表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
113/201

後衛無しの総力戦

ミミさんも合流した、しかし、その影響で、相手は攻撃力上昇だな。

面倒極まりないが、やるしか無いんだろうな。

それに、あまり時間は掛けられない、時間を掛けすぎると、愛が持たない。

あいつは俺達とは違って、回避能力が高いわけじゃ無い、防ぐことしか出来ない以上

攻撃力が上昇した相手に時間を掛けてたら削りきられてしまう。

後衛のヒーラーとかが居ないと、これだけ厄介な事になるなんてな。

ダメージも低いし・・・これは、俺が何とか削ってかないと。

でも、その前に、ミミさんにHPを消費するスキルを使わないように言わないと。


「ミミさん、一応釘刺しときますけど、HP消費するスキルの使用は止めてくださいよ」

「はいはい、分かってるさ、回復が居ないんだ、不利になることはしない{クラッシュ}」


ミミさんはちゃんとMP消費の方のスキル、クラッシュで相手を殴ってくれた。

この様子なら、あまり心配することはないだろう。


「ぐがらぁ!」


俺にめがけて、外れた方の腕が飛んできた、本当に、何か気持ち悪から止めて欲しい。


「舐めんなよ!」


俺はその攻撃を回避し、攻撃を仕掛けようとしたが、止めた、少し、嫌な予感がしたからだ。


「がらぁ!」

「くぅ!{カマイタチ}」


嫌な予感は的中して、鬼のモンスターは本体の方の腕で攻撃を仕掛けてきた。

俺はその攻撃を急いで迎撃したが、止まらない!

やっぱ、カマイタチじゃあ、削りきれないか? ヤバい気がする。


「せーの!」

「がうあぁ!」

「お前ら!」


俺の方に飛んできた本体の攻撃を、横から走り込んできた真野とシルスが弾いてくれた。

あ、危ないな、あの援護が無かったら、確実に食らってたぞ!


「ありがとよ!」

「援護は、任せてよ!」

「がう」「死なれては困るからな」


真野、自分の言葉を話した後に、すぐにシルスの翻訳をした。

そして、真野はその翻訳の言葉を話すときに、何故かキリッとした表情をした。

もしかして、シルスの演技か? 何か、あいつのキリッとした表情は、何か似合わないな。

いや、今はそんな事どうでも良いか、さっさと間合い詰めて、追い打ち仕掛けないとな!


