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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第6章、ゴブリンの洞窟
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ゴブリン達を退けろ!

まさかゴブリン共の策略にはまってこんな状態になるとはな。

だが、愛の足も回復、状態も万全、なに、ただ退路が無いだけだ。

こんな状況だろうが前衛が2人も居るんだ戦えるさ。


「さて、まずはどうしようか」

「とりあえず、先制攻撃を仕掛けるぞ、お前はまだ下がってろ」

「はーい」


相手のゴブリンは図体がでかいのが一体、その他は小さいゴブリンがワラワラだ。

こんな状況で最も重要なのはやっぱり敵の数を減らすことだろう。

それは基本的にどんなゲームでも言えていることだ、雑魚の攻撃で怯んだら面倒だからな。


「さぁ、邪魔者は消えろ{テンペスト}」

「ぎゃぁ!」


俺の放ったテンペストは沢山の小さいゴブリンを巻き込み、殲滅した。

この通路がまだ狭いこともあって、結構な数を巻き込めたな。


「じゃあ、今度はあたしの番だ」


愛は前衛に走って行った。


「ここから先には行かせない{ビッグウォール}」

「がぁ!」


そして、ゴブリン達は愛に向かって攻撃を開始した、正直2人とも前衛だし

誰かが足止めをする必要は無いが、波状攻撃を仕掛けるとしたらこういう戦い方の方が良いか。


「し、俺は後方からの攻撃か{ストーム}」


ずっと前衛だったし、あまり後衛の仕事ってのが出来ないな。

まぁ、攻撃魔法は2つしか無いし多少は前衛に出た方が良いか。


「攻撃しないとね{ホーリースピア}」

「俺も前に行くぞ{ホーリースタンプ}」


俺達の攻撃は同時に発動した、そして、その攻撃は不思議と混ざった。

その結果攻撃力が少し上がったようだ、はぁ、同じ属性攻撃は重なるのか。


「おぉ、ダメージが上がった、こんなことがあるのか」

「あたしも初めて見た」


ふむ、これは利用してみたいな、でも、考えてみると俺達くらいしか同じ属性の技は無いな。


「まぁ、いいさ、さっさとこのデカいの仕留めるぞ」

「分かってる」

「ぐらぁ!」


図体のでかいゴブリンは俺達に向かって攻撃を仕掛けてきた。


「じゃあ、防ぐのは任せる!」

「てい!」


愛は図体のでかいゴブリンの攻撃を防ぎ、動きを止めた。


「そら!{稲妻斬り}」


そのすきに俺がこのゴブリンに近寄って攻撃した。

そして、その攻撃でゴブリンは大きく怯んだ。


「それ!{チャージスピア}」

「ぐが!」


その連続攻撃により、図体のでかいゴブリンが倒れた。

流石に怯んだ状態に更に追い打ちなんて食らったら耐えられないのか。


「じゃ、追い打ちだ!{カマイタチ}」

「がぁ」


俺は倒れたゴブリンに向かって攻撃を仕掛けた。

これで結構なダメージを受けたはずだ。


「どうだ、まだ動くか?」

「ぐぅ・・・」


図体のデカいゴブリンはあれだけのダメージを受けても立ち上がった。

全く頑丈な奴だ、中々厄介な奴だな。


「こいつは困ったな、面倒くさいって」

「じゃあ、速攻で潰すか{テンペスト}」


出来ればテンペストは撃ちたくはないが、消費が重いし、でもダメージがでかい。

ついでにそこら辺に残った雑魚のゴブリンも巻き込めて殲滅も出来る。


「がぁ!」


テンペストで怯み、後ろにのけぞった、そして、愛がすぐさま接近をし。


「次{ダブルスイング}」

「がぁ」


この攻撃で更に大きく相手をのけぞらす、耐久力が高くて厄介だが、結構簡単に怯むな。


「よし、じゃあ、あれ行くぞ?」

「分かってるよ、修介先輩」

「そら!{ホーリースタンプ}」

「てい!{ホーリースピア}」


俺達はあの連携技を仕掛けた。


「が・・・ぐぅ・・・」


そして、ゴブリンはようやく倒れた、どうやら体力的に限界だったようだ。

やれやれ、やっと倒せたか、本当に厄介な奴だったな。


「はぁ、何とかなったか」

「すごい! すごい! ぱちぱち」


癒子が嬉しそうに手を叩いた。

まぁ、祝福はありがたいな。


「あなた達、私達もこれからそっちに行くわね、こっちは行き止まりだったから」


りえるさんの報告が聞えた、やっぱり声は聞えなかったんだな。


「ふぅ、じゃあ、あたし達はここで待ってる?」

「そうだな、それが良い、あの岩はグレンが何とかしてくれるだろう」


そして、しばらくの間この場所で待機していると、りえるさん達がやってきた。

岩はグレンが砕き、ようやく俺達は合流することが出来た。

俺達の話を聞いて、りえるさん達は驚いていた。

ま、それは良いか、ちゃっちゃと奥に進むかな。

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