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特別になりたい!と思っていましたが……〜なってみたら思っていた程良いモノでも無かったです〜  作者: 久遠


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キャラ紹介

 


主水(もんど) 公人(きみひと)


 今作の主人公。

 平均的な日本人仕様の黒髪黒目。

 現在は細身で身長も170程度しか無いが、180超えのモリモリマッチョマンになる予定?


 異世界に召喚され、酷い目に遭った。

 が、その際に自身が抱えていた『魔力を内包していない』と言う欠陥(実際は『内包している魔力を表出させる事が出来ない』であった模様)を解消する事に成功し、かつ【個人が発現する力】である『能力』にも目覚める事が出来た為に、召喚者の事は恨んでいる訳では無いし、寧ろ若干ながらも感謝している。

 が、召喚された先での扱いは劣悪を極め、また周囲の人間も極一部を除いてクソカス外道の三拍子揃った連中しか居なかった為に非常に苦労する。


 得た力である錬金術を駆使し、どうにかこうにか帰還する手段を模索し、半ば人間を辞める事で何とか帰還を果たすものの、帰還と同時に時間遡行が発生し、肉体の年齢が召喚時にまで巻き戻される羽目になった。

 その為、周囲からは昨日まで普通だったのに唐突に膨大な魔力を発現させるに至った、と思われており、中には魔力欠乏が解消された反動で膨大な魔力を得られたのでは?と考察する者も存在する。


 本人曰く「錬金術に特化し過ぎて汎用的な術式は苦手」との事だが、魔力量でのゴリ押しで大体はどうにか出来る。

 なお、本人の戦闘スタイルとしては、本来ながら後衛となるハズだが、召喚された先にて何でも自分でやらなくてはならない状況に置かれていた為に、積極的に前に出て相手を叩き潰すスタイルに落ち着いた。

 ちなみに、本人の能力的にも技術的にも現代兵器を大量生産し、と言う事は可能だし、なんなら大量破壊兵器すらも原料のバッタモン程度であれば精製できている事から製作自体は可能。

 但し、前者に関しては任意で取り上げる、みたいな事は出来ないし、能力を解除しても製作物は消えない為に、量産して人間に、みたいな事は自身が向けられる事を恐れて行わず、後者に関しては魔族・人間双方に再現される事を厭って作る事は無かった模様。


 一応、ではあったが婚約者が2人居た。

 これは、アンタレス王国では割と当たり前の事であったが、その双方が他人と姦通していた上に、異性の幼馴染からも元の世界で虐げられていた為に、若干ながら女性不信気味。

 恐らく正規ルートとして攻略するのであれば、アニマルテラピーもかくや、と言わんばかりに従順でいて癒しを与え、かつ己の芯を以て接するか、もしくはデロデロに甘やかして尊厳を剥奪する勢いにて心の殻を取り除くか、最悪『うるせぇそんなモノ知るか!』で過去のトラウマを蹴り飛ばして強引にでもベッドインして朝チュンを迎えるか、位の手順が必須。


 つまり、暫く正規ヒロインは登場しないんじゃないかなぁ?(作者談)と言う事である。



 なお、彼が使うパイルの名称はとあるロボゲーのとあるシリーズに登場し、作者が散々使われた射突型ブレードの名称。



主水(もんど)=ルシルフェルニル・サルート】



 主人公の父親。

 最初の侵略者にして、最初の侵略組織の長。


 銀髪ロングの超絶イケメン。

 イメージとしては柔和なセフィ◯ス。


 元いた世界の資源が枯渇し、滅びを待つのみとなった為に自分達の技術で観測だけは出来ていた他の世界へと次元の壁を抉じ開けて侵略して来た、まごうことなき侵略者。

 が、それでいて後述のヒーロー達の原型となる技術をわざと侵略対象側にリークしたり、エネルギー源となる結晶体を故意的に現場に残していったり、と数々の利敵行為を行う。

 その理由は、単純に自身がこの侵略行為に反対であった事と、生存競争を行うのであればある程度フェアでなければならない、との考えから。

 前者に関しては、長の地位に収まっていたものの、他の幹部が結託して無理矢理に意見を通された為に、無秩序に行われるよりは、とコントロールする為に組織に残り続け、後者に関しても一方的に殴り続けられるだけではつまらないし意味も無いし、やる以上は相手方にも反撃の目を残しておかないと、と言うある種のフェアプレイ精神?から。


