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ゲームによく似た異世界で最高の幸運を使い最強を目指す  作者: オリオン
第16章、ギルド戦争
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情報共有

1番厳しい山を越えて、何とか安心することが出来た。

俺達は、約束を取り付け、今日は解散することになった。

しかし、その前に軽く作戦会議を行なう事になった。


「それで、シルバーバードの戦力、あんたらは多少は知ってるんだろ?」

「えぇ、一応敵戦力が書いてある、書類はあるわ」


そう言うと、りえるさんはポケットに入れていた紙を広げた。

ちゃんと情報が記入されている紙を持ってきていたのか。

流石はりえるさんだ、準備が良いな。


「これが戦力ね・・・ふーん、1000以上かやっぱ、正確な数は分からないんだな」

「えぇ、いくら何でもこれ以上正確な数字は不明、それと、これが危険人物の情報よ」


そして、今度は別の紙を取りだして、全員に見せた。

全員は、その紙を回しながら、確認している。


「何だ、かなり厄介そうな・・・」

「そうだね、魔法撃ち放題の魔法使いとか怖いっての」

「それに、異常な程頑丈な体を持つ奴か・・・」

「まぁ、それも不安だけど、もう一つ、この正体が分からない奴も何か怖いな」


全員の表情が少しだけ暗くなった。

そりゃそうだ、総戦力は段違いな上に、異常な程強いであろう人物が3人もいるんだから。


「これがシルバーバードの情報・・・どうかしら?」

「総戦力が段違いなのも厄介なのに、戦闘能力が高そうな奴が3人なんて・・・相当やばい橋だぞ」

「でも、渡るしかないんでしょ? じゃあ、何とかしようよ」

「1度乗りかかった船だ、俺はトコトンまでやるぜ」

「やっぱり、君は曲がらないな・・・はぁ、良いよ、僕も君をカバーする」


オーシャンズの方は、別にこれをみても、退く気は無いようだ、むしろ、若干笑ってるし。


「まぁ。私達も退かないよ、面白そうだし、少ない戦力でも逆転するのは面白いっしょ!」

「エリナ、やっぱり無茶な奴だなぁ、まぁ、だから付いてきたんだけどね!」

「それでこそ私の仲間よ! やってやるわ!」


ジャッチメントのメンバーは変わり者のようだな。

厳しい戦いだと分かっていても、楽しむとはな。

もしかしたら、ミミさんに似た感じのメンバーが集まってるのかもな。


「ッチ、お前らは馬鹿かよ・・・」

「私もそう思いますよ、でも、こんなに周りがやる気なのに、私達がへこたれるなんてどうでしょう?」

「あぁ、そうだな・・・仕方ねぇ、俺も、馬鹿になってみるか」

「その息です、それに、これだけの戦力だけで、戦う訳じゃありませんしね」

「あぁ、そうだな、決戦まで時間はある、それまでに、何とかして戦力をかき集めるとするか」


バーンソニックも、やる気が出てきたようだ。

よく、戦意が戻ったもんだ・・・しかし、周りが変わった人で、忘れていたが

多分、ああいう奴が普通なんだろう。


「以上が、シルバーバードの情報・・・どうだった?」

「相当やばい奴らが相手って言うのは分かった、でも、覚悟は出来てる」

「この戦力差を覆すってのは面白そうだよね」

「今更ながら、面倒な相手に喧嘩を売ることになったな、でも、まぁ、やるしか無いのは分かってらぁ」

「ありがとう、じゃあ、戦力をかき集めに行きましょうか」

「そうだな、まずはそこだな」


そして、情報共有が終わり、俺達は今度こそ解散することになった。

それと、1週間後に、再びここに集合すると言う事を約束した。

その時に、各々が協力を得たギルドを紹介することになった。

そこで、総戦力を再び確認しようと言う事だろうな。

で、集まった戦力で、どう動くかって言うのを会議するんだろうな。

そして、俺達は、とりあえずホーリーアップルの隠れ家に戻ることにした。


「あ、帰ってきた! どうでした!?」

「えぇ、まぁ、何とか協力は取り付けて来たわ、それで、1週間後にもう一度会議よ」

「そうですか、では、それまでに人数を集めるんですね」

「そうよ」

「じゃあ、何とか戦力をかき集めないと駄目だね」

「そうね、でも、私達はあまり動けないから、そこは民間ギルドの人達に任せてみましょう」

「そこは、仕方ありませんね」


俺達は目を付けられている状態だからな、下手に動くと見つかってしまう。

それもあって、有力な捜索は民間ギルドにお願いするしかないんだよな。

やっぱり、顔を見られたのは失敗したな。

とりあえず、もうしばらくの間、ここで休んでおくか。

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