真っ白な世界
掲載日:2026/02/07
雪が降る
その冬の真中の当たり前の出来事が何だか非日常のように感じているのはひとえに私が雪に慣れていないから。
東京都心に住んでいる世界の光景は極めて乱雑であり
心持ちどこかの空虚なるものを感じているんだ。
まぶたが段々重くなっていく
年齢を重ねれば重ねる程に思考回路の変化が見られるようだ。
もう長くないのかもしれない。
人の一生とはあまりにも淡白であり儚いものであり
まるで夢物語の中の断片なのではと思えた時に
私はいつしか忘れてしまった大切なものに気づいたように感じる。
時間の流れと雪の降雪と東京都心の微妙な位置関係が不思議な化学反応を起こしたようである。
この先は真っ白な世界が広がっているのだろう。




