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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第19章、平穏の中の変化
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久々の長い休日

プレゼントを贈って、りえるさんはかなり喜んでくれたようで。

今日の食事の日に俺たちに笑顔で俺達にお礼を言ってくれた。

喜んでくれたようで、かなり嬉しいな、贈った甲斐があるってもんだ。

それから、3日ほど経過して、俺がギルドから出ると、ホムンクルスの子がギルド管理所で待っていた


「どうしたんだ?」

「あ、出てきましたか、いやね、報告をしようと思いまして」


報告? 何だろうか、もしかして、新しいイレギュラーモンスターか?


「新しいモンスターか?」

「いえ、そうじゃなくてですね、虫のモンスターを倒せたという報告ですよ」

「あぁ、そっちか、安心した、しかし、良く倒せたな」

「まぁ、時間は掛かりましたが、隅々まで捜索したので、確実ですよ」


あぁ、3日間も掛かったのは、隅々まで捜索したからなんだな。

確かにあのモンスターは至る所にいそうだし、隅々まで探して貰ったのはありがたい。


「ありがとうな、俺達の街を助けてくれて」

「い、いえ、イレギュラーモンスターの討伐は、私達の課題でもありましたし、そ、それじゃあ

 私は帰りますね」


その女の子はそう言うと少し早足でギルド管理所から出て行った。

何だってあんなに急いでんだ? もしかして、仲間が心配だからか?

それとも、探検家が沢山居るこの環境がどうにも嫌だったのか。

どっちにしても、大変そうだよな、ホムンクルスって。

とりあえず、一旦ギルドに戻って、この事を報告しておくか。

俺はすぐにギルドの方に戻った。


「あれ? どうしたの? 忘れ物?」

「いえ、報告に戻ったんですよ」

「報告? 何かあったの?」

「さっき、ホムンクルスがギルド管理所に居まして、虫のモンスターを殲滅したそうですよ」

「あぁ、そうなの、3日間も掛かったのね、やっぱり数が多かったのかしら」

「街の隅々まで捜索したらしいので、それが理由だと思います」

「なるほど、仕事に手を抜かないのね、ありがたいわ」

「そうですよね、それじゃあ、俺はもう一度出かけてきます」

「えぇ、行ってらっしゃい」


俺はもう一度ギルドから出て、街をのんびりと探索することにした。

まぁ、探索と言うよりは見張りだが、そんなに厄介ごとなんざ起きないだろうし

実質街の探索って事で良いだろう、しかし、何かこう言う長い休日は久々な気がするな。


「よし、回るか」


俺は街に出て、のんびりと色んな場所を歩き回ることにした。

何か知らんが、ギルド戦争が終わった後から、街の人々の活気が回復した気がするな。


「今度はあの店に行ってみましょう!」

「あぁ、そうだな、何が欲しいんだ? 言ってみ? 何でも買っちゃうよ」


それに、カップルも増えてるしな、ゲームの中だってのに、順応しすぎだろう。

それにしてもだ、ゲーム無いから出たがってる奴なんて、あまり居そう無いな。

・・・もう、このままこの世界に順応した方が、プレイヤー達は良いのかも知れないな。

もしも、この世界の最強を打倒したら、帰される、そうなったら、俺達は恨まれるのか?


