表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/201

鬼に金棒

鬼のモンスターが金棒を持つと、何というか様になってるよな。

まさに鬼って感じで、でも、実際に金棒なんて持たれると、俺達としては困る。

ただでさえ攻撃力の高い化け物の攻撃力が上がるわけだし。

こうなってくると、盾は殆ど意味をなさない、腕ごと持ってかれるのがオチだ。

現状、1番ヤバいのは愛、この中で1番回避能力が低い。

仕方ない、先輩としてこいつを全力で守っていかないとな。


「ぐあらぁ!」


鬼のモンスターが早速金棒で攻撃を仕掛けてきた、狙いは真央だな。

最後に結構なダメージを与えたんだし、当然だろう。


「甘いぞ!{シャドウロード}」


当然、真央はその攻撃をシャドウロードで回避した。

あの攻撃、影走りと同じで発動したら無敵なんだろうか・・・

あまり分からないが、きっと無敵なんだろう。


「ぐが!」

「がうらぁ!」


その後、その攻撃を空振り、無防備になった鬼のモンスターをシルスが切り裂いた。

ついでに、その背中に乗っていた真央も同じ様に追撃を仕掛けて、ダメージを与えた。


「行くよ!{クラッシュ}」

「ぐ!」


更にその一瞬の間に、ミミさんが金棒の方に接近して、上から攻撃を仕掛けた。

その威力によって、金棒はさっきよりも少しだけ深く地面に埋まった。


「これでいけるんじゃ無いか! 修介!」

「そうですね、まぁ、大丈夫でしょう!」


俺は金棒の上の方に乗っかり、腕を伝って鬼のモンスターの頭の方に走っていった。。


「がぁ!」


しかし、残った左腕で鬼のモンスターは俺を拘束しようと仕掛けてきた。

あんなのに掴まれちゃあお終いだよな。


「しゃあない{影走り}」


俺は影走りを使い、その腕をすり抜け、更に奥に進んでいった。

しかし、当然ながらすぐに追撃が来そうだな。

影走りはもう使った、もう一回が来たら、上に登れないかも知れない。


「こっち!{ウォール}」


その事が分かったのか、愛は鬼のモンスターに接近しヘイト技のウォールを発動した。

これで、こいつは少しの間、愛に釘付けになる、その間に俺が首なり何なり落とす!


「がぁ!」

「掛かってこい!」


当然、鬼は愛の方に向って攻撃を仕掛けていった。

だが、回避が出来ない愛があの鬼の攻撃をもろに食らえば・・・相当削られる。

攻撃特化の化け物と愛は相性が悪すぎる、どうする気だよ、あいつ!


「止めてみせる!」


愛は回避するつもりなど無いようで、その攻撃に対して盾を構えた。

あいつはこの鬼のモンスターの攻撃力を甘く見てるのか!?

いや、それは無い、あいつはあんなんでも馬鹿じゃ無い。

じゃあ、自分を犠牲にするつもりか!?


「愛! 無茶すんな!」

「先輩はそのまま走って! 決定打を与えるにはそれが1番! あたしは、大丈夫!」


愛・・・仕方ない、折角の決定打を与えるチャンス・・・逃すわけにはいかない・・・

俺はそのまま鬼の頭に向って走り込んでいった。


「がらぁ!」

「くぅ!」


愛が鬼のモンスターの攻撃を受け止めた、でも、どうやら大丈夫そうだ。

あいつ、あんなに防御能力高かったのか、心配して損したぜ。

さて、あと少しだ、あと少しで


「がらぁ」

「な!」


しかし、あと少しという所で鬼のモンスターは地面に埋まっていた金棒を引き抜いた。

このままだと愛の方に攻撃が・・・金棒の攻撃を愛が受け止められるとは到底思えない・・・

だから、今ここでこいつの腕を攻撃すればそれは防げる!


「させるかぁ!{稲妻斬り}」

「がぐぁ!」


俺は稲妻斬りで腕を攻撃した、しかし、それでも怯みはしない。

やっぱり、稲妻斬りだと火力不足か・・・

なら、カマイタチで攻撃するか? そんな暇は無い、そんな事をしたら

折角の攻撃のチャンスが逃げる・・・今から飛び込めば、首を狙えるってのに!

だが、愛の方が大切だ・・・た、多少長期戦になろうが、全員無事なら何とでも!

よし、決めた、愛を助けないとな、お互い助け合うって約束したし。

俺は攻撃を仕掛けるために、武器を構えた。

しかし、武器を構えた直後、何処からか声が聞えた。


「修介! あの子は私が何とかする! だから、あんたはそのまま首狙えやぁ!」

「真央! でも、出来るのかよ!?」

「信じてろ! お前は自分が出来る最大のことをやっておけ!」


真央・・・・・・そうだな、仲間を信じるのが1番だな。

そして、お互いが自分が出来る最大のことをやれば、何とでもなる!


「じゃあ、信じるぞ! 愛を頼む!」


俺は鬼のモンスターの腕を蹴り、一気に鬼のモンスターの首辺りに接近した。


「それで良い! じゃあ、私も出来ることをしよう!」

「があぁ!」


鬼のモンスターが一気に愛に向って腕を振り下ろした。

後ろは見えないが、肩の動きで何となく分かった。

頼むぞ、真央、愛を何とかしてくれよ、俺は俺で!


「させるかよ!{フェイタルスタン}」

「がらぁああぁ!」


よし、少しだけ狙いやすくなった! このまま、たたっ切る!


「くたばりやがれぇ!{焔斬り}」

「が・・・」


何とか鬼のモンスターの首を攻撃することが出来た。

しかし、切断は出来なかった、あんなに筋肉バリバリじゃあそうそう斬れないな。

後もう少し俺が強けりゃ、鬼のモンスターの首を落とすことは出来ただろうに。

でも、結構深くまで斬ることは出来た筈だ、これで、動けないだろう。

だが、念の為だ、もう1発お見舞いしてやるよ!


「追撃だ!{カマイタチ}」


俺は鬼のモンスターを斬った勢いで落下している最中にカマイタチで背中を攻撃した。

背中も広いし、攻撃を当てることは楽だ、でも、決定打になったかは分からないがな。


「やったぁ!」

「結構苦戦したね」

「ふぅ、危ない危ない」

「あ、ありがとう・・・助かった・・・」

「気にするな、私は私が出来ることをやっただけだ、あんたもよく頑張ったね」

「気にしないで、あたしはあたしが出来ることをやっただけだから」

「ふ、そうかい」

「痛!」


俺はカマイタチをした影響で、当て身を取れずに、背中から地面に激突した。

結構痛いな・・・でもまぁ、ダメージは無いし、感覚程度だろう。


「ぐぅ・・・ぐ・・・がらぁぁぁ!」

「うおわぁ!」

「離れないと!」

「がう!」


鬼は怒り狂ったように金棒を周りに適当に叩き付け始めた。

そして、俺の方に振り下ろして来やがった!


「がうあぁ!」

「な」


金棒が当ると思った直前に隣からシルスが走ってきて、俺の首根っこを軽く噛んで俺を引っ張った。

そのお陰で俺は金棒に当らないですんだ。


「あ、ありがとうな、シルス」

「がう」「死なれると困るからな」


少しだけ噛まれたところから血が出ているが、一瞬で加減が出来なかったんだろう。

でも、あまり深くは無いな、地味に痛い程度か、まぁ、金棒で潰されるよりはマシだな。

そして、鬼のモンスターはしばらく大暴れした後に、ピタッと動きを止め、倒れた。

最後の抵抗って奴だな、何かそう言うモンスター多いような気がするな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