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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第19章、平穏の中の変化
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少しだけのショッピング

俺たちは統治機構の事は4人に任せて、一旦休む事にした。

俺たちにはイレギュラーモンスターを倒す仕事があるし

その上、このゲームの最強のプレイヤーも倒さないと駄目だからな。

全く、課題が多くて嫌になる、とりあえず、休めるときには休まないとな。


「それじゃあ、今日はもう休むことにしましょう」

「そうですね、結構疲れましたし」

「そうよね、じゃあ、さっさと帰りましょうか」


俺たちが2人でギルドに戻る事にした。


「・・・・・・」

「りえるさん?」


帰っていると、りえるさんがある店の前で立ち止まって、何かを見ている。

俺は疑問に思い、りえるさんが見ている物を見てみた。

りえるさんが見ていた物は、可愛らしい兎のぬいぐるみだった。

何だか、キャラじゃ無いような気がしたが、そう言えば、りえるさんって、兎の耳が付いてるんだよな。


「りえるさん、兎のぬいぐるみ、欲しいんですか?」

「ち、違うわよ! そ、そんなわけないでしょう!? ちょ、ちょっと可愛いなって思っただけよ・・・」

「りえる、顔赤いよ!」

「うるさいわね・・・少し熱があるだけよ、多分」


必死に隠しているが、隠せていないんだよな・・・そう言えば、前にリエさんが

りえるさんは可愛い物が好きって言っていたような気がする。

でも、りえるさんの部屋にはそう言うぬいぐるみは置いていなかった。


「・・・りえるさん、大丈夫ですよ」

「な、何がよ・・・」

「りえるさんが可愛らしいぬいぐるみを買っていても、何の違和感もありませんよ」

「私はギルドマスターよ、そんなぬいぐるみなんて持ってたら威厳も何も無いわ」

「大丈夫ですって、威厳はいりませんよ、そんなもんが無くても、俺たちは付いていきますから」

「・・・な、何よ・・・今まで私がしてきたことを全部否定しちゃって・・・・・・分かったわ

 1個だけ、1個だけなら・・・じゃあ、修介君、買って頂戴」


俺はその言葉で少しだけ驚いてしまった。

だって、りえるさんはちゃんとお金を持ってきているって言うのに、なんで俺が?


「あ、あの、なんで俺が?」

「私が買ったんじゃあ、何か自分を否定した気になるけど、あなたが買ってくれたんなら

 ギルドのメンバーがくれたからって感じで妥協できるじゃ無いの」

「はぁ、そういうことですか、分かりました、俺が買って、りえるさんにプレゼントしますよ」

「うん、お願いね」


俺はりえるさんが欲しがっていたぬいぐるみを購入し、りえるさんにプレゼントした。


「ありがとう、今日から、これは飾っておくわ」

「えぇ、そうしてください、まぁ、俺からのプレゼントなんで、りえるさんが欲しがっていた物とは

 少しだけ違うかも知れませんけどね」

「な、何よ、その気になる言い方」

「まぁ、自分で探してください、その方が、面白いでしょ?」

「何よ! 答えなさい! 気になるじゃ無い!」

「大丈夫ですよ、すぐ見付かりますって」


足なんだよな、あの兎のぬいぐるみの足の裏に、ホーリーアップルのメンバーからって刺繍をして貰った。

まぁ、俺の独断なんだが、多分、俺以外の誰かがプレゼントで贈ったとしても、同じ事をするだろうしな。

それに、皆もこの事にはきっと賛成してくれるだろうしな。

さて、りえるさんはいつ頃気が付くかな、ま、すぐに気が付くだろうけどな。


「くぅ、何よ、少しニヤニヤしちゃって」

「まぁ、すぐ気づきますよ」

「ギルドに戻ったら、速攻で見付けてやるわ」


俺達はその買い物の後、すぐにギルドに戻った。


「あ、りえるさん、修介さん、お帰りなさい」

「えぇ、戻ったわ」

「あ、りえるさん! 可愛い兎のぬいぐるみですね!」

「こ、これは、プレゼント! プレゼントよ! 私が買ったんじゃ無いの!」


りえるさんは、顔を真っ赤にしながらそう言うとすぐに自分の部屋に戻っていった。

恥ずかしかったんだろうな。


「すごい勢いですね」

「うん、多分恥ずかしかったんだよ、今まで隠していたし」

「リエさんが暴露してたような気がするんですけど?」

「気のせいだと思うな」


確実に言った気がするけどな。


「所で、あのぬいぐるみは修介が贈ったの?」

「はい、まぁ、皆の代表として、ですけどね」

「おぉ、流石は修介先輩!」

「やっぱり、皆も渡す計画とか建ててたのか?」

「うん、私は贈ろうと思ってた、修介が贈ってくれて、助かった」

「えっと、実は私も・・・贈ろうかなって、でも、時間が無くって」

「あはは、うちもだね、可愛い物好きに悪い奴は居ないのさ!」

「くぅ、俺も何か贈り物をって思ってたが、ぬいぐるみって発想は無かったぜ」

「私達も贈ろうかなって、でも、3人のお金を合わせても買えなかったんだ」

「あたしも、りえるさんにはお世話になってるから、何を贈るか考えてたんだ」


やっぱり、全員同じ様な気持ちだったわけだ、なら、やっぱりあんな風に刺繍して貰って正解だったな。


「・・・ふふ、何よ、足の裏って、もの凄く簡単な場所じゃ無い・・・にしても

 ホーリーアップルメンバー全員より、りえるさん、いつもありがとうございます・・・何てね

 面白いことをするわね、修介君・・・全く、お礼を言うのは、私の方だって言うのに

 ・・・あ、鏡の中の私、なんで笑ってるのかしらね」

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