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面倒ごとは続く

さてと、今度はどう動くかな。


「次はどう動きます?」

「えっと・・・ど、どうしよう・・・」


真央が本来の姿に戻っているな、戦闘が終わったからか。

もしかしたら、この人を判断材料にすれば、戦闘が終わったかまだ続くか分かるかもな。

だとすれば、かなりありがたい、でも、この状態だと指揮も出来ないんだよな、この人。


「な、なんだい、さっきと随分と雰囲気が違うね」

「真央さんは戦闘時とそれ以外では性格が全く違うんですよ」

「そうなのか、不便な性格してるね、戦闘時はかなり頼りになるのに」

「はい、そうですよね、でも、ジャッチメントのメンバーなら問題ないみたいですよ?」


まぁ、今この場所にジャッチメントのメンバーはいないんだけどな。

シノは第3遊撃部隊のメンバーを移動させてから戻ってきてないし・・・

ん? 考えてみれば、なんで戻ってきてないんだ? あの子がそんな逃げ出すたまには思えないが。


「そう言えば、真央さん、シノって子は?」

「シノちゃん? あ、そ、そう言え、ば、帰ってきてない・・・」

「逃げだしたんじゃ無いのかい? あんなヤバい奴相手じゃね」

「いや、あの子は、逃げない・・・そんな子じゃ無いはず・・・」

「じゃあ、考えたくは無いけど、もしかしたら攻撃されてるのかも?」

「な!」


愛の言葉を聞いて、さっきまで沈んでいた真央は一気に目つきが変わった。

この目つきは、多分戦闘時の方だ・・・


「確かに可能性はあるな、さっさと探すぞ!」

「おぉ、またあの時の雰囲気だ、変わるね」

「小言は良い! さっさと行くぞ!」

「了解だよ」


そして、俺達は全員でシノの居場所を探すことにした。

多分、逃げた奴らはあまり遠くまで行ってはいないはずだ。


「シノ! 何処だぁ!」


俺達は大声でシノの名前を叫びながら探し回った。

しかし、返事は無い、一体どうしたんだ?

何処に行った!? 本当に何かあったのか!?

だとしたらさっさと探さないと不味い!


「くそ! どこにもいない!」

「返事も帰ってこないなんて・・・」

「諦めずに探すしか無い! とにかく探し回るぞ!」


俺達はその後も探し回った、すると、第3遊撃部隊のメンバーが倒れている!


