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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第3章、狂い始めたゲームの世界
26/201

初めてのタワーへの挑戦の終わり

ボーダーとの戦いに決着が着き、その戦利品として俺達は癒やしの妖精を仲間にした。

その妖精は1日に3回だけ、パーティー全体を全回復するという優れものだった。

一応俺達の言葉を理解できるようだが俺達はこの妖精の言葉を理解できない。

なんせぴぃ、しか鳴かないし、ボーダーによれば成長したら話せるようになるらしいが

どうやって成長させるかは分からない、まずはこの妖精を成長させる方法を探るか。


「ぴぃ、ぴぃ」

「やっぱり理解できないわね、なんて言ってるのかしら?」

「さぁ? てか、りえるさんはこの妖精知ってるんですか?」

「知らないわ、初めて見たし、前タワーを制圧したときは貰えなかった気がするのよね」


どうやらこの妖精はゲームだった頃には存在していなかったようだ。

だとすると、この世界が現実になってから初めて現われたって事になるな。

つまり、この妖精もこの世界に起こった異変の1つになるわけだ。

まぁ、設定が具現化したり、モンスターが話したりしているし、異変は至る所にあるがな。


「それにしても修介よ、俺は羨ましいぜ」

「は? 何がだ?」

「いや、そんな可愛らしい妖精に懐かれてよ」

「ん? 何でだ?」

「だってよ、その妖精完全に人間じゃ無いか、大きくなったら完全に人間だぜ?」


その妖精は確かに人間の様な容姿だった、緑色の髪の毛、緑色の袖がブカブカの服を着て。

緑色のふりふりしたちょっと長いスカートを履いている。

背中の羽が無くて、大きかったら確かに普通人間だろうな。


「まぁ、確かにそうだが」

「羨ましいぜ、俺もそんな小さい妖精を肩に乗せて戦ってみたいぜ

 そんで、その姿を見た女の子達が俺の周りに集まってその妖精を可愛いーと良いながら集まって

 それでこの子の名前は何ですか? ありませんよ、好きなように呼んであげてくださいとか言って

 それで・・・・・・・・・・・・」


何だかすごく長くなりそうだし、俺達は勇次を置いて先に進んだ。

どうやら自分の世界に入り込んでいて、俺達が先に進んでいるのに気が付いていないようだ。


「でも、実際あたしも少し羨ましいかも」

「何でだ?」

「だって、可愛いじゃん」

「わた、しも」

「私もです」

「私は別に良いわね、狙ってる間に妖精が目の前飛んだりしたら危ないし」


りえるさん以外は皆この妖精の事が羨ましいみたいだな。

まぁ、勇次の奴は煩悩丸出しだったが。


「お前ら! 俺置いていくなよ!」


噂をすればなんとやらだ、勇次の奴がこっちに来たな。

てか、今まで気が付かなかったのか、どんだけ煩悩の世界で泳いでたんだよ。


「ぴぃ、ぴぃ」

「それにしても、どうやったらこいつの言葉が分かるようになるんだ?」

「成長したら話せるようになるって言ってたわよね」

「でも、成長をさせる方法が分からないんですよね」


少し悩んだが、俺は試しに薬草を取り出し、癒やしの妖精に渡してみた。

するとそいつはすごい勢いで薬草を食した。


「この子は薬草を食べるんですね」

「よく分かったわね、なんでかしら?」

「堪ですかね、何か色合いも似てましたし」

「そう、まぁ、良いわ、この子の食料も分かったし、とりあえずさっさと戻りましょうか」

「はい」


俺達はさっさとギルドに戻った、そして、タワー内でかき集めた素材を扱い、装備を作ることにした。

タワー内で集めた素材で作れるのは何だったか、とりあえず設計図に書いてあるかもな。


クレイジ-・ランス、この槍には狂った戦士の魂が宿っている。

この装備を持つ物は瞬く間に狂い始め、ただひたすらに魔物を串刺しにするだろう。

効果、攻撃スピードが急激に上昇する。


クレイジー・セイバー、この剣には狂った戦士の魂が宿る。

この装備を持つ物はただひたすらに魔物を追い続け、確実に仕留める。

