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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第18章、特殊なモンスター達
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モンスターラッシュ

いくらモンスターが湧き出てこようと、相手の本体は3体程度だ。

本体を潰せば全部倒せる、状況は何も悪くは無い。


「シルス! 一気に突っ込め!」

「ぐがぁ!」「任せろ! 振り落とされるなよ!」


グレンの背中から飛び降りたシルスがすごい勢いでモンスターの本体に突っ込んでいった。

しかし、そいつもそれを黙ってみているわけでは無く、モンスター達を召喚してきた。


「一気に出してきたね」

「あぁ、でも、まとめて倒せば問題ない!{ファイアーストーム」」


俺はそのモンスター達を引き寄せるためにファイアーストームを展開した。

そして、召喚されたモンスター達はファイアーストームの方に引き寄せられ、道が開いた。


「このまま突っ込んで! 仕留めきる!」

「ぎぎゃぁ!」


だが、本体のモンスターは自分が召喚するモンスターを射出して攻撃してきた。

多分、最初の1体目が上空にモンスターを射出したのと同じ様な物だろう。


「がう!」「く!」


シルスは全速力で走っていたためか、その射出攻撃を想定できていなかったようだ。

それに、この速さだと回避は難しいだろう、この速さで横に飛んでも、バランスを崩す可能性がある。

背中に俺と真野の2人を乗せているんだからな。


「でりゃぁ!」


その状況下で少し予想外のことを癒子がした。

俺の頭の上から一気にそのモンスターに接近して、そいつを思いっきり蹴った。

そして、その一撃でそのモンスターの軌道が若干ズレて、シルスは少し体をズラして回避できた。


「癒子、ありがとうな」

「私も少しだけ強くなったから、これ位は出来る・・・足は痛いけど」


まぁ、あれだけの体格差がある相手の軌道を変えてしまうくらいに思いっきり蹴ったんだからな。

そりゃあ、足も痛くなるだろうな。

にしても、癒子、何だか少しだけたくましくなったな。


「ぐがぁ!」「一気に! 近寄るぞ!」

「よし!」


そして、シルスは更に加速して、接近した。

当然ながらモンスターの本体は迎撃行動を仕掛けてくる。


「今度は、私が!」


そう言うと、真野はシルスの背中を蹴って、俺の前に飛んできた。

そして、そのモンスター攻撃を蹴り飛ばし、倒してくれた。

それにしても、飛んできているモンスターを蹴っ飛ばし、後方に飛び退くってどんな技術だよ。


「やったぁ!」

「がう!」


絶好のチャンスだ! あいつと俺達の距離はもう殆ど無い。

それに、もうすでに俺の魔法の射程圏内!


「くたばれ!{ストーム}」


俺は素早くストームを放ち、魔物を生むモンスターを攻撃した。

ストームのせいで何をしているのかは良く分からないが、多分、魔物を使って止めようとしているだろう。

だが、俺のストームは貫通性の魔法、どんだけ頑張っても、止めることは出来ない!


「ぎぎゃぁぁ!」


そして、モンスターの大きな絶叫のような声が聞えて、ストームが消える。

そこにはあのモンスターの姿は無かった、どうやら、倒したようだ。


「うし! やったぞ!」

「いやぁ、痛かったよ、少し擦りむいちゃった」


あのモンスターが消えて、真野が戻ってきた、真野はかなり血まみれの姿だ。

服もボロボロだし、何か、血も結構出てるし。


「お、おい、随分と血まみれだな、もう、袖とかも完全に破れてるし」

「あの勢いの中で思いっきり転けちゃったからね、そりゃあ、こうなるよ」

「痛くないの? 回復する?」

「大丈夫、私は頑丈だから、この傷もすぐ治るって」


真野は血まみれの状態でヘラヘラしながら、そう簡単に言った。

これ、普通だったら相当痛いだろうが、ホムンクルスって痛覚無いのか?

