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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
プロローグ、ランクタワー
3/201

‎ランクタワーの細かい説明

「じゃあ、始めましょうか、かなり長くなるでしょうけど、大丈夫?」

「はい!」

「じゃあ、話すわね」


りえるさんは細かい説明を始めた。

まずは、りみるさんの職業、スナイパーの説明からだ。


スナイパーはガンナーの上位職らしい、上位職とはレベルが上がったり

特殊な条件を満たした人がなることが出来る物らしい。


下位職は基本的にバランスがよい能力を持つそうだが、上位職はとがった性能になるそうだ。

スナイパーはその名の通り、長距離の相手への攻撃が得意だそだ。

しかし、防御力も体力も弱いうえに、銃撃の威力は距離があればあるほど上がるため

接近されたら大きなダメージは与えられないらしい。

もし、接近された場合は小型の短剣で対抗するしかないそうだ。


「因みに、武器は各々の職業にメインの物とサブの物があるわ」

「じゃあ、メイジはどうなんですか?」

「メイジのメインは杖ね、そして、サブはスナイパーと同じ、短剣よ」

「へぇ、知らなかったぜ」


俺達のサブとメインについて教えてもらった。

剣士はメインは剣、サブは盾、短剣、短刀で、スカウトのメインは短剣、弓でサブは爆弾らしい。


「じゃあ、上位職になる方法を簡単に説明するわ、といってもまだ先でしょうけどね」

「はい! よろしくお願いします!」

「よろしい」


りえるさんの話によると、職業は3つの段階があるらしい。

1つは初期の職業、下位職業、次は進化した職業、上位職業、もう1つは最上位職だ。

上位職は基本2つの職業に別れているらしい。


「では、上位職になる方法を教えるわ、なるには2つの物が必要よ」

「その2つは一体?」

「まずはレベル、大体は25レベルで上位職に上がることが出来るわ」

「もう1つは?」

「もう1つは実績よ、何々タイプの魔物を1,000体倒したとかね」

「まぁ、あくまでも例よ、他にも色々あるからね」


流石のりえるさんもその全てを把握しているわけではないそうだ。

ただ、最上位職はレベルよりもその実績が難しく、最上位職は少ないらしい。


「まぁ、上位職についてはこんな感じね、次はサブ職業についてよ」


サブ職業は、レベルが5になった時に選択できる物らしい。

種類は沢山あり、リアルの職業とほぼ一緒だそうだ。

そして、サブ職業のそれをこの世界でも行うことが出来るらしい。

鍛冶屋なら武器の精錬、改良、料理人なら美味しい料理が作れる。


りえるさんのサブ職業、司令官はパーティーメンバーの状態をいつでも見れたり

どこからでも指示を飛ばせたりする、更にパーティーメンバーの能力も上げれるそうだ。

パーティーに1人しか効果は発動できないデメリットがあるが、1人いたら安定するらしい。


「サブ職業についてはこんな感じね」

「参考になります!」

「あ、後、私達のギルドには鍛冶屋がいないから、あなた達の誰かがなってくれないかしら?」

「何故です? 武器の精錬、改良はこの町の鍛冶屋さんに言えば良いんじゃ?」

「それだと上位の武器を精錬出来ないし、ダンジョンや塔内での武器の改良、補充が

 出来ないのよ、面倒なことにね」


そんな仕様があったのか、俺はその事を知らなかった。

それにしても鍛冶屋か・・・


「分かりました、俺が鍛冶屋します」

「そう?ありがたいわ」


俺はサブ職業を鍛冶屋にすることにした。

理由は特にないが、強いて言えば少し楽しそうだからだ。

実用性も高そうだしな。


「よし、それじゃあ、説明は」

「あ、お姉ちゃん、ギルドについて、話してあげて?」

「あぁ、レベルとかね、良いわよ」


ギルドのレベルが上がる条件は前に説明をされたときとほぼ同じだった。

