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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第11章、幸か不幸かの国救い
73/201

楽しい? 舞踏会

今回は時間がなかったので短めです

王様に招待されたのは、大規模な舞踏会だった、これが礼か。

周囲には何だか少し品が良いような女の人や男の人がいる。

恐らくだが、この城に来ていた貴族の誰かなんだろう。

貴族の奴なんて居たようには見えないけど・・・


「長い間お待たせしてすみまんな、料理を作るのに時間がかかってな」

「料理? あの間に料理を作っていたのか、それもこんなに沢山」


この舞踏会に出されている料理はかなりの量だ、少なくとも100人分はあるだろう。

その大量の料理をあの短期間に出来る物なのか?


「うむ、この城の料理人をフルに活動させたのじゃ」

「そんなに無茶しなくとも、後日で良いんだけど?」

「うむ、そのつもりじゃ、今回のこれは気持ち程度じゃ、後日に本格的な礼をする予定じゃ」


この規模でも気持ち程度か・・・やっぱり国王ってだけあるよな。

と言う事は、本格的な礼の方はこの規模よりもデカいのか?

・・・想像がつかないな、ま、まぁ、本番の時のお楽しみかな。


「今回の礼はあまり人もおらんし、料理程度しか良い物は無い」

「そうなのか」

「じゃが、舞踏はある、その時にリーナと踊ってもらおうと思うんじゃ」

「え? 俺はダンスなんてやったこと無いんだけど?」

「大丈夫じゃ、その場のノリで踊ってくれ」


アバウトだな、この王様、その場のノリで踊れって、どういうことだよ・・・


「いや、それは」

「国王様! お呼びです!」

「む、分かった、では、失礼する」


そう言い、国王は何処かに移動した、何てこった、まさかやったことが無いダンスをやれだなんて!

それも、こんな舞踏会のお上品なダンスダとぉ!


「あ、あの、修介さん、露骨に動揺しているんですけど・・・」

「そ、そりゃぁ、動揺するだろ、やったこと無い上品なダンスをやれだなんてよ!」

「お、落ち着いてください、大丈夫ですよ、多分」

「じゃあ、クロナ練習に付き合ってくれ」

「あ、無理です、私もダンスしたことありません」


マジかよ! クロナはやってそうだと思ったのに、まさかの未経験者か・・・

これはやばい、こんな状況で練習なしでぶっつけ本番だと!

くぅ、こうなるんだったら、礼なんて受け取るんじゃ無かった・・・


「皆、我が誘いに乗っていただき感謝する、今宵は我が国と我が娘を救ってくれた

 英雄に礼をするための舞踏会だ! 皆、楽しんでくれ!」

「わー!」


参加した貴族さん達がかなり叫びだした、でも、俺は動揺しっぱなしだ。

こんな中で俺はダンスすんの? 初心者の俺が? 無茶だって!


「あなたがこの国を救ってくれた修介殿ですね」

「良くあれだけのモンスターを撃破できましたね」

「あ、あぁ、あれくらい楽ですよ、あはは」


少なくともこんな人々の前でダンスを披露するよりは楽だな。


「それでは、今より舞踏会を始めまよう」


国王の号令で音楽が流れ始めた。

その音楽に合わせ貴族たちが踊り始めた。


「修介様、踊りましょう」


姫さんが俺の近くにやって来た。

これはもう覚悟を決めないと駄目か。


「わ、分かったやるしかないか・・・」

「それでは、踊りましょう」


俺は姫さんの手を取り、中心に行った。


「それでは、頑張りましょうね」

「分かったって」


そして俺は見よう見まねでダンスを始めた。


「ヘ? 初心者何ですよね?」

「あぁ、そうだ」

「その割にはものすごく上手いんですけど?」


自分のダンスがどうかはわからないが、姫さんは上手いと言う。

実際は分からないが姫さんが言うんだ、上手いんだろう。


「おお、流石は修介殿、踊りも完璧だ」

「修介様、私よりもお上手ですね」

「そ、そうかそいつはありがたい」


俺はダンスの才能が少しはあったのか。

もしかしてダンスにも運が絡むのかもな。

だとしたら踊れる理由もわかるな。

そして、緊張のダンスタイムが終わった。

舞踏会の料理も美味かったし、良かったな。


「さて、後はこいつをホーリーアップルに運ぶか」

「こ、こんなことして後悔しても知らないよ!」

「はいはい、そうだな」


俺はこいつを抱き上げてギルドに戻った

それにしても今日は意外な収穫があったな。


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