表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第11章、幸か不幸かの国救い
76/201

最後の仕上げ

結局、俺は店のレイアウトを考えるのを、勇次達に押しつけられてしまった・・・

眠いのにな・・・まぁ、やってみるか、レイアウトって言うのはあれだろ? 店の内装だろ?

品揃えに・・・えーっと、あ、俺が作ったゴブリン系の武器もあるな。

その内刀は遥人に杖は花梨と亜那に渡したんだっけ、で、残り物を売るのか・・・

てか、値段高!? いくら何でも値段が1個10000ゴールドはやり過ぎだろう。

俺達が依頼で稼いだのと同じくらいの値段だ。


「これ、売れるのか?」

「かなりぶっ飛んだ性能だし、これでも安い方なんじゃね?」

「そう? まぁ、売れるんなら別に良いが」

「それで、どうだ? どんな感じの内装にするんだ?」

「とりあえず、適当に」


俺は速く戻って寝たかったし、店の内装を適当に配置した。

と言うか、堪の赴くままって感じか?

それで良いか、てか、店の内装なんて、りえるさんが起きてきたら勝手にやるだろうし。


「よし、これでいいな」

「はぁ、あの一瞬でよくこんな内装を考えたな」

「堪の赴くままだ」

「要するに、適当って事だね」

「そうじゃない、堪に任せただけだ」


そして、俺は店から出て、ギルドに戻ろうとした。


「駄目! お散歩するの!」

「あ、あのなぁ、俺は眠いんだ」

「毎日お散歩連れてってくれるんでしょ!?」

「た、確かに前そんな事を言った気はするが、今日は無理だ」

「い~や~だ~! 今日もお散歩行くの~!」

「わ、分かった! だから耳元で大声を出すな!」

「本当! やったぁ!」


あぁ、何だか癒子が耳元で叫んだお陰で、眠気が吹っ飛んだよ・・・

やれやれ、仕方ないな、癒子の言うとおり、散歩してやるかな。

つっても、何処まで散歩すりゃぁ良いんだ?

まぁ、その辺ぶらぶら歩けば良いかな・・・


「おっさんっぽ!」

「はぁ」

「おい、あんた」

「ん?」


俺がふらふら歩いていると、プレイヤーが話しかけてきた。


「何だ? 何の用?」

「クエストに一緒に行ってみないか?」

「はぁ? 何で」

「メンバーが足りないんだよ、後1人だけ」

「悪いけど他を当ってくれ、俺は一応やることがあるんだ」

「ち、そうかよ、全く雑魚のモンスターを掃討するだけで50000貰える良いクエなのによ」


まぁ、確かに美味いクエストではあるが、ちょっと報酬が異常な気がするな。

ただのモンスターの群れを掃討するだけで50000とか、絶対におかしい。

ま、俺が知ったこっちゃ無いね、俺はさっさと帰って眠りたいだけだし。

そして、男は近場に居た奴らに片っ端から声を掛けていた。

まぁ、こんなに美味いクエだ、すぐに捕まった様だな。


「さてと、癒子、もう良いか?」

「うん! もう満足!」

「そうか、じゃあ、俺はもう戻るぞ」

「うん!」


そして、俺はギルドに戻り、自分の部屋でのんびりと寝ることにした。

やっとだ、やっと眠れる・・・それにしても、眠れると分かった途端スゲー眠気が来るな・・・

これならベットに入ってすぐに眠れそうだ。

にしても、もう13時か・・・さっさと寝よ・・・昼寝だな。


「修介君、もう起きて・・・あぁ、寝てるのね、流石に働かせ過ぎたわ・・・

 そうね、この仕事はミミにでも頼みましょうか、力仕事だし」


まぁ、まだ起きてるんだけどな、でも、起きてます、なんて言ったら働かされちまう。

ミミさんには悪いが、代わりにやって貰おう。

そして、意識が遠のき、俺はグッスリと眠った。


「兄ちゃん! 起きてくれよ!」

「ん、んぁ・・・何だ? 今何時だ?」

「今は15時かな、もうこんな時間だし、起きてくれよ」

「何だ、まだ2時間しかねてないのか・・・」

「あ、そういえば兄ちゃんは勇次兄ちゃんとなんかしてたんだったっけ?」

「そうだ、店の内装をやってくれと言われてな・・・」

「大変だね、でも、もうそろそろ店を開けるらしいからさ!」

「ん、分かった」


そうか、今日だったっけ、開店、結構遅い時間だが、良いんだろうか。

まぁ、折角の店あけだ、俺もちゃんと出席しておこう。


「りえるさん! 兄ちゃんを起こしてきました!」

「あぁ、ご苦労様、どう? 修介君、よく眠れたかしら?」

「2時間しかねてません・・・」

「あぁ、勇次君から聞いたわ、悪かったわね」

「内装よりも書類仕事の方がしんどかったんですけど?」

「それは~、ほら、私も一緒に頑張ったし、お互い様って事で」

「そうですね・・・あはは」


そして、長い時間を掛けた店の開店、と言っても2日程度しか経ってないけど。

感覚的にはかなりの時間戦った気がする、と言うか、開店時間とか決めてなかったんだし

書類仕事をもうちょと遅いペースでやってもよかったような気がするが・・・うん。

でも、多分だけど、書類仕事はこれからが本番なんだろうな、金を稼ぐわけだし。


「それじゃあ、開店ね」

「はい!」


そして、お店が開店した、探検家初のお店か・・・さて、どんな感じになるんだか。

あまり忙しいのは勘弁して欲しいが、多分大丈夫の筈だよな・・・うん。

と言うか、これ開いたらまた人手が足りなくなるんじゃ・・・まぁ、一時的だし大丈夫か。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