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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第6章、ゴブリンの洞窟
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ゴブリンの洞窟、最深部

図体のデカいゴブリンを倒し、俺達は更に先に進んでいった。

その奥はかなり暗く、少しずつ、周りが狭くなっているような感覚にもなった。

だが、実際確認してみると広さは殆ど変わっていない、こういうのを目の錯覚というのか。


「やっぱり暗いと不安ですよね」

「えぇ、先が見えないのは本当に恐ろしいわね」


例えば底の見えない大きな穴がある、その穴は実際は大した深さじゃなくても

暗くて見えないせいでもの凄い高さに感じる、そんな所かな。

今、この洞窟でも同じ状況と言えるのかもしれない。


「はぁ、何処まで続くんだよ、もう疲れたぜ」


確かに、そろそろ俺も疲れてきたな、もうダンジョンに潜って2時間くらいは経過している。

普通はこういう小さめのダンジョンは1時間ちょっとで終わるんだけどな。


「ダンジョンは大体深いでしょ?」

「まぁ、狭いダンジョンなんて攻略のし甲斐がないしな」

「確かにそうかもしれない」


でも、まぁ、俺と勇次以外のメンバーはまだ余裕があるみたいだ。

てか、考えてみると勇次も戦闘時はグレンに乗って戦ってるし、疲れる物なのか?

もしかしたら操るにも体力を使うとかかもしれないな。


「しかし、戦闘もあまりないし、退屈な場所だぜ」

「もしかして、退屈だから疲れたとか?」

「そうだ、普通ダンジョンってこう、もっと戦闘とかあるじゃないか」


あぁ、そうか、肉体的な疲労じゃなくて精神的な疲労なのか。

はぁ、ちょっとだけ心配した俺が馬鹿だった。


「はぁ、もう退屈だぜ」

「もう退屈は終わりみたいよ」

「本当っすか!?」


このダンジョンの最深部が見えてきた、大きな扉だ。

そこには他のゴブリン達よりも重装備のゴブリンがいた。

そいつらは俺達を見つけると、すぐさま攻撃を仕掛けてきた。

どうやらこの奥の扉の先にはこいつらにとって最も重要な場所のようだ。


「お、本当だ」

「戦闘なのに嬉しそうにすんなよ」

「退屈よりはマシだぜ」


そして、このゴブリン達との戦闘が始まった。


「りえるさん、このゴブリン達の名前って何ですか?」

「確か、アーマーゴブリンだったかしら」


アーマーゴブリン、ゴブリンの最大の武器である俊敏を犠牲にして、防御力を高くしたゴブリン。

このゴブリン達の防御力はかなり高く、一体でも油断は出来ない。

と言う説明文だったはずだ、特に特殊能力があるわけじゃないみたいだな。


「どんな特性があるんですか?」

「無いわね、強いて言えば防御力が高いところ位かしら」

「あ、だったら修介さんなら簡単に殲滅できるんですね」


あぁ、俺の話か、確かに俺が戦えばすぐに殲滅できるだろうな

クリティカルは防御力を無視できるしな。


「そうね、修介君、出来る?」

「出来るには出来ますけど、MPが不安なんですよ」

「あぁ、そういえばあなたは連戦だったわね」


魔法やスキルを扱うにはMPかSPが必要だ、でも、俺のMPは連戦のせいで結構消耗している。

まぁ、こいつらを殲滅できるだけのMPはまだ残っているが、テンペストはあまり撃てない。

テンペストの消費MPは80で、残りMPは295しかない、この後ボス戦が控えてる可能性が高いのに

ここで消費MPが多いテンペストを扱うのは不安しかない。


「じゃ、俺とグレンが軽く殲滅するぜ」


そして、勇次はグレンを呼び出し、アーマーゴブリンと戦いを始めた。

俺は後方でその状況を見ているだけだ、そんな時、頭の上にいた癒子が俺の頭を叩いた。


「何だ? 用があるのか?」

「右、壁、何か、ある」

「右の壁?」


俺は癒子に言われ、右の壁を見てみた、そこの壁はぱっと見では普通の壁だが

確かにじっくり見てみると何か違和感があるような気がする。


「どうなってんだ?」


俺はその壁に手を当ててみようとしたが、手はその壁には当らずすり抜けていった。


「マジかよ」

「どうしたんです?」


俺の近くに居た明美が俺の声を聞いたようで、こっちに近寄ってきた。

俺はとりあえず、この壁の事を話してみた。


「はぁ、不思議な壁ですか」


そして、明美もその壁に手を伸ばし、すり抜けた事に驚いている。


「壁が確かにあるのにすり抜けた・・・はぁ、すごいですね」

「明らかに何かあるよな」


俺は少し不安だがこの先に何があるのかという興味に駆られ壁の中に入ってみた。


「あ、修介さん! 待ってくださいよ!」


その先はすれ違いが出来そうにないくらい狭い暗い通路だった。

しかし、奥はそこまで深くないようで、微かながらその先が見える。


「人か?」


薄らとしか見えないが、何となくだが、その奥には人のような姿が見える。


「人じゃないですかね?」


どうやら後から来た明美も人の様に見えるみたいだ。

俺達はその影が本当に人なのかを確認するため、奥に進んだ。

そして、ハッキリと姿が見えるところまで行くと、確かにそれが人だと分かった。


「むぐぅ!」

「人? 何だってこんな所に・・・」


その人達は拘束されており、喋ることも出来ないようだった。

とりあえず、俺達はその人達の拘束を取った。


「あ、ありがとう、一生このままかと」

「あんたらは何なんだ?」

「私達は冒険家なんだ」


その人達が言うには、自分たちは冒険家だと言う、恐らくNPCだろう。

彼らはこの洞窟の探索をしている最中にゴブリンに拘束され、ここに入れられたとのことだ。


「まさかゴブリンがあんなに頭が良いとは思わなかったよ」

「あぁ、他のモンスターよりも断然頭が良い、数も多いし、厄介だよ」

「あ、そうだ君達、助けてくれたお礼に言ってくれたら情報を上げるよ」

「え、あ、はい」


そして、俺はその人達に地図と紙を渡された、その人達はその後俺と明美に礼を言い

この狭い場所から出ていった、何だったんだろうか、あの人達は。


「よ、よく分かりませんが、情報をくれる方と知り合えてって事ですかね」

「そうなるかな・・・まぁ、いいか、俺達もさっさと戻ろう」


俺達がその場所から出ると、丁度勇次達がアーマーゴブリンを撃破して時だった。

タイミングが良いな、じゃあ、この奥に進んでみるか。

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