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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第19章、平穏の中の変化
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次のイレギュラーモンスター

自分たちの正体を知って、普通、こう言う場合はやる気が死ぬのが正しい反応なのか知らないが

俺達は別にそれでやる気の変化があったわけじゃないな。

そんなの、今更知ったからなんだってのって感じだな。

さて、とりあえず、あの後から少し時間が経過して、外に出たときだった。

少し前に出て行った奈々がギルド管理所に戻ってきた。


「奈々、戻ってきたか」

「はい・・・まぁ、分かってますよね、私が来た理由・・・」

「あぁ、見付けたんだろ? 新しいイレギュラーモンスター」

「そうです、見付けました・・・そいつは今、あなた達がタワーと言っている建物の中にいます」


タワーか、何か久々にその場に行くような気がするな・・・


「どこら辺にいるのかしら?」

「最上階だと思われます・・・当然、タワーには普通のモンスターも居るので、長期戦になると思います」

「・・・普通のタワー攻略と、そう考えて良いかしらね」

「問題は、どこら辺のタワーか・・・中級くらいなら、まだ」

「確か、ここら辺です」


奈々は地図を広げて、そのタワーがあると思われる場所を指差した。


「・・・上級タワー・・・クリア推奨レベルは確か50~70ね」


俺達のレベルは確か、俺は50、リエさんは51、りえるさんは55、ミミさんは52

勇次は45、明美も45、愛は47、亜那、遥人、花梨はまだ24だったっけ・・・

この中で、このタワーの推奨レベルの最低限に達しているのは4人だけか・・・


「・・・これは・・・厳しそうよね・・・いくら私達の装備が強いとは言え・・・」

「イレギュラーモンスターからは素材は取れないから、作れませんしね」

「全くよ、好き放題暴れてくれるくせに、戦利品は経験値だけだからね、まぁ、その経験値が凄いけど」

「確かにそうですよね、短期間で成長できますし」

「その代わり、強すぎるわよ、全く」


戦闘能力は異常に高く、チート級の能力を当たり前のように使ってくるからな。

恐ろしい毒霧とか、数が増えると化け物が更に化け物になったりとか、絶対的な防御とか

いくらでも仲間を増やしてきたりとか、擬態とか・・・本当に、良く俺達は戦って倒せたもんだ。


「で、今回はそんな化け物と弱った状況で戦わないと駄目って事よね・・・」

「頭が痛くなりますよ・・・本当に」

「まぁ、グダグダ言っててもしょうが無いわね、とりあえずメンバーを決めるわよ」


まぁ、そうだろうな、全員で行くことは出来ないし、ホムンクルスは例外だろうけど。


「まぁ、そうね、私、リエ、ミミは確定として・・・問題はあと3人よね」

「あれ? 俺は確定じゃないんですか?」

「レベル、能力共に高いから、普通なら確定にしたいのだけど・・・その、分かるでしょ?」


りえるさん・・・俺が1回でもくたばると終わりだから・・・


「・・・自分で言うのはなんですけど・・・俺が行かないと、勝つのは厳しいんじゃないですか?

