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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第20章、上級タワー
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状況を打破する手段

・・・未だに有効打は見付からない・・・攻撃は出来ないし、あの吸血鬼も姿を現さない。

攻撃のチャンスが一瞬だというのがかなり厳しいし、逃げることしか出来ない。


「くぅ、威力が低くて、意識を奪える方法を考えないと!」


相手の意識を奪えるスタン攻撃なんて俺達のスキルにはない。

そもそもスタン攻撃自体、俺達の中ではりえるさんしか持っていない。

でも、スタンショットの威力は高すぎる、ミミさん、愛の前衛2人なら耐えられるかも知れないが

後衛の明美はまず確実に耐えられない、それに、ミミさんは今それなりにダメージが残ってる。

こんな状態でりえるさんの高火力のスタンショックを食らったら・・・耐えられ無いだろう。


「スタンショット、愛が食らった場合なら耐えられそうなんですけどね」

「そうよね・・・」

「細かい事を気にしないで! 頭を思いっきり殴れば良いよ!」


まぁ、うん、スタンショットを撃ち込むよりはそっちの方が良いんだけどな。


「それしかないかな・・・」

「と言う事で! 私が殴りに行っちゃうよ!」


梨々の奴はシルスから飛び降りて、こちらに走ってきているミミさんに殴りかかった。


「・・・」


しかし、ミミさんは梨々の攻撃を結構あっさりと回避した。


「えぇ!?」


更に、ミミさんの後方から走ってきていた愛が梨々に向って盾で攻撃を仕掛けてきた。


「あぅ!」

「梨々!」


梨々はその攻撃を回避することが出来ず、直撃して、近くの壁に叩き付けられた。


「{ファイアー}」

「げげぇ!」


流れるような連携だった、ミミさんは前進してきて、自分に注意を惹きつける。

そして、その後回避を行ない、後方で待機していた愛に攻撃をさせる。

愛は攻撃を直撃させ、明美が狙える場所に相手を吹き飛ばし。

明美は正確な一撃をその対象に攻撃を仕掛ける・・・これが、ホムンクルス以外だったら

ほぼ確実に直撃していただろう、だが、あいつは壁に叩き付けられた直後に動き、ファイアーを回避した。


「あ、危なぁ、当ってたら大変だったかも」

「梨々! 1人で突っ走るから!」

「修介! ミミが来てるよ!」


頭の上から癒子の声が聞え、俺は梨々から視線を戻し、ミミさんの方を見た。


「不味い!」


ヤバい! ミミさんがもう目の前まで迫ってる!

梨々の方に注意が行ってたせいで見落としてた!


「りえるさん! ミミさんが来てる!」

「な!」


りえるさん達の方も気が付いてない! このままじゃ、りえるさんがヤバいぞ!


