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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第10章、足場を固める
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依頼組の帰還

依頼を終わらせて、とりあえず民間ギルドの方に行ってみた。

依頼の報告の仕方を聞くためにな、なんせ、依頼なんて初めてやったし。


「あ、依頼が終わったんですね、大丈夫でしたか?」

「何回か死にそうになった」

「え!? そうなんですか!?」

「あぁ、大量のモンスターに襲われたからな、囲まれてやばかった」

「よ、良くそんな状況で生き残りましたね、流石ですよ」


まぁ、そこまで強くなかったし、抜け出すのは楽だったんだがな。

それに、今回はミミさんも協力的だったし。


「まぁ、それは良い、依頼の報告を何処ですれば良いかを知りたいんだが?」

「はい、私が代理で行なっても良いんですけど、ここは直接行かれた方がよろしいですよ」

「何でだ?」

「その方が国にコネも手に入りますし、評価も上がります、ですので、私と行ってみましょう」


コネか、正直そこまで必要じゃ無いが、まぁ、そうだな、ホムンクルスが集まってる場所を探すときに

手を貸してくれるかもしれないし、コネを作っておくのは良いことか。


「分かった、でも、ちょっとの間待っててくれ、ギルドに戻って報告するから」

「分かりました」


そして、俺はリエさん達と一緒にギルドに戻ることにした。


「どんな話をしてたの?」

「報告の話です、国に直接報告した方がコネを貰えるから良いとのことで」

「そう、じゃあ、頑張ってね、私はギルドに戻ったら姉ちゃんとお店の準備をするから」

「はい、分かってます、多分、俺とクロナで行くと思いますから」

「分かった」


ギルドに着き、ギルド内に入ってみると、景色はかなり豹変していた。

すごく荷物の山が出来ていたりとすごい量だ。


「準備、忙しそうですね」

「うん、姉ちゃん! どこ!?」

「りえるさんやーい! 出てきておくれよ!」

「今帰りました-!」


俺達が大きな声でりえるさんを呼んでいると、りえるさんでは無く、愛が姿を現した。

その指先は絆創膏がすごく巻いてあった、うん、何度も刺したんだろうな。


「うぅ、痛い、りえるさんなら確か2階にいると思うよ」

「ありがとうな、と言うか、大丈夫か?」

「うぅ、大丈夫、モンスターに殴られる方が痛いから・・・多分」


多分? もしかしたらモンスターに殴られるより痛いかもしれないって事か?

どんだけ刺してるんだよ、不器用だな。


「本当に、大丈夫か? 何なら癒子に回復して貰うか?」

「癒やす? 癒やすならやるよ!」

「いや、前にも言ったけど、この程度の事でその力を使うのは勿体ない

 1日に3回しか出来ないんだから、もっと重要な時に使うべきだと思うから」

「そうか、じゃあ、薬草でも使うか」


俺は買った薬草を取りだした、依頼品の薬草と見間違えないようにしっかりと見て・・・

うん、これであってるな、あの薬草は色が違うからわかりやすいし。


「ほら、手を出せ」

「うん」

「絆創膏を剥がすけど良いか?」

「修介なら大丈夫だよ、さぁ、バッと剥がして」

「よ、よし、痛かったら言うんだぞ」

「うん、と言うか、痛くは無いと思う」


そして、俺は愛の絆創膏をバッと剥がしたそこには穴が開いている。


「これは・・・酷いな」

「言わないでしょ、気にしてるんだよ、自分はここまで酷いのかって」

「そうか、まぁ、行くぞ」

「うん、い、痛くないよね?」

「知らない、多分痛くないだろう」


俺は薬草を潰し、愛の指に塗りつけた、指に塗るとしたらこんな風になるんだな。

少し薬草が大きすぎたのか、愛の指は薬草だらけだ。


「あ、痛くないかも」

「まぁ、回復だからな、痛かったら問題だろう」

「少しはしみるかと思ったけど」

「ま、そう思うのも無理はない、あと、絆創膏を貼り直すぞ」

「あ、ありがとう」


俺は絆創膏を愛の指に貼り直した、うん、これで回復できるだろう。


「よし、じゃあ、俺はりえるさんの所に行くから、針仕事気を付けろよ」

「分かってるの、もうヘマしないように頑張るって」


そして、りえるさんが居るという場所に来たが

すごく大変そうなオーラが出ている、もしかして・・・書類仕事でもしてたりして。

いや、そんなわけ無いか、速く報告をしないと。


「りえるさん、入りますよ」

「え、えぇ、良いわよ・・・入ってきて」


中かからかなり疲れている様なりえるさんの声が聞えた。

少し嫌な予感がしたが、俺はゆっくりと扉を開けてみた。


「りえるさん・・・どうしたんですか?」


扉の奥にはもの凄くしんどそうに机に倒れ込んでいる、りえるさんが居た。

これは相当疲れているな、部屋もあまり片付いていないし、りえるさんの部屋なのに。


「あぁ、ご、ごめんなさい、ずっと書類とにらめっこしてたから、それでどうしたの?