 レベルでは推奨ギリギリでも、俺は粘り強いし、癒子のお陰で回復が出来る

 そして、攻撃能力も高く、防御の硬い相手でも完封できる」

「・・・えぇ、分かってる、分かってるわ・・・あなたが私達の中で1番強いのは・・・

 でも、1回よ・・・もしも1回だけでも失敗すれば、あなたは死ぬ可能性がある

 いや、死ぬ処じゃない、消滅よ・・・それでも、あなたは行くと?」


りえるさんが本気で俺の事を心配してくれているのは分かっている。

俺がどれだけ危険な事を言っているのかも分かっている。


「・・・それでも、行きますよ・・・死ななきゃ良いんですから」

「・・・そう、じゃあ、一緒に来て頂戴ね」

「はい!」


そして、ギルドに一旦戻り、俺達はその遠征部隊のメンバー分けが決まった。

前衛は俺、ミミさん、愛の3人、後衛はりえるさん、リエさん、明美の3人で

ホムンクルスの美香、真野、奈々、梨々は一緒に来てくれる事になった。

そして、勇次、遥人、亜那、花梨、亮、水尾は留守番だ。


「ちぇ、俺は留守番っすか」

「もしも、こっちで何かあったときに、強い誰かが残ってないと対処できないでしょ?」

「俺、それ程強くないんっすけど?」

「大丈夫よ、あなたは強いって、それに、亮と水尾もいるから、協力して亜那ちゃん達を守って頂戴」

「まぁ、そうッスね、じゃあ、ついでにこいつらに、軽く稽古もつけて置くっすよ」

「お願いね、それじゃあ、出発は3日後よ、その間に皆、準備しておいてね」

「はい」


俺達は、出発日を聞いた後、買い物をするためにギルドから出て、色々と回ることにした。

俺は癒子と2人で、色々と見て回る事にした。

回復薬とか、上薬草とか、色々と探しておかないとな。

そして、俺達が色んな場所を探していると、何処かで見た様な奴が来た。


「あ、あんたは、いつぞやの男の人じゃないっすか」

「んぁ? お、お前は、確かあの時の・・・」

「お、あたしの事、覚えてやしたか・・・まぁ、あんなに追っかけ回したし、そりゃあね」


あの時、俺と真野を追っかけ回してくれてた、あのシルバーバードの鳥女か。


「あぁ、良く覚えてるよ、鳥女」

「な、何か無駄に刺すような言い方っすね、それ」

「ウイングでずっと飛んでたんだ、そう言われるのも当然だろ?」

「まぁ、そうかも知れねぇッスけど、何か、鳥女だと、馬鹿にされてる感じが・・・

 せめて、鷹女とか、鷲女とかにしてくれ無いっすかね?」

「やっぱりお前は鳥女だろ、そっちのが言いやすい」

「ま、まぁ、呼び名はどうでも良いっすよ、うん」


女の子は少し半笑いで、諦めた感じの目をしながらそう言った。


「で、お前は何でここに居るんだ? 憎まれてるシルバーバードの幹部様がこんな場所に居たら

 色々と文句言われるんじゃねぇか?」

「そうッスね、あたしは、シルバーバード、止めたんでね、てか、シルバーバード解散したし」

「あぁ、解散したのか、そりゃまた大変なこって」

「解散する理由の肩簿を担いだ人が言うセリフっすか・・・まぁ、良いんすけど」

「でもよ、仮に止めたとしても、恨まれてるんじゃないか?」

「いやいや、そんなはず無いっすよ、あたしが攻撃したのはあんたら位ですんでね

 なんせ、あんたにやられて、すぐにあたしは戦闘をやめたんっすから」


ふーん、だから、あの時にこいつの被害を聞いてないのか。


「じゃあ、なんで止めたんだ?」

「あんたに負けて、何か、こう、スッキリしたって言うか、元々あんたと決着を付けたくて

 戦っただけなんっすよね、あたしは、で、その結果、負けたんで戦わなかったんすよ」


俺と決着を付けたかったから参加してたって、どんだけだよ。


「ま、そもそもあたしはあまり目立たないんで、バレやしやせんよ、あんたと違ってね」

「俺? そんなに目立つか?」

「頭の上の妖精、その子のせいですぐにバレるっすよ、妖精を頭に乗せてるのはあんた位ッスから」

「私は、1人しか居ないからね」


まぁ、そうだな、癒子が頭に乗ってるから、すぐに分かっちまうよな。

逃げ回ってたときも、癒子がバレて正体がバレてたしな。


「まぁ、そうだな・・・で、なんでお前は俺に話しかけてきたんだ? 仕返しじゃないんだろ?」

「当然っすね、もしも仕返しなら、とっくに攻撃してるっすよ、ただ単純に、あんたに興味があって

 話しかけただけっすよ」

「興味? なんだよ」

「シン先輩と戦ったんすよね、あの絶対防御の」

「シン? 絶対防御? なんだそれ」

「絶対防御は2つ名っすよ、まぁ、防御力が異常に高い人っすよ、あの人を倒せるのは

 マスターだけかと思ってましたが、あんたも倒したって聞いてね」

「あぁ、あの無駄に硬かった奴か、あぁ、倒したよ、それがどうした?」

「・・・あんたも、あたしらと同類っすね、何となくそんな気はしてたんっすけどね

 最初の奇襲、アースクエイクだけで、あの数を倒すのは不可能っすからね」


ふむ、まぁ、分かって当然だろうな、アースクエイクは威力が低い多段ヒット魔法だ。

防御力で軽減されるから、殆どダメージは見込めない、だから、普通は防御の低いモンスター程度にしか

使えない、特に、同じプレイヤー相手じゃあまるでダメージはないだろうしな。


「どんな能力かまでは分からないッスけど、相当だ」

「で、俺に興味があって、見かけたから話しかけたのか」

「えぇ、ついでに、協力とかもしてみようかなって考えたんでね」


協力か、確かにこいつの協力を得る事が出来れば、かなり助かるな。

MPが9999のカンストだし、魔法はほぼ撃ち放題だしな。


「まぁ、協力はありがたいが・・・俺達はハッキリ言って、結構危ない橋ばかり渡ってるぞ?」

「構わないッスよ、ってか、その方が燃えるたちでね」

「そうか、じゃあ、早速協力を頼むが、良いか?」

「えぇ、何でも言って見てくだせぇ」

「じゃあ、この街を少しの間見守っててくれ、俺達はこれから遠出するから」

「む、なんだか地味な仕事っすね・・・どうせなら、遠出にあたしも連れて行って欲しいんすけど?」

「あまりお前の能力は分からないからな、その内な」

「やっぱり、すぐには信用して貰えないッスか、なら、細かい事やって、信頼させて見せるっすよ」

「そうか、じゃあ、期待してるぞ」

「それじゃあ、また会いましょう・・・あ、そうだ、あんたの名前、聞いとくの忘れてた」

「あぁ、俺は修介だ」

「修介さんっすね、あたしは琴梨ことりっす、そんじゃ、修介さん、またあいやしょう」


そう言うと、琴梨はウイングで空を飛んで何処かに行った。

しかし、琴梨ね、名はていを表わすと言うが、まさにその通りだな。

小鳥の様に良く飛ぶ奴だ。

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