「・・・・・・」


不味いな、少しだけだが、心に迷いが出てきた気がする。

このままだと目的を果たせない可能性もあるし・・・


「そこの人、聞いてます? ねぇ、返事してよ」


いや、きっと皆、心の底では元の世界に戻りたいと感じているはずだ。

元の世界には家族も友達も居るだろうし・・・だから、きっと・・・


「無視なの? 無視しちゃう? 無視は酷いよ!」


俺が考え事をしていると、何かに思いっきり肩を叩かれた。


「おわ! な、何だ・・・」

「や、やっと気付いてくれたんだね」


俺の肩を叩いたのは、俺と同い年くらいの女の子で、大きな黒い帽子をかぶっていて

ピンク色の髪の毛、紺色の目、服装は真っ黒い魔女っぽい服装で、胸が結構ある。


「俺に用か?」

「まぁね、あ、自己紹介しないと、私の名前はウェルザ・ストリック、召喚士やってます!」

「召喚士? 何じゃそりゃ?」

「異世界の住民を呼び出す魔法使いと言ったらわかりやすいかな?」


異世界の住民を・・・呼び出すだと。


「呼び出す・・・だと?」

「その表情、多分分かってると思うけど、あなた達をこの世界に呼んだのは・・・この私」


なに・・・この女の子が、俺達をこの世界に呼んだのか・・・


「な・・・何のために俺達を呼んだんだ!」

「この世界のパワーバランスを崩してる男を倒して欲しいからね、私達じゃまるで勝ち目が無いし」

「この世界の最強の男だろ? 何でそいつを倒さないと駄目なんだ?」

「ここだと目立つし、目立たないところに行こうよ」

「何でだ? 聞かれたら不味いのか?」

「行動する気のない人達に聞かれると、面倒だからね、それじゃあ、君のギルドだ、そこに行こう」


ウェルザはそう言って、杖を出し、それを掲げると、俺達はよく分からない光に包まれた。

そして、その光が消えると、そこはホーリーアップルのギルド内だった。


「な、何だ!? 何が起こった!?」

「・・・ず、随分と訳の分からない帰宅の仕方ね、修介君・・・」

「俺も、訳が分かってませんよ・・・何でここに・・・」

「ほら、私って召喚士だからさ、これ位は出来ちゃうんだよ」

「えっと、そちらのもの凄く魔法使いっぽい服装の子は?」

「召喚士のウェルザ・ストリック、あなた達をこの世界に召喚した召喚士だよ」

「な、何ですって! 目的は何よ!」

「まぁまぁ、すぐ話すよ、そう言えば、ここのギルドの人はあなたと彼の2人だけ?」

「いや、もっと居るけど、今はあいにく街の見張りに出ていてね、このギルドにいるのは

 私と私の妹位よ」

「ふむふむ、じゃあ、呼んじゃえ!」


ウェルザはそう言うと杖を振りかざすと、ギルドの色んな場所が光り出し、そこから勇次達が出てきた。


「な、何だぁ!?」

「あ、あれ? あれ? 街の見張りをしてたのに!」

「ん? なんだい、折角人が気持ちよく寝てたのに」

「え? え? あれ? え!?」

「何か分からないけど、飛ばされた!」

「訳が分からないよ!」

「お、落ち着いて、2人とも、まずは落ち着いてお茶を飲もう!」

「・・・あれ? 部屋で寝てたのに、どうなってるの?」

「何か知らないけどスゲー!」

「光に包まれたら、ここに帰ってこれるんだ」

「訳が分からないぞ・・・どういうことだよ・・・」

「ダイアちゃんも移動したよ! 凄いなぁ・・・」

「キャウン!」


何か、同時に話しているから、凄く混沌としているが

全員基本的に驚いているのは分かった。


「いやぁ、やっぱりこれだけ同時だと少ししんどい物だねぇ」

「とにかく、あなたの目的とか、色々と聞かせなさい!!」

「え? え? 何あの女の子・・・」

「まぁ、これからお話しするよ、あなた達を呼んだ理由、そして、その中から、あなた達に接触した理由

 どうせ、全部話さないと駄目だろうしね」

「・・・とりあえず、座りなさい、立った状態だと話しにくいし、聞きにくいわ、あなた達も座ってね」

「俺達、状況が掴めてないんスけど・・・」

「まぁ、話を聞いてたら、状況が分かるんじゃ無いか?」

「それもそうですね、座りますか」


俺達は全員席に座った、まさか、無駄に広くなったホームの席がこんなにも速く役にたつとはな。


「ほら、全員座ったわよ、説明しなさい」

「うん、分かってるよ、あなた達がなんでここに呼ばれたか、細かい説明をすよ」


ウェルザはそう言うと、軽く咳払いをして、話を始めた。


「これから話すのは、嘘偽りの無いお話し、この世界に訪れた危機のお話しだよ」


さっきまでヘラヘラしていた彼女だが、話をするというと気になると、一変して真剣な表情になった。

嘘偽りの無い、この世界に訪れた危機か、モンスターに意思が生まれた理由とか、分かるかもな。

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