 最終的にヒーロー達に敗れ、組織は崩壊。

 本人もトドメを刺されそうになったが、その直前にヒーローの1人でありピンクのポジションに居た『主水(もんど) 桃花(とうか)』(後の妻)に横から掻っ攫われ、混乱の最中そのままベッドイン!からのギシアン朝チュンを迎える事となる。

 まぁ、助けられたし喰われた以上は…………と言う事で巨悪として討たれる事は諦め、様々な科学的・魔術的な技術を国に提供する代わりに生存を許される。

 尤も、組織の壊滅とほぼ同時に他の組織が襲撃を開始した為に、国の方に処す程の余裕も無ければ、使える駒を逃せるだけの余裕も無かった、と言う事情も無くは無かった模様。


 やれば何でも出来る完璧超人だが、何故か料理だけは壊滅的。

 目玉焼きすら炭にする錬炭術師。



主水(もんど) 桃花(とうか)



 主人公の母親。

 最初の戦隊ヒーローの一員。


 ピンク髪の美魔女。

 3人の子供が居るとはとても見えない若々しさ。


 基幹世界で普通の女子高生をやっていたが、唐突に侵略を受け、幼馴染達(後の戦隊メンバー)と共に避難していたら、偶然例の結晶体に触れる事になり、高い適性を持つ事が判明、完成したスーツを身に纏って戦いに参加する羽目になる。

 最初こそ、嫌々仕方無く、であったが、徐々に周囲の人々を助けないと!との正義感に目覚め、メンバー達からも支えられて戦いを続ける。

 そうして戦い続ける内に、何回か幹部級を倒した段階でサルートが前線に現れ、一度壊滅に近いダメージを受ける事になる。

 その際、司令部を含めた他全員がボスであるサルート打倒に燃える中、ただ一人サルートを確保し、自らのモノにする為の計画を開始する(?)。


 ソレを知ってか知らずか、他のメンバーからのアプローチが本格化する中、とうとう首魁であるサルートと決戦、見事打倒する事に成功する。

 サルートの首を掲げ、その場でプロポーズしようと企んでいたメンバー達が牽制する中、半ば奇襲する形でサルートを掻っ攫い(!?)用意していたセーフハウスへと連れ込み(!?)手籠めにしてその証拠写真をメンバーグループへと送り付け、メンバー達の脳を破壊した。


 一応、サルート本人の万能性も手伝ってはいるが、彼が未だに生かされているのは彼女が様々な手を回したお陰。

 その伝手もあって、現在はかつて自身が所属していた様に戦隊ヒーローの総司令を務めている。


 元々黒髪黒目であったのが徐々にピンク髪ピンク瞳に変化を始め、原因が適性の高さである、と判明した時には既に変化しきっていた。

 なお、家事は万能であり、サルートの稼ぎも合わせれば余裕でお手伝いさんを雇っておけるが、本人の趣味も合わさって出来るだけ家事は自らの手で行っているハイパーウーマンであったりもする。


 本人的な悩みとして、元メンバー達からのロミオメッセージが未だに届くのと、本人曰く『最近体型やら肌感やらに老化を感じる』と思っている。

 が、前者に関しては夫に伝えればその晩は激しくなる♡し、後者に関しては娘の目からしても『何処が?』となる為に、気にしているのは本人のみであったりする。



主水(もんど) 雷斧(らいふ)



 主人公の兄。

 元無能力者。

 現役の改造人間。


 金髪のワイルド系イケメン。

 イメージとしてはセ◯ィロスに◯ラウドを足して暗さを取った様な感じ?


 元々は主人公と同じく魔力無し能力無しであったが、彼の世代ではまだ『珍しいながらも居ない訳では無い』程度には報告のある事例であった為に、主人公ほど苛烈に排斥される事は無かった。

 が、それでも大多数と自らが違う、と言う疎外感は常に抱えており、いつか自分にも、との思いからその手のゲームや漫画に傾倒する形となる。


 そうして過ごしている内に、偶然未確認の侵略組織によって誘拐され、戦闘要員として侵略の手先に使う為に改造を施される。

 その際に、偶然脳まで洗脳改造を施されるよりも先に目覚め、事態を把握出来ないながらも暴れ周り施設を破壊。

 同時に、同じ様に囚われていた人々や、改造の経過観察中であった新型(と言う名目での新技術の実験台)達を救出して脱出まで果たして見せた。


 その後、身内や知人を誘拐・改造されていた、と判明した人々によって後に対侵略組織として認定される団体が発足し、ソコに所属する事に。

 また、数々の戦いを経験し、様々な戦場を渡り歩いた結果、自身の能力として『雷を操る』事が可能となっており、同世代では頭1つ抜けた戦果と戦闘能力を保持している。


 形式としては某バッタの改造人間と同形式であり、能力を行使する際には変身する必要がある。

 また、変身後のバックルと同化している鉞を使用すれば、自身の能力を単純に放出するだけでなく、得物に纏わせて相手を感電させたり、自身の身体に流して反射速度や身体能力を、純粋な魔力による強化に上乗せする形で施す事も可能。