「許して!{フォース}」

「・・・」


危うくりえるさんに攻撃が当りそうになった時、リエさんが後方から衝撃波を放ち

ミミさんが手に持っている武器を弾いた。


「私の出番!」


ミミさんの接近に気が付いた奈々が高く飛び上がり、ミミさんの後頭部を強打した。

この威力は強力で、ミミさんは地面に思いっきり倒れ込んだ。


「これは、絶対に痛いでしょうね」

「刃物で攻撃されるよりはマシ」

「まぁ、そうなのよね」


何とかミミさんも制圧することが出来た。


「う、うぅ・・・あ、頭が・・・割れるように痛い・・・」

「ミミ! よかったわ、死んでないのね!」

「死ぬほどの事じゃ・・・あ、体中が痛いかもね、これは死にそうだよ・・・」


頭を抱えながらもの凄く体調が悪そうに、ミミさんが起き上がりだしたが。

しかし、すぐにその後、後方にいた愛が接近してきて、ミミさんに狙いを定めた。


「愛!?」

「私に任せて!」


癒子が凄い速さで愛に接近していき、痺れる蹴りを愛に叩き込んだ。

そして、愛はその一撃で意識を失った。


「癒子!? お前、そんな隠し技を!?」

「い、1回で気絶するなんて思わなかった・・・」

「もしかして、痺れる攻撃なら一撃で意識を奪えるの!?」

「じょ、状況がよく分からないんだけど・・・」

「詳しい説明は後よ! 早くたちなさい!」

「わ、訳が分からないなら、従うしかないね」


ミミさんは頭を思いっきり押えながら、ゆっくりと立ち上がった。

それにしても、さっきから明美の攻撃が飛んできてないな。


「{サンダー}」

「うわぁ! し、痺れる!」


どうやら、明美は梨々を攻撃していて、こっちには気が付いていないようだ。

梨々の奴、ちゃんと明美の注意を惹きつけていてくれたんだな、ありがたい。


「よし、じゃあ、急いで明美の方に行って、意識を奪ってきます!」

「えぇ、分かったわ!」


俺は後ろに乗っていたリエさんに降りて貰い、シルスの最高速度で明美に接近していった。


「癒子ちゃんが明美ちゃんを攻撃すれば、全員ね!」

「あれ? 何か忘れてるような気が・・・」

「癒子! 射程内に入ったら攻撃してくれ!」

「うん!」


あと少し明美に接近できれば癒子の射程内に入る!

そうすれば、明美を助けることも出来るだろう!

これで、全員救出・・・あ、そう言えば美香がいたっけ、いや、美香は後だな。


「中々出来るではないか、だが、儂がその最後の救出、黙認すると思っておるのか?」

「修介君! 後ろ! 後ろから攻撃が来てるわ!」


後方から攻撃が! あぁ、また厄介な事をしやがる!

これ、避けたら明美に当るコースじゃないか!

俺には避けるという選択肢がない・・・避けたら明美に当る!

避けなければ俺に当る! 明美に当れば恐らく即アウト! 俺が当った場合は・・・まだ、可能性はある!


「くっそぉ! 仕方ない! 癒子! 頼むぞ!」


俺はあまり動かない盾を腕を無理矢理動かし、その攻撃を盾で受け止めた。

しかし、まぁ、こんな状態の腕で満足に防げるわけもなく、俺は相手の攻撃をほぼ軽減できない

まま、直撃した・・・これが、また、かなり痛い・・・


「修介君!」

「修介!」

「ふむふむ、分かりきっておったことじゃが、女子の為にその身を盾とするとはな」


吸血鬼の少女はそう言いながら、こちらの方に移動してきた。


「修介は私が守る!」


俺の方に接近してきた吸血鬼を真野が攻撃を仕掛け、足止めしてくれた。


「むぅ、中々ガードが固いの」

「今すぐ回復する!」


真野が吸血鬼を足止めしてくれている間に癒子が俺を回復してくれた。


「あ、ありがとうな」

「む? あの小さい護衛が光ったと思ったら、あやつの傷が治りおった」

「それじゃあ、明美を戻してくる!」


癒子は俺の傷を治すとすぐに明美の方に飛んでいき、明美に電撃の蹴りを入れた。

明美に少し強い電撃を受け、あっさりと倒れた。


「よし! これで後は美香だけだ!」

「あと1人か、しかし、奴は使い物にならぬな」


美香はまだダイアに乗っており、全く動けない状態だ。

・・・降りれば動けるのに、なんで乗ったままなんだか。


「仕方ない、あやつは解放しよう、無駄に力を割くのも愚策じゃしな」


吸血鬼は後方に下がりながら、指を鳴らした。

すると、さっきまでブンブン振り回されていた美香の動きが止まった。


「あ~う~、目が回るぅ~・・・」

「わうん!」

「う~わ~」


そして、思いっきり目を回しながら、ダイアから落下した。


「あいつ、大丈夫かよ・・・」

「それでは、これからが本番じゃ、お主らで儂を倒せるかのぅ?」

「仕留めてみせるわ! 絶対によ!」

「クク、お主らとは違い、儂はただ1人を下僕にすれば勝利じゃ」

「真野! 急いで修介君の近くに!」

「分かってる!」

「がう!」


真野とシルスが俺の近くまで素早く移動してきて、周囲を警戒する体勢を取った。

・・・相手の狙いは俺・・・だが、りえるさん達の方に攻撃を仕掛けてくる可能性は十分ある。

それに、すぐに姿を消すし、こう、予想できない相手ってのはかなり厄介だな・・・

単純な行動したしてこない強くて読みやすいモンスターよりも、不規則に予想できない攻撃をしてくる

相手の方が確実に強い、実際、今回は今までで1,2を争うくらいヤバいよな・・・

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