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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第8章、ホムンクルス
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新しい出会い

俺達はグロウブとの会話を終わらせ、クロナを連れ、ギルドに戻った。

ギルドは一切の変化も見られない、やはり襲撃は避けれたのだろう。

しかし。このギルド管理区には今まで以上に人が増えている。

まぁ、主要な居住区が落とされ、殆どのNPCはここに逃げてきたって所か。


「これは、すごい人の数ね」

「襲撃のせいで殆どの居住区画が壊されてますし、これは仕方がありませんよ」


基本的にプレイヤー達はギルド内部で眠る、だがNPCは街に居住区画を造り、そこで眠っている。

まぁ、基本的にそうだよな、それにNPCはプレイヤーの同伴が無ければギルド内部には入れない。

ま、それはプレイヤーにも言えていることで、そのギルドの関係者の同伴が無ければ無理だ。


「でも、殆どの人が眠るのが辛いでしょうね」

「そうでしょう、なんせギルド管理区にはギルド以外に居住スペースはありませんから」


俺達がそんな会話をしている時だった、俺達に話しかけてくる人物がいた。


「あなたのその耳・・・あなたも同士なんだ」

「へ?」


その人物はりえるさんに話しかけてきた、その人物にはりえるさんとは違う耳が生えている。

猫の耳だな、兎耳以外にもあるんだな、獣耳装備は。


「あ、あなたは?」

「うちは獣種族ビーストヒューマンのミミって言うんだ」


獣種族は初期の種族設定の一種だ、確か獣耳はこの種族でしかキャラメイクで選れない。

更に、ここから分岐する、兎、犬、猫、狼の4つしか無い。

兎は高い動体視力で耐久面に難がある、後衛型、犬は攻防お互いに良い感じでバランス型。

猫は全体的に能力が高い代わりに運が低く設定されている、狼は攻撃と防御に特化している

完全に前衛型の性能だ。


「そう、で? 何で私に話しかけたの?」

「珍しかったからだね、殆どのプレイヤーは亜人族なのに」


亜人族はかなりとがった性能を持つ種族だ、前衛なら前衛に特化した性能を

後衛なら後衛に特化した性能をとなる、後で数値が変わることは無いがな。

その為、色んな物に手を出せないというデメリットはあるが性能も高く

殆どのプレイヤーが亜人族だ、先も言ったが尖りすぎている性能なので

後衛は後衛、前衛は前衛しかこなせない、しかし、それさえ出来れば問題ない

なのでこのデメリットはそこまで影響はないだろう。


「まぁ、私は意外とこれが気に入ってるから」

「じゃあ、うちと同じか、それにあなたはギルドも作ってるんだね」

「えぇ、ギルドホーリーアップルよ」

「じゃあ、うちも入れてくれないか?」

「そうね、良いかもしれないけど、あまりパーティーには参加できないわよ?」


このゲームのパーティー構成は6人での構成だ。

現状俺達はその状態になっている、だからこれ以上増えても一緒には戦えない。

そうだな、普通のRPGに例えるなら、馬車で待機する役って感じかな。


「構わないよ」

「そう、じゃあ問題ないわね」


そして、偶然の出会いで俺達ホーリーアップルに新しいメンバーが増えた。

ミミをギルドに入れ、場はギルドだ、手続きをするのが面倒だそうで

ギルドの大きさには一切の変化は無い、まぁ、この人は面倒くさがり屋だからな。


「かなり広いね、たった7人だってのにすごいじゃ無いか」

「一応言っておくけど、この子はギルドメンバーじゃ無いの」


りえるさんはクロナを指さし、そう言った、まぁ、普通にいるしギルドメンバーだと思っちまうよな。


「じゃあ、この子は?」

「お客さんよNPCのね」

「へぇ、NPCのどうも」

「どうも」


クロナは笑いながら返した、流石にこういうのは手慣れているな。


「ふぁーー・・・あぁ・・・おはよ」


ギルドに付き、少し経過すると癒子が目を覚ました。

妙に静かだと思ったら寝ていたんだな。


「うちはそんな小さな生き物を見たことない・・・可愛い!」

「私も初めて見ました、これが妖精ですね! グロウブさんが言ってた!」

「な、何? ひゃー、触らないでぇ」


珍しさからか、癒子は2人に掴まれ、頭を撫でられた。

2人はかなり嬉しそうだが、癒子はあまり嬉しそうでは無かった。

これは止めた方が良いのか? でもかわいがってるだけだからな


「む、むぅ!」


癒子が少しだけ力を入れると、ぴかっと何かが走った。


「痛、何だかピリッときた」


どうやら電気の様な物を流したようだ、こいつはいつの間にかそんな事が出来るようになったのか。

こいつの成長スピードは侮れないな。


「痛いから、握らないで」

「て、手加減出来てなかったんだね、ごめん」


癒子はその後再び俺の頭の上に戻った、もう、俺の頭の上はこいつの特等席だな。


「それにしても、すごいですね、そんな可愛らしい妖精までいるなんて」

「偶然出会ったんだ、偶然な」


ここではボーダーの話題は避ける事にした、何だか問いただされそうだし、そうなると面倒だ。

それはりえるさん達も思っていたようで、俺の方にウインクをして来た。

そして、新しい仲間を祝し、俺達は軽く騒ぎ、そして、眠った。

このギルドは部屋も多く、クロナもミミも問題なく眠ることが出来た。

やっぱり広いと便利だよな。


「さて、俺達も寝るか」

「うん! 寝る!」


さ、明日は何が起こるかなっと。



現在のスキル


{柳葉 修介}       {芦田 明美}    {西丘 勇次} {リエ}


{影斬り}        {ホーリーゾーン}  {衝撃緩和} {マナルック}

{ファイアーストーム}


{瑠璃川 愛}      {りえる}


{パワードランス}   {ダブルパワーショット}

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