 身長は180近くあるが、パッと見た限りだと細く見えるのでヤンキーじみた外見をしていても割りと絡まれるが、実は筋肉が鍛えても膨張しない体質な為にバキバキな細マッチョだったりする。

 彼女無し。



主水(もんど) 桜姫(さくら)



 主人公の妹。

 ピンク髪ピンク瞳。

 マスコットと契約している魔法少女。


 幼少の頃より内包する膨大な魔力量に目を付けられ、迫られた契約に頷いてしまったが為に魔法少女となる。

 最初こそ、昔のアニメの魔法少女(作中現在では諸々が割りと身近に在るのでシリーズは途絶えている)みたいだ!とはしゃいでいたが、徐々に出動を重ねる毎に『思ってたんとちゃう……』となり、現在では最早『仕事』として完全に割り切って活動している。


 が、ソレはソレとして、本人の技量や魔力が伸び悩み、ほぼ頭打ちに近い状態になってしまっている為に、最近では思い悩む事も増えていた。

 その為、無力で守られるしか出来ない兄である主人公の事を、隠す事無く本心から蔑んでいた。

 が、主人公が帰って来た日、半日にして圧倒的な『力』を手に入れていた主人公を目の当たりにする事となり、その『力』の出所と入手方法とを探り、自らのモノにするべく画策する。


 しかし、蓋を開いてみれば…………と言う訳で、再現性こそ可能性は有れども、やろうと思えばそれこそ同じ様に異世界へと召喚される(帰還出来る確約無し)位しか無い、なんて事態に少なくない絶望を覚える。

 だが、それでも諦め悪く足掻く事にした彼女は、成功例たる主人公から何かしらを吸収するべく手合わせを申し込む。

 結果、初回は半ば奇襲に近い形となったものの一撃で敗北し、次回こそそれなりに苦戦させる事に成功したものの、あくまでも手合わせの範疇では、との条文が付く形となっており、事実として大敗する事となる。


 当初の予定だと逆さ吊りから尻叩きで新しい扉を開いてしまって……との流れにする予定だったが、まぁ近親だし……で現在の形に落ち着く。

 なおスタイルはスレンダーでモデル体型だが、何処とは言わないがほぼ成長していない。壁。


 ちなみに、マスコットは契約者が異性との触れ合いを殊の外嫌悪しており、彼氏でも出来ようモノならば例え戦闘中であっても一方的に契約を解除して来る厄介な性質(性癖?)を持っている為に、当然独り身。



【ラスト】



 主人公の敵対者。

 魔王軍の大幹部。


 褐色肌に角を生やしたグラマラスでダイナマイトなボディーの持ち主。デカイ。

『肉体を変化させる』と言う能力を持ち、自らの身体に作用させて本来ならば持ち得ない器官(尻尾、生体装甲、逆接脚等々)を文字通り生やす事も出来れば、相手に直接触れる必要が在る、とは言え他人の身体も体格を弄る事に始まり、強制的な変異による即死トラップを仕込む事すらも可能となっている。


 また、能力の応用として自身の身体から『異性が欲情し脳が色欲で支配される』フェロモンを分泌する事が可能であり、主人公が頻繁に思考をピンク色に染めていたのはコレが原因。

 先の能力と合わさって、本人的には魔力の運用だとか、大規模な魔術式の構築なんかは苦手だ、とは言うが、ほぼ負け無しで来ていた。


 一部の例外(魔王、先代たる父親等々)を除いて敗北の黒星が付かずに来ていた為に、相手を痛め付けるサディスティックな悦楽を戦いの中で見い出していたが、主人公の手によって敗北。

