第二話 偽の世界
084、ルル、ウォッチです。
色々雑、誤字、脱字、ミスあるかも。
今、ウォッチ、ルルと共に1AB2に居る084だ。今俺らは…
「皆さん。掛かりなさい!」
見つけた町の住民と戦闘になっていた。
1時間前…
「ここ…なんだか不気味だね」
チャッピーが開発してくれた転移鏡のおかげで手軽に来ることができた。
「森の中か」
「高い木が沢山あるのに色明るくない?」
「なんかおかしいよね」
「違和感が凄いがまずはこの森を抜けよう」
ガサガサ…
「何か来る…」
大体こういうのは小さい動物。しかしその後に何か起こると相場が決まっている。
「チュー」
リスか…
「かわいい~」
「お~」
シャーッ!
「どうやら囲まれたようだな」
気づかぬまま周りには無数のリスが。
「タイムストップ!」
ウォッチがリスの時を止めてくれたおかげで、特にリスによる被害は受けなかった。
その後はうっそうとした森に着き、高低差が大きくも何事もなくなんとか開けた所にたどり着いた。
「よ、ようやく…」
「それより空を見てみろ」
「え!?もう日没?」
「ここはかなり時間の進みが早いようだ。一旦ここでキャンプだ」
「ここをキャンプ地としよう!薪集めてくる~」
「私は何か使える物が無いか探すね」
「俺は食料と水を」
「はーい」
それぞれ別れた後俺は森沿いに歩いた。森の中よりかは探しやすいと思ったからだ。特に何も遭遇せず川を発見した。
「ここの魚を捕って…あっ」
サケ~…5匹すり抜けたぁ…
10分後…
「俺…魚取るの下手くそ過ぎる…」
現在、捕獲数0匹。
「…今だっ!」
スカッ
「ていっ!」
スカッスカッ
「う~…」
「あーいた。大丈夫…では無いな」
「あ…ウォッチ…」
「084の生気が無くなってる…」
「ルルは…?」
「テント作ってる。手伝う!タイムストップ!」
「便利だな。それ。」
「ていうかオリキャラの能力使えば良かったじゃん」
「ウォッチの能力って小さな玉飛ばして、当たったら短時間止めるだから早くて無理」
「なんやかんや不便だね」
ウォッチと共に魚と水を持ち帰った。
「遅かったね」
「俺明日まで立ち直れないわ…」
「084がね…まあ…」
「?」
次の日…
「二人とも遊んでないで行くぞ。時間が無いからな」
「遊んでないわ!命がけです!」
「フフフ…」
そうして歩いてすぐに町を見つけた。
「行ってみよう」
「ようこそようこそ。ネプにお越し頂いてありがとうございます。町長では無いですが案内役を任されています。イオと申します」
「ここで少し休憩しよう」
町で買ったパンを食べながらベンチに座っていると、周りの不適な笑みか気になった。
「気味悪…さっさとこの町から出よう」
「え~面倒くさい」
「でも早く行きたいかも。やな感じ」
「行くぞ」
そうして素早く町から出ようとしたときに、案内役のイオが止めに来た。何か裏がありそうだ。
「今晩パーティーなんですがもう行かれるのですか?」
「ゆっくりしている暇がないので」
「町を出ればすぐに日が暮れます。ここで一晩過ごした方がいいのでは?」
「そんなことしていたら間に合わない」
「…何を急がれているのですか?」
「084…」
ウォッチが察し次に放つ言葉を遮る。どちらにせよこの人たちは襲ってくる。
「ホロメスを討ち滅ぼすためです」
途端、イオの言葉に圧を感じた。
「ホロメス様を討ち滅ぼす?なんの冗談ですか?」
「…!」
後ろで待ち伏せしていた二人の町の人が飛びかかってきた。すぐさま旗を取り出し武器を使われないように遠くに弾き飛ばした。
「クソッ!武器が…」
「殴れ!」
俺は旗を素早く右へ向けた。運命の旗は文字通り運命を操る。彼らは一瞬で右側へ飛ばされていった。
「ふっ…殺さない選択を取るつもりですか…」
「皆さん。掛かりなさい!」
指示したと同時に井戸、家の中、地面から人がこちらに向かってきた。
「行くぞ。殲滅開始だ」
「やらなきゃいけないんだ…」
「ウォッチ!ボサッとしないで!」
「わ!?」
ウォッチが目の前に出てきた5人の時を止めた。俺が動く前にルルが先へ動き瞬く間に人を殺めていった。
「ブラボーです。もう私一人になってしまいましたね。人がバラバラになり苦しむ姿。見物でした」
「味方ではないのか?」
「はい。私は町を滅ぼそうとした悪魔です。滅ぼさない代わりに、来訪者を食らっても良いという条件で」
「タイムスト…うっ…」
「味方の一人は動けなくしました」
「ウォッチに何をした」
「彼の足に小さな穴を開けたのですよ。ほら血がドクドク出てます」
「ウォッチ…大丈夫?」
「無理かも…」
「ルル、そのままウォッチを抱えて先に行け」
「え?でも…」
「必ず勝てる。行け」
「うん…」
「まさか戦っても無いのに勝利宣言…舐められた物ですね」
イオは完全に怒っているようだ。
「悪魔を舐めすぎです。あなたは」
「そうか…作者の力。目に焼き付けておけ」
俺はロッドの能力を引き出した。これでロッドよりかは遙かに劣るが、魔法が使うことが出来る。
「ファイガ」
俺は火の上級魔法を放った。が相手が空を飛び上がり回避されてしまった。
「かなり強い魔法のようだが当たらなければなんていう事は無い。マナ切れを起こす前にに当てれるかな?」
「なら魔法ではないもの…」
次に俺はエグゼの能力を引き出し、それに伴い発生したスナイパーライフルでイオの羽を撃ち抜いた。
「ばかな…」
奴はもう飛ぶことは出来ない。俺は塩の能力を引き出した。
「この…!」
相手が攻撃を仕掛けてくるがそれを躱し続けた。
「なぜ!なぜ当たらない!こんなことがあってはならない!私が1番のはず!」
この塩の能力にはほかの能力にはない、旗を使った特殊なことが出来る。
「お前はゾーンに入っている」
「ゾーン?…は!?なんだ!?この四角形は!?」
立体の長方形の展開図のような形をしているが、これはよけながら地面に旗で書いていたもの。同時に奴はそこから出てきた空色に光るもので手足を拘束された。
「は、はなせ!」
「それは破壊不可能だ」
「な、何!?」
「運命に抗うな、フィニッシャー!」
そう叫んだと同時に空色の光が天まで伸びていった。そこにはもうイオという存在はなかった。
ちな084は本当なら本物と同じ能力が使えるけど運命の旗があるのでなし!そしてあの必殺技のようなものは本来無かったものです。