それとも、ただ単純にこいつが鈍いのか、多分個体差とかあるんだろうな。

こいつと、あの指揮官っぽい男の子はあまり痛みを感じないのだろう。


「はぁ、ホムンクルスって、頑丈なんだな」

「うん、それはそうだよ、回復するし」


・・・確かにホムンクルスの回復速度ってのは凄いな。

何か、もうこいつの傷治り始めてるし。


「そうか、じゃあ、次急ぐか」

「うん!」

「がう」

「え? 私は乗っちゃ駄目なの!?」

「がぐぁ!」

「うぅ、じゃあ、分かったよ、少し血を拭くよ、何か無かあったっけ」

「あまりのんびり出来ないからな、俺のハンカチでさっさとふけ」

「ありがとう!」


真野は俺が渡したハンカチで、素早く自分の血を拭き取った。

まぁ、当然ながら俺のハンカチは真野の血で汚れた。

でも、真野は綺麗になって、シルスに乗ることも出来たし、犠牲としては軽いか。


「今度は何処に行くの?」

「あぁ、りえるさんの方だ、ミミさん達はもう倒してるし」


ミミさん達のチームはかなりあっさりとモンスターの本体を倒した。

なんせ、あっちには真央がいるからな、シャドウロードで接近して撃破だ。

真野が自分の体を拭いている間に仕留めていた。

やっぱり最上位職ってだけあって強いな、シャドウビースト。


「じゃあ、急いで援護に行こう!」

「がう」「任せろ」


俺達は急いでりえるさん達の援護に向った。


「俺達が最下位見たいっすね」

「まだ終わってないのよ、よそ見してないで攻撃!」

「分かってるッスよ、グレン! 突撃だぜ!」

「がらぁぁ!」


グレンが一気に周りのモンスターを蹴散らしながら進み始めた。

一気に勝負を仕掛ける気だな。


「行って!」

「キョーン!」


そして、ある程度接近すると、ファイアーバードが降下し始めた。

多分、これで決着が着いたな、あまり急ぐことも無かったか。


「これでトドメね」


大きな銃声が周囲に響き、グレンの周りにいたモンスター達が一斉に消滅した。

どうやら、りえるさんがトドメを刺したようだ。

多分、あのモンスターがファイアーバードを迎撃を始める一瞬の間に狙撃したのだろう。


「ふぅ、これで終わりね」

「何とかなりましたね」

「あぁ、あなた達・・・えっと、なんで真野の服はこんなにボロボロなのかしら? かなり赤くなってるし」

「思いっきり転けちゃって、服が破れて」

「あぁ、そう、だからその服、そんなに赤いのね」

「で、短い間に回復したんですよ」

「ホムンクルス、やっぱり怖いわね、良く私達2人で倒せた物よ」


本当にこの姿を見てみているとそう思うな。

ダメージを受けても短い間に回復してしまう上にあまり痛みを感じない。

良く倒せたな、ファイアーストームって、やっぱり火力ヤバいな。


「まぁ、そんな話は後にしましょう、急いで援護に向いましょうか」

「何処に行くんですか?」

「亜那ちゃん達が心配ね、急ぎましょう、確か東の方ね」

「了解っす、グレン、東だ、本部付近だぞ」

「がぐらぁ!」

「あぁ! ちょ! うちらも連れて行きなよ!」


グレンが出発しようとすると、ミミさんと愛が上ってきた。


「ふぅ、また置いて行かれるところだったよ」

「あたし達を忘れないで欲しいんだけど・・・」

「悪いわね、あまり時間が無いし・・・そうだ、あの第3遊撃部隊の人達は?」

「あの人達は西の方に向うらしいよ、マスターが心配なんだそうだ」

「そう、じゃあここで一旦別行動ね」

「そうなるね」

「それじゃあ、進みましょうか、勇次君、お願い」

「了解したっすよ! グレン! 今度こそ出発だ!」

「がぐらぁ!」


グレンは勇次の指示に従い、東の方に走り始めた。

本部付近だとすれば、結構安全なんだろうが、もしかしたら、何かあるかも知れないし。

とにかく急がないとな。

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