 新しい品物が出来た?」


あぁ、俺達だって気が付いてないな、声で気が付きそうだが、それだけ疲労しているんだろうな。


「・・・姉ちゃん、私達だよ」

「姉ちゃん、も、もしかして!」


そう言い、りえるさんは素早く起き上がり、俺達の方を見た。


「あなた達! よ、良かったわ! 無事だったのね!」

「おわ!」

「ひゃぁ!」


りえるさんが先頭にいた俺とリエさんを抱きしめてきた。

すごく嬉しそうだな、そ、そんなに心配してたのか?

いや、状況から考えて多分ここまでりえるさんが喜んでいるのは。


「あぁ、良かったわ、本当に無事で! それに、リエが帰ってきてくれて!

 書類仕事なら2人にも出来るでしょうし!」


人手が足りていない状態で戦力になるリエさんが帰ってきたからだな。

リエさんは書類仕事もこなせそうだし、と言うか、そっちの方が得意そうだ。


「これで百人力ね! さぁ! 2人とも! 書類の山を切り崩すわよ!」

「・・・うち達には何も無いんだね」

「仕方ないですよ、俺達は書類仕事なんて出来ないし」

「私も書類仕事なんて知りませんよ、字を書くんですかね?」

「確か、沢山の字を読んで書く仕事だったと思う」

「あぁ、じゃあ、俺達には無理だな」


もの凄く喜んでいるりえるさんに言い出すのは悪いが、俺はこれから依頼を出した国に話をしに

行かないといけないんだよな、でも、もの凄く言い出しにくい。

いや、大丈夫だろう、リエさんだけで十分戦力になるはずだし。


「え、えっと、りえるさん、良い報告と悪い報告が1つずつあります」

「何?」

「まず良い報告ですけど、依頼を達成してきました」

「うん、そうよね、そうじゃないとここに居ないから、それで、悪い報告は?」

「これが悪いかはよく分かりませんけど、これから俺はクロナと一緒に依頼主の所に行きます」

「な! 何ですって!? ほ、報告はクロナだけに任せれば良いじゃないの!

 折角貴重な戦力が戻ってきたと思ったのに!」

「いえ、その、依頼主が国なんですよ、だからコネの為に行った方が良いという判断です」

「コネなんてどうでも良いじゃないのよ!」


りえるさんはかなり焦っている様子だ、それだけ俺に期待してたのか?

どちらにせよ、かなり苦労をすることになるだろうな、行こうが行くまいが。


「い、いや、まぁ、俺もそう思いますけど、ホムンクルスのアジトを探すためにも必要だと思いまして」

「そんなの、あのホムンクルス達を尋問すれば良いじゃない!」

「し、知らない可能性もありますから、保険ですって、辛いのは分かりますけど、理解してください」

「く、くぅ・・・そ、そうね、私としたことが冷静さを失っていたわ・・・

 確かにあの子達が知らない可能性もあるし、知ってても隠し通す可能性も十分ある・・・」

「で、でしょ? だからですよ」

「・・・・・・はぁ、分かったわ・・・それじゃあ、行ってきなさい、私達は準備をするから」

「あ、はい、ありがとうございます」


ふぅ、何とか許可が下りた、りえるさんって意外とこう言う時には冷静さを欠くんだな。

普段冷静沈着だと思ってたが、やっぱり書類仕事ってのはすごくしんどいんだろう。

ま、まぁ、りえるさんの座っている机の横の山のような書類を見たら、よく分かるな。

あんな山のような書類、見てるだけで嫌気が差してくる。

でも、これから俺は王様の所に行くのか、そっちもそっちで辛そうだ。

だが、ホムンクルスのアジトを掴むためだ、仕方ないだろう。


「それでは、行ってきます」

「行ってらっしゃい、出来れば早く帰ってきてね」

「分かってますよ」


そして、俺はギルドからでて、クロナの元に着いた。


「それでは、行きましょう」

「あぁ、分かった」


ふぅ、さてと、あまり無礼な態度を取らないようにしよう。

そうしないと、協力なんて得られそうに無いからな。

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