効果、攻撃スピードが上がり、スキルの再使用時間が短くなる。


クレイジー・アロウ、この弓には射殺された多数の生き物の怨念がこもっている。

この弓を持った物は動く物全てを撃ち抜くようになるだろう。

効果、攻撃スピードが急激に上昇する。


どれもすごい効果だが、説明文がヤバいのばかりだ、明らかに仲間も攻撃するようになるよな。

仕方ない、クレイジーシリーズは作れそうに無いな。

じゃあ、次は2階で戦った虫たちの武器を見てみるか。


クイーン・ランス、強力な痺れ針を使った強力な一品。

その槍で突けば、弱いモンスターは一撃で動けなくなるだろう。

効果、攻撃に強力な麻痺効果が付く。


クイーン・ソード、相手を突くことに特化した直剣。

その刃先には強烈な痺れ針を利用しいる、その刃で突けば、弱いモンスターは動けなくなるだろう。

効果、突き攻撃に強力な麻痺効果が突く。


かなり安定しているな、これは使えそうだ。

でも、一応別の物も確認してみるか。


作られし盾、世界で初のホムンクルスの素材を利用した盾。

この盾は世界で初めての再生する盾となるだろう。

効果、消耗が一切無く、かなりの防御力を誇る。


ホムンクルスの素材で出来る装備はこれだけだが、かなりの効果だな。

消耗が一切無いのはありがたい。

次はボーダーか。


ボーダー・ブレイド、ボーダーの触手の素材を利用した装備。

その武器は一振りすれば左右を分かつことが出来るであろう。

効果、驚異的な攻撃力と攻撃スピードを誇る。


ボーダー・ロット、ボーダーの茨の素材を利用した杖。

その杖は今までの杖の一線を越えるほどの魔力を誇る。

効果、驚異的な魔力を得る事が出来る、しかし、MPを少し奪う。


この2つしか無いが、効果はかなりの物だ、とりあえず俺は皆に相談することにした。


「皆はどんな武器が良いんだ?」

「銃火器は無いし、私は良いわ」

「俺もいいや、何かクレイジー・アロウは怖いしな」

「あたしはクイーンの槍で」

「私はボーダー・ロットでお願いします」

「わた、しも」

「分かった」


これで出そろったな、作るのはクイーン・ランスと作られし盾とボーダーロット2本と

ボーダーブレイドかな、少し時間は掛かるが、まぁ、今日中には出来るだろう。

しばらくして、ようやく全部の装備を作ることが出来た。

ステータスも一応確認してみるかな。


クイーン・ランス


HP +0

SP +0

攻撃 +500

防御 +300

魔力 +0

精神 +300


そこまで高くは無いが効果がすごいし、仕方ないな。


作られし盾


HP +500

SP +100

攻撃 +0

防御 +400

魔力 +100

精神 +300


まぁ、安定してるな、小型の盾の割にはかなりの防御プラスだし。


ボーダー・ロット


HP +0

MP -100

攻撃 +50

防御 +0

魔力 +700

精神 +300


MPが100も取られるのは痛いが、魔力を考えてみると安い方だろう。

まぁ、最高値でこれだし、補正が無い場合だとそこまでなんだよな。


ボーダー・ブレイド


HP +400

SP +300

攻撃 +700

防御 +200

魔力 +50

精神 +100


まさに攻撃特化だな、まぁ、驚異的な攻撃力を誇るだからな、これくらいはないと。

まぁ、これで装備は出来た、次からはどうするか、それはりえるさんに任せるか。


{現在のレベルとスキル}


{柳葉 修介}{レベル27}

{取得スキル、2重稲妻斬り、剣士の意地}


{西丘 勇次}{レベル27}

{取得スキル、ブレイクアロー、死神の一撃}


{芦田 明美}{レベル27}

{取得スキル、ファイアーバースト}

{リエ}{レベル34}{取得スキル、ヒーリングエリア}


{りえる}{レベル45}

{取得スキル、ボムショット}


{瑠璃川 愛}{レベル27}

{所得スキル、ビッグウォール、オールディフェンス}


{癒やしの妖精}{戦闘レベル0}{回復能力10}{知能レベル2}

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