ただ1つだけ追加があり、ギルドメンバーが取得した実績の総合ポイントでも上昇するそうだ。

実績とは、この世界がゲームの頃にあった機能で、このゲーム随一のやりこみ要素だそうだ。

実績を開くにはステータス画面から実績を押せば確認できるそうだ。

しかし、基本的に達成しても通知はない、ゲームの時はあったらしいが

今の世界ではそれは無いらしい。


「それじゃあ、ギルドのレベルが上がると得する事を話すわ」

「はい!」


ギルドのレベルが上がると得する事は、ギルドルームのグレードアップ。

ギルドの備え付けの施設の追加、そして、グレードアップ。

実績の解放、能力の上昇、等々色々な特典があるそうだ。


「それに、偉そうに出来るわよ?」

「それはそこまで魅力的じゃないですね」

「あと、ゲーム内でモテたりもするらしいわ」

「ギルドのレベルを上げましょう! 本気で!」


さっきまでそこまで興味なさそうにしていた勇次が目の色を変えてやる気になった。

まぁ、こいつらしいな。


「ま、そうね、ギルドのレベルは上げるわ」

「それじゃあ! 勧誘に向かいます!」

「いや、駄目よ、しばらくは5人だけでやるつもりよ」

「何でですか!?」

「そうね、レベル1だと所属できる人数が5人なの、それに、数だけをそろえても

 連携とかがグダグダになるの、だから、しばらくはこの5人よ」


確かに下手に人数を増やしてもなじめない人もいるかもしれないし・・・

リエさんみたいに、そう考えると人数はあまり増やさない方が良いかもしれない。


「それに、少しの間この5人だけでやってみたいしね」

「はぁ」


このゲームのパーティーの最大人数は6人、今は5人だけだがレベルが上がれば増える。

その内もう1人くらい勧誘するかもな。


「さて、ギルドの説明に戻るわ」

「はい」


俺達個人のランクもあるが、ギルドにもランクがある。

ギルドのランクを上げるには、まずはレベル、そして、ギルド対抗バトルに勝つことだ。

その対戦結果で上位に上がれたりする、あくまで大きなポイントが入るだけだ。

その気になればギルド対抗バトルをしなくとも上位にはいけるが、一度もしないとなると

ギルドのレベルが上がらなくなるそうだ。

一定レベル以降はギルドバトルに何回勝利と言うのが必要だかららしい。


「これがギルドのランクよ、次はギルドに入ることのメリット」


ギルドに入ればギルド内のメンバーでパーティーを組める。

その為パーティー探しに時間を食うことはない。

次はギルドの共同倉庫、共同金庫だ、しっかりとルールを決めないとデメリットになる。

基本的にプレイヤーは個人で金を預けることは出来ない。

その為、ギルドに所属しないと倉庫や金庫を扱えない。

更に、個人倉庫はなく、ギルドに入らないとアイテムを預けれないそうだ。


「こんな所ね、ランクタワーはギルドに入ることを前提の難易度なのよね」

「そうなんですか」

「それと、家のギルドのルールは金庫、倉庫の物を引き出すときは相談して

 ただ、これだけで良いわ、ノルマも無い、ただし、仲間を見捨てたら駄目よ?

 まぁ、わかりきってることでしょうけど、それと、大きな目標はこの世界から

 脱出する事よ、まぁ、それはこの世界に飛ばされた殆どの人の最終目標でしょうけど」

「ですね」

「じゃあ、レベル上げに行きましょうか」

「はい!」


俺達はレベル上げを行うことになった。

まぁ、仲間に上級者がいると安心出来るし、問題ないか。

ルールも仲間を見捨てるなだしな、この世界、死んだら最後かもしれないしな。

さて、レベル上げ、頑張りますか!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 簡潔で読みやすいですね [気になる点] りえるとりみるは同一人物ですね [一言] 楽しみに読み進むつもりです
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