「おい! しっかりしろ!」

「あ・・・あんたら・・・」

「どうした! 何があった!」

「大変・・・なんだ・・・どんだけ攻撃しても、倒れない、化け物が・・・」


どんなに攻撃しても倒れない化け物だと・・・嫌な予感がする。


「何処だ! そいつは何処に!?」


倒れていたメンバーは手を震わせながら、ある方向を指差した。

そこは隣の少し大きい建物だった。


「分かった! 行ってくる!」

「あ、おい!」


そして、その事を聞いた真央は一切の迷いも無く、その場所に移動した。


「俺達も急いで行きたいが、こいつの手当もしたい、そうだな、皆、先に行っててくれ」

「大丈夫なのかい?」

「大丈夫ですよ、ただ回復するだけです、俺もすぐ行きますから」

「あぁ、分かったよ」

「何かあったら大声で呼んでよ」

「先輩、あたしは少しここに残ってます、回復して欲しいですし」

「あぁ、分かった」


そして、俺と愛はその場に残り、俺は自分の道具の回復アイテムを2人に使った。

ただの薬草だが、俺の能力的には薬草の方が効果的なんだよな。

回復薬はそこまで運のステータス関係ないし。


「よし、こんなもんだ、これで大丈夫だろう」

「あ、あんなにボロボロだったのに・・・本当に薬草なのか?」

「あぁ、薬草だ、じゃあ、俺達は急ぐ、愛、行くぞ」

「うん、分かった」


俺達も急いでその建物の中に移動した、中はそこそこ広く、多少の派手に戦っても問題は無いな。


「皆何処だ!?」


俺は建物に入って、大きな声で皆を呼んでみたが、返事は無い。

一体、どうしたって言うんだよ・・・

俺がそんな事を思っていると、上の方から大きな戦闘音が聞えてきた。


「上か!?」

「そうみたいだね! 急ごう!」


そして、俺と愛はその戦闘音が聞えた場所に急いで移動した。

そこで見た光景は、なんとも異質な物で。

全員が1人の男に攻撃を仕掛けているのに、男は一切避けようとせずに、その攻撃を受けていた。

そして、その攻撃を受けたというのに、一切ダメージは無いようにケロッとしていた。


「ふん、やはり数が多かろうと、俺の敵じゃ無いか」

「くぅ、な、なんなんだい、この男!?」

「全然聞いてない」

「まさか、私の攻撃も聞かないなんて・・・」

「それでは、お前らには吹き飛んで貰う!{焔斬り}」

「させないよ!」


危うく全員が男の攻撃の餌食になるところだったが、愛が全員を押しのけその攻撃を防いだ。


「なに? また新手か、だが、関係ない、何人増えても、俺は倒せん!」

「愛! と言う事は!」

「俺もいるぞ!{焔斬り}」

「無駄だぁ!」


男は俺の攻撃に対しても、回避する気配は無かった。

そして、俺の攻撃は当然ながら、その男に直撃した。


「な! なに! ぐはぁ!」

「無駄とか言ってダメージ食らってよ、かっこ悪いな」


その男は俺の攻撃を受けると、しっかりとダメージを負った。

だが、まだ仕留めきったわけじゃ無いようだな。


「ば、馬鹿な・・・クリティカルだと!? 俺は相手のクリティカルを防げるはずなのに・・・」

「じゃあ、俺の幸運の方がお前に勝ったんだ、それだけのことだな」

「ふん、偶然だ、所詮偶然にすぎない! もうこんな偶然は起きない! 

 一撃で俺を倒せなかった事を後悔しろ!」


男は再び俺の方に走り込んできた。


「どうだか{稲妻斬り}」

「無駄、ぐあぁ!」


男は俺の攻撃を回避する気配を見せずに直撃して、後方に吹き飛んだ。

やっぱり、俺の能力とこいつの能力は相性が良いみたいだな。


「凄い、あの男に対してあそこまでダメージを与えるとは・・・私でもダメージ与えれなかったのに」

「俺が、俺が最強なんだ! 俺が最強なんだ! お前は邪魔だぁ!」

「何度来ても同じ事だ!」

「うらぁ!{影走り}」


男は影走りを発動した、普通なら正しい選択だ、だが、同じ剣士の上位職に対しての

影走りはかなりの愚策だ。


「甘い{月写し}」

「な、し、しまったぁ!」


俺は月写しを使い、男の影走りを無効化した、普段は使わないから忘れがちだが

月写しは相手の影走りを無効化するスキルだ。

そんな事も忘れてしまうくらいにこの男は冷静さを欠いていたんだな。


「さて、トドメだ!{ホーリースタンプ}」

「ぐあぁぁ!」


そして、影走りを弾かれて無防備になった男に対して、俺はホーリースタンプを放った。

当然ながら、影走りで体勢が悪く、男はその攻撃を回避することは出来なかった。

そして、再び後ろに吹き飛ばされ、動かなくなった。


「ふぅ、これで良し」


こいつ、よく見てみるとヘビーフェンサーなんだな。

良くは覚えていないが、ヘビーフェンサーは一時的に防御と精神力を入れ替えるスキルがあったっけ。

通りで厄介な訳だ、1人で魔法も攻撃も防げるんだからな。


「凄い、あの男を、一体・・・どうやって・・・いや、今はそんな事はどうでも良い! シノ! 何処だ!」


そして、真央は急いでこの階の至る部屋を探し始めた。


「うわぁぁ!」


真央がある部屋を開けると、そこからシノが出てきて、真央に斬りかかってきた。


「危な!」


しかし、真央はその不意打ちを結構すんなり回避してしまった。


「うぅ・・・よ、避けられた・・・ここまで・・・かぁ・・・皆・・・逃げ、てぇ・・・」


そして、シノは攻撃を回避されると同時に、地面に倒れ込んだ。

きっと、あの男との戦闘でかなり消耗していたんだろう。


「シノ! しっかりして! シノ!」

「結構消耗して意識を失っただけだな」


俺はシノの容態を軽く確認して、シノが出てきた部屋の奥の方を見てみた。

そこでは、第3遊撃部隊のメンバーが全員弱っているようだった。


「それで、部屋の奥には第3遊撃部隊のメンバーか、かなりヤバかったみたいだな」

「シノは・・・最後まで仲間を守ったのか・・・良くやったな、シノ」

「手当をする、奥の方で伸びてる奴も全員だ、とりあえず1番ヤバそうなシノからだな」


そして、俺はシノと奥の方で伸びている第3遊撃部隊のメンバーの回復を始めた。

結構沢山いるから、かなりの薬草が無くなるな・・・癒子用に沢山買ってて良かった。

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