムンクルスを殲滅した。

レベルは気が付いたら16になっていた、結構経験値が多いんだな。

そして、素材は憤怒の石と言うレアドロップが沢山出てきた。

レア(笑)だな、まぁ、俺だけなんだけど、ていうか、むしろ通常素材の方が珍しい。


「ふぅ、これでこのダンジョンは制覇ですか?」

「いいえ、まあ奥があるわよ?」

「マジっすか」

「まぁ、結構しんどいけど、大丈夫よ、なんとかなるわ」

「ま、ぁ、私達、なら、大丈夫」

「そうですね、頑張りましょう!」

「えぇ!」


俺達は再びダンジョンの奥を目指した。

さて、ボスはどんな化け物だ?

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