 その上生命の危機にほぼ初めて直面させられた為に、本人も認識していなかった秘めたる性癖が爆発し、主人公に対しては発していたSっ気が反転してドMと化す。

 また、元々世界を超えてまで主人公を追い掛けて来た理由が『魔王を降した強いオスの胤で次世代を孕む為』と公言している為に、他の女性キャラとは異なり主人公を押し倒す事も、主人公に押し倒される事にも抵抗は無く寧ろバッチコイ!!なウェルカム状態。


 ある意味、ヒロインの座に最も近い存在、かもしれない。

 なお、父親たる先代の変態は普通に嫌い。

 なんなら、主人公が倒していなければどうにかして自分の手で始末していた。



【ラストの父親】



 先代七魔極の1人。

 ヤギ頭の変態。

 巨漢で筋肉モリモリマッチョマンかつ両刀使いのド変態。

 名称不明(!?)


 ラストの父親にして、先代の七魔極の1人。

 圧倒的な魔力量とフィジカルにてほぼ無敵を誇っていたが、本人の能力である『相手の性欲を操る』能力によって戦いに発展する迄にハッテンしてしまう事も多々あった為に、そもそも戦いになる事が少なかった。

 故に、主人公に対しても油断しており、先ずソッチ系の誘いを掛けてしまった為に急所を潰される羽目になる。


 その際、開けてはならない新たなる扉を開いてしまい、新たな平野にてエクスタシーに至る。

 が、その快楽を貪っている最中に、無の境地に至り性欲だとか精神だとかを置き去りにしていた主人公によって惨たらしく殺される事になった。


 外見と能力の通りに下半身旺盛であり、男女問わずに妻や夫(!?)が無数におり、その数だけ数多の子供が居る。

 が、その全てを認知しており、魔族なりのやり方で養育もしていた。下手なハーレム主人公よりもキチンと親をしていたと言えるかもしれない。

 なお、前述の通りにラストが彼に挑んでいた場合、タイミングや手段を選ばなければ十中八九勝利する事は出来ただろうが、選んでしまった場合彼女が『娘』から『妻』または『母』になっていた可能性も無きにしもあらず、である。



【シュヴァイン】


 アンタレス王国騎士団長。

 勇者一行にして救世の英雄(偽)。


 外見だけなら高身長で彫りの深い筋肉質のイケメンだが、本性は寝取り大好きなクズ。


 主人公を無理矢理召喚した連中の中で、サッサと使い潰してしまえ、と言う派閥の者。

 一応他にも、戦って貰うのだから厚遇するべき派閥や、ある程度異世界の情報を共用して貰うべきでは?派閥等もあったが、それらに対して時に裏工作を仕掛け、時に自ら武力を以て制圧し、彼を強制的に戦場へと駆り立てた。


 が、予想外に粘り、戦果を挙げ、結果的には大本の目的である『勇者として魔族と戦う者』を召喚・作成する事に成功してしまい、大々的に発表すると同時に報酬兼首輪として王女と聖女が婚約者として据えられた。

 その事実に、主人公が召喚されなかった場合、特に大禍無く過ごしていれば自然と婚約者になっていたのは自分だったハズなのに!と見当違いな怒りと恨みを抱え、主人公に対する復讐を誓う。


 その結果、同様に順当に行けば聖女と結ばれるはずだったのに!と鬱屈していた神父のパトリックを唆し、それぞれの相手へと密かにアプローチを掛け、最終的に通ずる関係となる。

 本人達は完璧に隠しており、主人公にも嫌々ながらも協力してやっている、と思っていたが、主人公には全てバレており、かつ協力の方も見当違いのモノばかりであった為に、主人公からは『寧ろ邪魔』『いない方が後ろを気にしなくて済むから楽』等思われていた。


 なので、魔王との戦いで主人公が死ななかったのは至極残念であったし、その直後に帰還した事はその場で踊り出す位には喜んでいた。

 また、アンタレス王国に帰還後は、これまで勇者のモノとして公表されていた手柄は全て己のモノである!と声高に宣言し、開かれた戦勝パーティーでは王女であるアリスに堂々とプロポーズした。

 が、それとほぼ同時に魔族による襲撃が発生し、酒が入っていた事もあって動きが鈍り、目の前で君主である王を討ち取られ、自らも生け捕りにされる。


 その後、噂を聞き付けて襲撃に加わり、実際に呆気なく制圧して見せたラストの手によって人体改造を施され、筋骨隆々な体躯から細くナヨナヨした男の娘に改造されると同時に、大勢から『オモチャ』にされて孕まされる(!?)。

