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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第7章、次の物語に
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ホムンクルス姉妹との戦い

身の回りが忙しく、今回は遅めの投稿です

街への帰路で、俺達は1人の少女に襲われた、その少女がホムンクルスである事は分かっている。

見た目の割には人間離れした怪力、そんなのが出来るのはホムンクルスだけだろうからな。

それにしても、俺達6人にたった1人で挑んでくるのか、よく分からない。


「まぁ、良いさ、で、1対6で問題ないのか?」

「私1人でも十分だからね!」


そう言うと、女の子は俺達の方に一気に接近してきた、この戦い方はホムンクルスの鉄則なのかもな。


「やっぱり突撃してくるのね{パワーショット}」


それを予見していたりえるさんが狙いを定め、スキルを発動した。

その弾丸は確実にホムンクルスの少女を捉えている。


「無駄だって」


しかし、ホムンクルスの少女はその弾丸を回避した、流石の反射神経だ。


「流石の回避、でも、無駄よ」

「へ? きゃぁ!」


回避したのは良かったが、その回避方向を予想していたリエさんのエネルギーホールに引っかかった。

この形のエネルギーホールは恐らく行動を制限する方だろう、大きな爆発もなかったからな。


「くぅ・・・面倒なスキルを・・・」

「これで結構食らうでしょう?{チャージスナイプ}{クイックショット}」


そして、動きを制限している状態でりえるさんは2発のスキルを発動させた。

そのスキルを動きが制限されている状態の彼女が回避できる筈も無く、全ての弾丸が当った。


「これは結構痛いでしょ?」

「た・・・確かに強烈だよ・・・」


しかし、その2発の攻撃を受けても、彼女は倒れることはなかった。

やはりホムンクルスは頑丈なんだろう、普通の人間なら間違いなく死んでる傷だからな。


「や、やっぱり1人はキツかったかぁ・・・仕方ない、悔しいけど呼ぶしかない・・・奈々(なな)!」


女の子は誰かの名前を呼んだ、すると、大きな音が聞えてきた。


「だから言ったのよ、本当に馬鹿よね、リーちゃんは」


そんな声が聞え、木の上からホムンクルスの少女と見た目が殆ど一緒の女の子が出てきた。

唯一違うのは服の色が黒色って所位か・・・


「うるさいなぁ、あとリーちゃんじゃないよ、私は梨々(りり)だよ」

「良いじゃない、双子なんだし」


まさかの二人目のご登場だ、これは不味いかもしれないな。

この戦いは苦戦しそうだ、前のホムンクルスは1人でも手こずったからな。


「こいつは・・・覚悟した方が良いかもな」

「苦戦は必至でしょうね」

「ふむ、流石に6対2はキツいわ、何とかして分断しましょうよ」

「そうだね、じゃあ、分けよう」


そう言うと、彼女達は二手に分かれた、分断作戦か、妥当だな。

本来なら一方だけを集中して狙うが、彼女達には知性がある。

下手に一方だけ狙うと不意打ちを食らう可能性が高いな。

だとしたら、あいつらの作戦に乗るのが無難だろう、不意打ちは面倒だしな。


「分かれたか、じゃあ、私、勇次、愛は白い方を、明美、修介、リエは黒い方を追って」

「分かりました!」


そして俺達は二手に分かれ、迎撃をすることになった。

しかし、俺達の方は未知の奴か、ちょっとばかし不安だが、信頼してくれているんだろう。

だから、俺達はりえるさんの信頼に応えないといけないよな。


「ふむ、来たわね、本当は別のメンバーで来て欲しかったけど、仕方ない」


そう言うと、奈々と呼ばれていた女の子は体勢を低くした。

これがこの子の臨戦態勢なんだろう、さて、どう動く?


「はぁ!」


奈々と呼ばれていた女の子が掛け声と共にこちらに突撃してきた。

その動きは素早く対処するのは難しそうだ。

しかし、動きは単調、これならカウンターを入れれる。


「な!?」


しかし、彼女は俺達の横を抜けて、後方の木に乗った。


「これでどう?」


彼女は素早く木上から攻撃を仕掛けてきた。

完全に虚を突かれた! 対処が難しい!


「させない!{フォースキャノン}」

「厄介な・・・」


リエさんの援護のお陰で彼女の動きが一瞬遅れた。

フォースキャノンは彼女に当たりはしなかったが一瞬動きが遅れれば十分だ。


「食らえ!{カマイタチ}」


俺はその一瞬の間に距離をとり、攻撃をすることが出来た。


「く!」


しかし、彼女は素早くその攻撃を防いだ。

流石の反射神経だな。


「痛いじゃない!」


彼女の腕は切り傷だらけだ、しかし、すぐに回復した。

これは長期戦になりそうだな。

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