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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第18章、特殊なモンスター達
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救出

疑心暗鬼、それを誘発してくるウザったいモンスターか。

何か、こいつらが今回のモンスター騒動のボスなのかも知れないと思うくらいだ。

だけど、あいつらは虫だ、そんな知能があるとも思えないが・・・いや、擬態出来るんだし可能性はあるか。

まぁ、考えても仕方ない、とにかく遥人達を探さないとな。


「おい! 誰かいるか!」


俺はとにかく大きな声で探し回ることにした。

こんな状況で大声って言っても、あまり意味は無さそうだけど。

でも、視覚だけじゃ、とてもじゃないけど探しきれないんだよな。


「・・・がう」「ふむ、中々見つからない物だな」

「だな、何か目星を付ける方法があれば良いんだが・・・」

「がうぁ」「そうだな、匂いで何となく分かるには分かるが、擬態かどうかは分からぬな」

「匂いで分かるのか!? じゃあ、やってくれよ!」

「がぅ」「分かった、だが、曖昧な情報しか分からないぞ」

「それでも情報が無いよりはマシだ、頼む」

「がう」「承知した」


まさかシルスは匂いで周りを探れるとは・・・なら、最初からやって欲しいんだけどな・・・

まぁ、指示をしてなかったし、仕方ない、とりあえず、これで探すのは簡単になるはずだ。

あとは、その場所を探して、真野の目で確認して判断という感じで良いだろう。


「がう」「あの建物だ、あの崩れかけてる建物から匂いを感じた」

「た、建物か・・・何か、嫌な記憶が・・・」

「あはは、私もだよ・・・引っ付かれないかなぁ・・・」

「がう」「それで? どうする? 近寄るか?」

「あぁ、頼む」


シルスは俺の指示を聞いてくれて、その建物に向って移動した。

しかし、かなり崩れかけた建物だな、ボロボロじゃ無いか。

こんな所に誰かいるのか?


「誰かいるのかな?」

「そうは見えないが、シルスが言うんだ、そうなんじゃ無いか?」

「がう、がぁ」「何かがいるのは確かだ、周りには人は居なかったからな」

「確かにな、じゃあ、この建物の中しかあり得ないって事か」

「がう」「そうだ」

「じゃあ、警戒して探すとするかな」

「そうだね」


俺達は武器を構えて、崩れかけた建物の中に入っていった。

シルスは入れないから、外で待って貰っておくか。


「大声で叫んだ方が良いかな?」

「・・・あぁ、そうだな、その方がわかりやすい」

「よし、誰かいませんか!? いたら返事して!?」

「助けに来たぞ!」


俺達は叫びながら、その建物の色んな場所を探し始めた。

しかし、さっきっから呼びかけているのに、返事は無い。

本当にいるのか? でも、シルスはここにいると言っていたしな。


「おい! 誰かいるか!?」


俺が大きな声で叫びながら、扉を開けようとすると、扉がいきなりすごい勢いで開いた。


「おわ!」

「この! 仕留める!」

「な!」


俺はいきなり飛びだしてきた男の子の攻撃を急いで防いだ。


「お、お前は!」

「な、ま、マジかよ!」


その飛び出てきた男の子は亮だった、亮はかなりボロボロな姿だ。


「しゅ、修介! な、む、虫じゃ無いな・・・」

「虫じゃない、てか、え? 何でお前がここに!? 美香達は?」

「あ、あぁ、俺達は別々でいたから、俺は遥人と一緒に居たんだ」

「じゃあ、遥人は何処だ?」

「怪我をして、今はこの部屋で休んでる・・・」

「な、なに? 凄く大きな音が・・・って、亮じゃん!}

「ま、真野もここにいるのか!?」


丁度タイミング良く真野が3階から降りてきたな。


「とにかくだ、遥人の怪我はどんな感じなんだ?」

「あぁ、こっちに来てくれ」


俺は亮に遥人が倒れている場所に連れて行って貰った。


「ここだ、結構ボロボロで、回復にも時間が掛かるし」

「あぁ、こりゃぁ、結構な怪我だな」


遥人は背中から思いっきり斬られたような跡がある。

そして、まだ血も出ている、酷い傷だな。

でも、そこは前衛職だ、まだ息はある。


「俺じゃあ、どうしようも無いんだ・・・」

「そうだろうな・・・よし、癒子、回復できそうか?」

「うん、任せて!」


癒子は遥人の方に乗っかり、力を溜めた。

そして、遥人の傷は、すごい勢いで回復、かなり深い傷が、ほんの数秒で完治だ。


「回復できたよ!」

「あぁ、やっぱり速いな」

「うぅ・・・」


回復はした、しかし、遥人は起き上がる気配が無い。

傷が深いせいで、完治しても意識を失っているという所か。


「起き上がらないな・・・」

「気を失ってるな、あんなに深い傷だ、当然だろう」

「うん、精神の回復は私はまだ出来ないから」

「とにかくだ、さっさと運ばないとな」

「そうだな」


亮は遥人を抱きかかえて、俺達と一緒にこの建物から出ようとしたが

その時、もう限界だったのか、建物が崩れ始めた。


「うわぁ! や、ヤバいぞ!」

「さっさと出るぞ!」


俺達は必死にその建物から飛び出し、何とか巻込まれないですんだが・・・

あ、危なっかしい、あと少し俺達が来るのが遅かったら、こいつらは下敷きになってた可能性があるな。

そうなったら、亮は大丈夫だろうが、遥人はもう間に合わなかったかも知れない・・・間に合って良かった。


「ふぅ、な、何とか抜け出せたな・・・」

「あぁ、危うくぺちゃんこになるとこだった」

「がう」「ヤバいと思ったが、無事で良かったな」

「シルス、お前も来ていたのか?」

「がう」「私が居た方が動きやすいだろう? それよりも、急いで移動したい」

「でも、3人が限界なんだろ? 4人は難しいんじゃ無いか?」

「がう」「大人が3人だと厳しいだけだ、子ども3人に大人が1人なら問題は無い」


そうだな、俺以外は皆背が低いからな、これなら4人でも乗れるのか。


「がうぁ」「それじゃあ、速く乗れ、この場から離脱するぞ」

「あぁ、分かった」


そう言えば、何処で合流するのか何て聞いていなかったな・・・まぁ、最初の場所で良いか。

俺がそんな事を思いながら、シルスの背中に乗ろうとしたら、丁度りえるさんから通信が来た。


{皆に言い忘れていたけど、集合場所はギルド管理所ね、私達は美香と亜那ちゃんを見付けたから

 移動するわ、じゃあ、ギルド管理所で会いましょう」


無線はそこまでいうと、途切れた。

やっぱり司令官のサブ職業って便利だよな。


「じゃあ、シルス、ギルド管理所の方に行ってくれ」

「がう」ギルド管理所? 何処だ?」

「そうだな、チャチャとあった場所だ」

「がうぁ」「あぁ、あそこか、承知した、では、しっかりと掴まれ」


そして、俺達はギルド管理所の方に急いだ。

本当は生存者を探したいが、沢山を同時に運ぶのは困難だからな、仕方ないか。

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