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ざっくり化学

酢酸が強烈だったので

作者: ばーでーん

ある日の化学の 授業でのできごと

前の席から   茶色い瓶が回ってきた

前に座ってる  気になってた()から

茶瓶が回され  たったのそれで惚れた ぼく


そんなわけで ぼくのこころは 上の空

先生の注意になんて 注意回らない


茶瓶のくちに   鼻ちかづけて

ぐっと吸い込んで みたならば

高濃度の酢酸が  三叉神経を刺激する

ゲホゲホ咳き込みやまない ぼく あの娘は大笑い



ある日の学校の  帰りのできこと

後の方から  紺の制服がやってきた

後から走った   気になってた娘が

紺色の娘が  ときめくように声かけた


そんなわけで ぼくのこころは 有頂天

周りの視線を気にして 視線見ないふり


微風にのって 鼻腔にとどいて

そっと香って きたかおり

フローラル?の香りが 好奇心を刺激する

香りの原理を語り出す ぼく あの娘は苦笑い


薬品は、専門家の指導のもと、扱いましょう。

内容物を吸引するときは、直接に鼻腔に吸い込まず、

容器のくちから揮発する気体を、手のひらで、

あおりながら、鼻へ、ゆっくりと導きましょう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 前に座っている子から茶瓶を渡されて恋に落ちた「ぼく」と「あの娘」のやりとりが、「酢酸」「香り」を通じて巧みに描かれていて、凄いです! [一言] 真面目な後書きが、なんだかとても面白かった…
[一言] 茶色 紺色 前 後 視線に注意し 神経は好奇 気になるあの娘は苦笑い 入れ替えられた言葉は他にもありましたが テンポよく並べられなかった… 構成を合わせて 言葉の配置を変えるだけでも …
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