 そして、見ていて愉快だから&見せた時の反応が気になる、との理由からラストの手によって主人公の前に再度引き出されるも、最期はご主人様となったラストの盾となる。

 が、本人的には、どうせアイツの事だから自分に反抗なんて生意気な事は出来ないだろう(笑)程度に考えて飛び出した為に、自ら犠牲になってでも!なんて覚悟は微塵も無く、寧ろこの後どんなご褒美が♡とすら考えていた。


 元はSよりだったが改造されてドMに堕ちている。



【パトリック】



 アンタレス王国国教会所属神父。

 階級的には大司教だとか枢機卿だとかが近い序列。

 聖女の後見にして、最も近しい立場にあった。


 本編には名前だけ登場。

 主人公から聖女を寝取った外道。


 主人公が現れなければ、順当に行けば聖女と結婚出来ていた、と考えていたがそこは不明。

 鬱屈としていた時にシュヴァインからの誘いを受け、聖女を手籠めにする。


 半ばノリノリであった王女とは異なり、それなりに難を示していた聖女に対して脅す様な事もしたが、次第に軟化して行く態度に主人公に対する愉悦を密かに楽しんでいた。

 王国崩壊時の動きは不明ながらも、日本政府との交渉事には席に着いていた為に、生存は確認されている。

 尤も、政府側に対して見下しまくった発言を繰り返した為に、交渉はご破産となっている。なお、本人は自身のせいでは無く、未開で無知な野蛮人共とは交渉にならなかった、と本気で思っている。


 ちなみに、第1話にて主人公を巻き込んでデバフをばら撒いていたのがコイツ。

 尤も、主人公にも魔王にも通じていなかった為に、ほぼ自尊心を満たす為だけの行為であった模様。



【アリス=アリシア・アンタレス】



 アンタレス王国第一王女。

 世間的には『数多の魔術を操る賢者』として通っていた。

 主人公の元婚約者の1人。


 主人公を中心とした勇者一行の魔法使いポジション、と見せ掛けて堂々と浮気をし、主人公の事を隠す事も無く見下していた。

 魔術の腕前と魔力量は悪く無かったが、そもそもあまり戦場に出て来ない(出る、と言う名目でシュヴァインとの浮気旅行等に行っていた)ので技量は低く、主人公からも当てにされていなかった。


 元々シュヴァインとは婚約者未満、みたいな関係であったのだが、主人公が召喚され、途中で倒れる事無く手柄を挙げてしまった為に、王位継承権も高く無かったので婚約者として宛てがわれる事になった。

 とは言え、最初から浮気に走っていた訳では流石に無く、主人公の方からもコミュニケーションを取ろうとしたり、見下していながらもソレはソレとして歩み寄ろうとしたりもしていた。


 が、その途中でシュヴァインからの誘いを受けてしまい、元々気を許していた相手であった事も重なり、言葉巧みに身体を開かされてしまう。

 そこからはズルズルと関係が続き、本編へと至る。


 尤も、戦勝パーティーに於いてシュヴァインの誇張が過ぎる手柄の見せびらかしや、自身に対して確認の1つもせずに婚約を宣言したり、と言った身勝手さが目立つ様になり、同時に最後は主人公からの嫌悪感を隠さなくなってはいたが、彼はそんな風に過大に誇張する事は無かったな、と思い返させられる場面が続く事になる。

 そして、前述の通りにアンタレス王国が強襲され、父である国王と王太子であった兄が討たれると、仲間達とどうにか逃げ落ち魔族からの追撃を躱す事に成功する。

 その際、どうにか異世界へと渡る方法が記された資料を持ち出す事には成功しており、何処か別の世界へと逃げ延びる事を提案される。


 ソレに対して、半ば反射的に主人公の元居た世界を!と選択。

 対外的には、無理矢理帰ったもののそれでも自分達が命令すれば聞くだろう、と言った理由を述べていたが、本心では主人公ならば無条件で助けてくれるだろう、と言った主人公の優しさに漬け込む舐め腐った理由と、一抹の罪悪感が混じったモノ。

 また、主人公に協力させればシュヴァインを取り戻す事も出来るだろう、との理由から行き先を決定した。


 とは言え、主人公から恨まれていたとは思っておらず、また愛していたシュヴァインも既に死んでいる、と知らされてショックを受けたが、謎のポジションシンキングを発揮して、これから挽回して隣に立つ、と何故か決めている。