「しゃぁ!」

「遠隔で飛んでくる腕はあたしが止める! 先輩はドンドン行っちゃって!」

「ヤバくなったら、ちゃんと言えよ、愛」

「勿論、報告は大切だから」

「そうなったら、私が、回復する」

「ありがとう、でも、今は大丈夫だから! 先輩、行っちゃって!」

「分かった!」


俺は合いにそう言われて、一気に間合いを詰めることにした。

しかし、左の後は、右の拳が俺を捉えて、攻撃をしてくる。

これは、完全に警戒されてるな、俺。

まぁ、実際この中で1番ダメージ稼げるの俺だし、狙われるのは当然なんだよな。


「うちの相手も、して欲しいね!{ダウンショック}」

「がぐぁ!」


しかし、丁度近場に居たミミさんが、ダウンショックで腕を叩き付けた。

そして、その勢いに引っ張られて、鬼のモンスターはバランスを崩し、地面に膝を突いた。

確か、ダウンショックは引っ張る力が強いから、モンスターがダウンしやすいんだよな。

この状況下では、最高の攻撃だ。


「流石ミミさん」

「あまりこういう戦い方は好きじゃ無いんだけどね、仕方ないさ、ほら、追い打ち!」

「分かってますって!」


俺はそのまま一気に鬼のモンスターの間合いを詰めていった。

そして、ある程度接近した一瞬、黒い影が左足の方に接近しているのが見えた。

多分、あれは真央だ、影に隠れて、攻撃のチャンスを見計らってたんだな。

じゃあ、最初のダウンの時と同じ様に攻撃を仕掛けるかな。

俺は右足の方に接近することにした。


「行くぞ!」

「合わせますよ!」

「じゃあ、合わせな!{フェイタルスタン}」

「はい!{焔斬り}」


真央は鬼のモンスターに短刀をぶっさし、そのまま上に高く飛び上がった。

俺は、それに合わせるために、焔斬りを地面を少し切り裂き、モンスターを打ち上げるように切り裂いた。

そのせいで、少しだけ威力が弱くなった気がするけど、それでも、普通に足を斬るよりは痛いはずだ。


「がぐあぁぁあ!」

「相当痛いみたいだな! じゃあ、トドメだ、楽に死ね!{フラクチャー}」


鬼のモンスターの足を引き裂き、ながら高く飛び上がった真央が1回転して

上空で短刀を突き刺す体勢を取った。


「合わせる{稲妻斬り}」

「もう、節約は良いね{グランドアックス}」

「行っちゃえ! シルス!」

「がらぁ!」

「当れぇ!{ホーリースピア}」


そして、その攻撃に合わせ、全員が一斉に攻撃を仕掛けた。

ミミさんと愛は自分たちが押さえていた腕に対して。

そして、俺達は本体に向けて同時に攻撃を仕掛けた。


「が、がらぁあぁぁあぁ!!!」

「大人しく」

「「「「「くたばりやがれぇ-!!」」」」」

「ぐがらららっぁぁあぁ!!」


鬼のモンスターは最後に大きな叫び声を上げ、爆発するように消滅した。

何か、戦隊物の怪人みたいな最後だったな。

まぁ、怪人とか以上に、多分こっちのが厄介な気がするけど。


「っしゃぁ!」

「あぁ、疲れた」

「そうだね、本当にそろそろ危なかったよ」

「回復する? 回復できるよ?」

「いや、大丈夫、もう、戦いは終わったし、ゆっくりしてたら治るから」

「分かった・・・むぅ~、私、何もしてないや」


癒子は結構ふてくされてるな、声しか聞えないけど、それだけで判断できるほどにな。

でも、こいつが働かないでも良い方が俺達としては良いんだけどな、ダメージ受けてないって事だし。


「お前は居るだけで良いんだ、それだけで安心出来るからな」

「修介・・・分かったよ」


俺の言葉で、あいつは納得してくれたようだ、ま、本当の事を言っただけだけどな。

こいつが居るお陰で、もし大ダメージ食らっても、回復できるって安心して戦えるし。

こいつは絶対にここに居ると言うだけで周りを癒やしてる、流石は癒やしの妖精、癒子だ。


「なぁ、ずっと気になってたが、その妖精は何なんだ?」

「こいつは癒やしの妖精ですよ、いざという時には回復してくれる」

「本当か!? それは凄いな・・・そんな奴が居るなんて・・・」

「でも、1日3回だけですよ、それ以上は無理ですね」

「それでも凄いさ、いやぁ、私達も欲しいもんだ」

「駄目だよ、私は修介の物、修介や、ギルド? の、皆が回復して欲しい人だけ回復するの」

「くぅ、一切迷い無く言い切りやがった、この妖精、小っこい癖して意思がハッキリしてやがる」


癒子はああ言ってるが、何だかんだで、怪我した奴をすぐに回復したがるんだよな。

俺達がちゃんと見てやらないと、すぐに力を使い切っちまうだろうな、こいつは。

優しすぎるのも、時には足を引っ張るもんだな。


「・・・所で、戦闘以外だと口調が戻ると思ってましたが、変わりませんね」

「ん? あぁ、本当だ、どうしてだ?」


俺達がそんな事を思っていると、再び周囲の雰囲気が変わり始めた。


「あれ? これは、もしかしてもう一戦ある?」

「・・・癒子、その、回復してくれる? 流石にこんな短期間で回復は無理」

「分かった、回復する、やっと私の出番!」


癒子は愛に近寄って、回復をした、そして、愛が完全に回復した直後に

再び地面から腕が出てきて、地面から今度は馬鹿でかい金棒を持ってさっきの奴が出てきた。

あれだな、きっと鬼に金棒って奴だな・・・これ、さっき以上に強くなってるよな、絶対に。


「もう1回戦か、良いじゃないか! 面白い!」

「面白がってる場合ですか・・・状況、かなりヤバいですよ?」

「ま、結局やらなきゃならねえんだ、面白がってようが何だろうが戦えるんなら文句はねぇ!」

「あはは、シルス、もう1回だって、大丈夫?」

「がう、がぁ」

「大丈夫なんだ、それにしても、私の心配をしてくれるなんて、余裕だね」

「先輩、あたしはあなたを守る、だから、あなたもあたしを守ってよ」

「勿論だ、お互い前衛職だからな、さぁ、動けるなら一気に行くぞ!」

「分かった、やってやるよ!」

「ががらぁぁ!」


まさかのもう1回かさっき以上にヤバそうだよな、攻撃力とか。

それに、愛ではあの金棒を受け止めるのは厳しいかも知れない。

いや、愛だけじゃ無くて、全員か、恐らく、あの言葉はそう言う意味だろう。

じゃあ、あまり攻勢には出られない、でも、活路はあるはずだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