表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
米澤唐吉調査事務所  作者: 早瀬 薫
105/126

第九話 4

 ある男が、再び元刑事のもとを訪れ、あれから何か進展はあったか?と訊ねていた。


「あの件に関しては、俺の認識が間違っていた。全く別の事件のことと勘違いしていた。米澤和吉殺害事件のことは、俺は何も覚えていない」

「は?」

「俺は何も覚えていないんだよ。帰ってくれ」

「約束が違う! あなたは良く覚えていると言ってたじゃないですか!」

「あんたとはな、もう関わりたくないんだ! 帰ってくれ!」

「なんでなんだ! 誰かが圧力をかけているのか?」

「知らないね。大体四十年も前の事件を今更蒸し返しても意味がないだろう?」


 元刑事は、掌を返したように、ある男を突っぱね、知らぬ存ぜぬを繰り返した。

 ある男は、「畜生!」と叫んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