 まぁ、作者的にはコイツをヒロインに昇格させるつもりは無いので、確実に無駄な足掻きになるのだが。


 緩やかにウェーブした深紅の長髪は美しく、顔立ちも華やかな美人だが、高慢な性格が目元や口の端に現れている為に、雰囲気がキツイ。

 また、遺伝なのかそれとも間違ったダイエットの結果なのか、腰は細いが胸も無い。絶壁。



【フレデリカ】



 アンタレス王国国教会所属聖女。

 世間的には『どんな傷でも死んでさえいなければ癒して見せる聖女』として通っていた。

 主人公の元婚約者の1人。


 パトリックは元々後見人として親しく交流していたが、フレデリカ本人は男女として見ておらず、父親か年の近い親戚、程度にしか思っていなかった。

 主人公に対しては、婚約者として指名された当初から、異世界から世界を救う為に来てくださった神々の使徒、的なモノとして認識していた為に、最初から好意的に接する。

 が、そう言った認識で居た為に、彼が泣きもすれば笑いもする人間である、と言う事を知ってしまった為に自らの認識と信仰に揺らぎが生じ、その隙をパトリックに突かれる形で関係を持つ事になってしまう。


 本人としては、あまり望んでいなかった事でもあった為に、主人公に起きた事を懺悔しようとした事もあった。

 が、その度に罪悪感に襲われて口を閉ざし、ソレを察知したパトリックによって抱かれ背徳感へと変わってしまう事に悦楽を感じる様になった。


 主人公が元の世界に戻ってから、同じ世界に行ける様にするか、もしくは主人公を再度召喚出来る様に、として研究を始める。

 とは言え、魔王を倒した英雄、としての名目で研究の後押しをした形となる為に、別段ゼロから初めた訳では無い。


 その後、アリスと同じ流れで主人公の元居た基幹世界へと移動する。

 自らの口車ならば主人公も乗せられる、と過信していた為に、今回派手に断られたのは正直ショックが大きい。

 なんだかんだ協力はしてくれる、と思っていただけに、何故断られたのだろうか?と自問自答する事になる。


 なお、本編にてアリスが拒否されて嬉しそうにしていた理由は、自分はまだ拒絶されてはいない為。

 銀髪のセミロングが美しい美少女だが、清貧を尊ぶ教訓持ちの宗教であった為か、やはり胸は無い。背中と区別が付かない。


 ちなみに、作者的にも、コイツをヒロイン入りさせる位なら妹をヒロイン化させる、と言われている。



裂崎(れつざき)



 主人公の幼馴染。

『爆裂』の能力持ち。

 学園のヒエラルキーのトップ(笑)。


 幼少の頃より能力に目覚め、周囲から天才だと囃し立てられる事に。

 ソレを切っ掛けに、それまでは非常に仲の良かった主人公を、魔力を持っていないから、と下に見る様になり、最終的には能力の制御の訓練、と称してどれくらい迄なら証拠を隠蔽した上で甚振れるのか、と実験を繰り返す事になる。


 故に、主人公からは非常に恨まれている。

 が、本人は幼少は互いに楽しく遊んでいただけ、としか記憶しておらず、それ以降の自分の態度も『好きな子には意地悪するモノ』、主人公に避けられていても『照れているだけ』だと思っており、何かにつけて主人公を攻撃する様になる。


 流石に中学・高校とステージが上がって来ると、昔の様に直接魔術の訓練、として突き合わされる事も減ったが、態度はより酷いものへと変化する。

 とは言え、それも裂崎視点からすれば、多少素直になれないだけ、コチラは構って上げている、と言ったモノになる為に、やはり質が悪い、と言える。


 自身の能力である『爆裂』は、視界内において自身の掌に握り込める、と認識したモノを直接爆破する能力であり、対象の硬度や強度は関係無く、破壊出来るかどうかは置いておくとしても、基本的には大体爆破する事が出来る。

 能力としては強力であり、故に本編にて主人公に反逆された際には絶対の自信を見せていたが、結果としては返り討ちにされて色々と漏らす事になる。


 当初の予定としては、逆さ吊りからの公衆尻叩きで目覚めてマゾイン入り、としていたのだが、何故か色々と漏らす結果になった為に、今のところヒロイン入りは無さそう。

 スタイルはメリハリが効いたモノとなっており、胸も尻も大きいが、ソレを上回る大質量の持ち主が登場している為に、最大サイズにはなれない。



次回、第二章開始(予定)

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